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月額79ドル(およそ8,000円)でSNS連携、国内はもちろん越境ECも簡単!世界最大規模のEC作成プラットフォーム【Shopify】

2018年11月14日

カナダ発の世界最大規模のECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」。世界中で利用されているこのECプラットフォームは、この1~2年、日本語対応が進んだこともあり、日本のEC市場でも急速に存在感を増しています。Shopify BDマネージャー 上崎理会子さんに、日本のEC事業者がShopifyを利用するメリットや、その相場観について、お話を伺いました。

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ECサイトを移行せずに成長できる!SNS連携も簡単

Shopifyは、個人事業者様から大企業様まで、規模を問わず共にビジネスを成長させていけるプラットフォームです。利用プランを変更すれば利用可能なアカウント数を増やせますし、容量・商品登録数は利用プランに関わらず無制限となっており、1分間に1万件以上の受注があっても耐久性のあるサーバーを用意しています。

バージョンチェンジもなく、これまでもこれからもずっとバージョン0です。一方で、使いやすさを向上させるため、気づかれないような細かなアップデートは、1時間15回程と頻繁に行っています。

Shopifyの強みは、国内・国外ともに簡単に販売が始められることです。豊富なデザインプレートや、FacebookやInstagramなどのSNS連携も、特長です。

日本のECには、海外に比べ、商品の購入にあたり信頼関係の構築が重視される文化があると感じています。そのため、商品情報や口コミなど、サイトの情報が非常に多いという特徴が見られます。

Shopifyのデザインプレートは、セクションの追加などカスタマイズが簡単なので、海外のシンプルなデザインを基本にしつつ、日本のお客様に合うサイトに調整できます。

また、アプリや連携サービスを活用することで、国内・国外どちらも必要な機能を簡単に追加できます。

アプリの種類はこの半年ほどで大きく増えました。連携サービスも強化しており、日本国内でも安心して使える「シッピーノ」「はぴロジ」「オープンロジ」などロジとの連携や、翻訳ツール「WOVN.io」との連携や、またキャリア決済にも対応を開始しました。

さらに、APIを公開しているのでバックエンドのシステムとも繋ぎやすく、大企業様にも活用いただいています。

弊社の一番の理想は、事業者様が「Shopify」という名前を忘れている状態です。プラットフォームの名前を覚えているのは、何か連絡が必要な問題がある状態と考えています。理想は、利用にあたって何も問題が起こらず、円滑にコンバージョンが上がり、売上もアップ、日々のオペレーションに影響なく、使いやすさが増していくという状態です。

現在、日本語対応についても急ピッチで進めている状況で、管理画面は日本語で使用可能ですが、すべての情報含め、近日中に日本語化される予定です。

グローバル展開、オフラインとの統合も簡単

Shopifyはグローバルに展開できるプラットフォームなので、日本国内はもちろんのこと、海外に商品を販売したいという方の利用も多くなっています。

日本の商品は、海外の人にとても人気です。日本のお客様の商品・サービスに対する期待値というのは非常に高く、それに応える商品・サービスというのは、海外の人にとって、非常に信頼できるものです。

また、弊社としては、世界的にEC化が進むなかで、オンラインとオフラインの隔たりを極力なくすことに重点を置いています。ShopifyにはPOSレジがあり、実店舗の顧客や売上、在庫などの情報をオンラインで同期できるようになっています。

Shopifyストアでは、追加料金なしでAR機能も使っていただけます。たとえば、家具を販売するのに、部屋に置いたらどう見えるか、家具の内側はどうなっているかなど、実店舗で体感するかのようにAR機能で体感できます。

オンラインとオフラインを繋げるという点で注目のアプリが、「frenzy(フレンジー)」です。このアプリは、お客様にアプリをダウンロードしていただいて、特定の場所に行くと、アプリ内で商品が購入できるというものです。

先日、表参道ヒルズで開催されたファッションブランド「A BATHING APE」の25周年イベントで、このfrenzyによる限定商品の販売が行われました。この日は台風の影響で大雨だったのですが、frenzyを使うことで、お客様は大雨のなか並ぶ必要なく、荷物を持って帰る必要もなくなります。一方で、表参道ヒルズに行かないと限定商品は買えないので、オフラインならではのイベント性も保たれます。

今、欧米のEC業界では、実店舗のオペレーションを削減して、その分オンラインにコストをかける施策がどんどん行われています。オンラインをベースにして、実店舗はポップアップという形が、主流になりつつあります。

日本ではアメリカで起こっている現象が5年後に起こると言われますが、技術が民主主義化すればするほど、タイムスパンは短くなります。今まで当たり前だった概念が、技術の民主主義化に伴い変わっていくというのは、避けようのない流れです。その流れに今乗るか、待ってから乗るかでは、売上も大きく変わります。

基本の利用料金は月額79ドル(およそ8,000円)

Shopifyには月額29ドル(およそ3,000円)/79ドル(およそ8,000円)/299ドル(およそ30,000円)の3つの利用プランがあります。月額29ドル(およそ3,000円)のプランは利用できるスタッフアカウントが2つだけなので、企業で利用される場合は月額79ドル(およそ8,000円)以上のプランの利用が多くなっています。

テンプレートは、有料のテンプレートの利用の方が多い印象です。変更やカスタマイズは簡単にできるので、最初は無料テンプレートを使い、ブランディング強化などのタイミングで、有料への変更やカスタマイズをするのも良いかと思います。

アプリについては、何らかのアプリを利用されている事業者様がほとんどです、だいたい10個以内のアプリを利用するケースが多いかと思います。ただ、アプリを利用せずに販売も可能です。

日本では、レビューアプリが多く利用されています。また、サブスクリプションやメルマガのアプリ利用も多い印象です。無料のお試し期間があるものがほとんどなので、洋服を試着するぐらいの感覚で、気軽にお試しいただけるのではないかと思います。

日本のEC市場は、アメリカ、中国に次いで世界で三番目に大きい市場ですが、日本の小売のEC化は24%にとどまっており、越境ECはその半分以下です。ということは、それだけ伸びる余地があるということでもあります。

Shopifyの利用プランには、公開しているもののさらに上のプランとして、月額2,000ドル(およそ20万円)のShopify Plusというエンタープライズ向けのEC構築ができるプランがあります。事業者様の中には、月額29ドル(およそ3,000円)のプランから始めて、このShopify Plusを利用するまでに成長された事業者様もいます。

Shopifyを利用すれば、登録した瞬間から、日本国内はもちろんのこと、海外での販売も可能です。日本のEC市場の可能性や、東京五輪も控えたこのチャンスの流れに、日本の事業者様にはぜひ乗っていただきたいです。

編集部のまとめ

Shopifyは、自社ECに関する、難しい、コストがかかるといったネガティブなイメージがなくなるプラットフォームと言えます。

容量無制限で個人事業から大企業までプラン変更だけで継続利用でき、アプリや連携サービスにより機能追加も簡単、オフラインにもつながる機能があるなど、従来の日本のEC市場の当たり前を変える存在であると感じます。

これまで言語の壁があったことで、日本市場での普及はゆっくりでしたが、この1~2年で日本語対応が進んだことで、今後、一気に広まる可能性を持っていると思います。

また、Shopifyを利用するだけで、国内はもちろんのこと、世界に開かれたショップになるので、グローバル展開も簡単です。

月額29ドル(およそ3,000円)から利用でき、人数のいる企業でも月額79ドル(およそ8,000円)でかなりの活用ができます。これまでECに踏み出せなかった事業者や、既存のECサイト機能では、やりたいことが実現しにくいと考えていた事業者など、ぜひShopifyを試してみてほしいです。

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