2020年最新版インスタグラムインサイト検証

2020年10月21日

こんにちは、ディレクターバンクの高野です。
インスタグラムの運用について先輩マーケターの皆さんが最近口を揃えていうのは「いいねより保存の取れる投稿がカギ!」とのことだったので、実際にいいねが多い投稿と保存が多い投稿のインサイト比べてみよう〜とちょっと個人のアカウントで実験してみました。
会社のアカウントではここまで実験できないと思いますので私が代わりに…笑
皆さんの参考になれれば嬉しいです。

インスタグラムのインサイトを確認してみよう!

インスタグラムのインサイトの見方をそもそもご存知でしょうか。ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントに変更済みでないと見られないのであらかじめビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントに変更しておいてくださいね!

インスタグラムでいいねが多い投稿と保存が多い投稿のインサイトを比べてみた

実際に8月中にインスタグラムに投稿した、いいねが多い投稿と保存数が多い投稿を検証してみました。まずは初動比較のスクリーンショットをご覧ください。

(1)保存数よりもいいねの方が多い投稿のインサイト

(2)いいねよりも保存数の方が多い投稿のインサイト

(1)(2)のインサイトの比較とまとめ

(1)と(2)を比較してみるといいねよりも保存数が多い方が多くのユーザーにリーチしているように見えます。私が普段投稿しているジャンルは子育てで投稿内容が広いので2つの投稿自体が同じ属性かといえば、比較対象として適切かは微妙なのですが24時間の差だけで比較してみると保存数が多い方が多くの方にリーチしやすいことがわかります。

24時間後以降のインスタグラムの2つの投稿のインサイト比較

比較していた投稿がその後どれくらいリーチが伸びていたかについても比較してみました。様々なSNSを運用してきましたが、TwitterやTikTokと比べると1つの投稿の息の長さ(おすすめに出続ける率)はインスタグラムが一番長いと感じています。数日後のインサイトもぜひみて欲しいと思いました。
※私の投稿の中で一番長いものだと、2019年の秋に投稿した投稿が現在2020年10月までいいねが増え続けているのでインスタグラムは本当に息の長いSNSだなと感じています。

(1)いいねよりも保存数が多かった投稿

(2)保存数よりもいいねが多かった投稿

(1)(2)のインスタ投稿の比較まとめ

2つの投稿を時間が経ってから比較してみると保存数よりもいいねが多かった投稿が最終的なリーチは多くなっていることがわかりました。
2つの投稿の大きな違いは、いいね数保存数だけでなく、コメント数の差でした。この結果から、いいねや保存だけではなく、コメント数がリーチには大きく影響していることがわかりました。
インスタグラムを運用するさいには、コメントしやすい、抜け感のある投稿ユーザーの関心を集めることによっていろんなユーザーの元へリーチを伸ばしていきやすいのではないでしょうか。
とはいえ、企業アカウントを運用していく中では、どこまでコメント対応すれば良いのか、批判があったさいにそのコメントにも返信した方がいいのかなど悩むポイントも多く、コメントのやりとりは難しい部分があると思います。そのため、コメントのやり取りはできないものと考えたときには、初動でリーチを獲得するという部分に目標を置いて、保存数を意識した投稿をしていくのがいいのかもしれませんね。

 

結局インスタグラムで企業アカウントを育てていくには何を意識すればいいの?

インスタグラムを運用するときに結局何を指標にしたらいいのかわからない!と思うことが多いと思いのではないでしょうか。運用担当者になった方の中には、なんとなく、チームの中で年齢が若いからとか、友達が多いからとかインスタに詳しいわけじゃないけれど担当者になってしまった方も少なくないと思います。
右も左もわからない中で、「何を目標にインスタグラムのアカウント運用をしていけばいいのだろうか?」と思ったさいに、私が感じるのは、いいねだろうが、保存だろうがきっかけはなんでも良いので、自分がターゲットとしているユーザーに情報を届けてフォローしてもらいコミュニティ化することがわかりやすい目標だと思います。
反対にいえば、いいねがどんなに取れてもリーチがどんなに大きくても、アカウント自体に情報が少なかったりインスタグラムのアカウントの先の動線(例えば、オウンドメディアやECサイトへの誘導など)が整っていなければ集めた関心もインスタグラム上で終わってしまいます。
フォロワーを増やした先に結局何がしたいのかを見据えて運用方針を考えたり、インスタグラムに詳しい専門家のような人の意見を取り入れて定期的な投稿で安定的な運用を行いアカウントを育てることが大切だなと感じます。
日々試行錯誤の中で安定した投稿を心がけるのは難しい部分がありますが、まずは2,3日に1回投稿することや投稿をパターン化して効果測定を行うことなどが、自分が関わるジャンルを研究することの第一歩になるのではないでしょうか。

 

インスタグラムインサイト公開のおまけ

上記までに紹介してきた私が使っているインスタグラムの投稿の中でコメント数は少ないけど、保存数が多くついた投稿があったので紹介します。

 

私が投稿している記事の多くはいいねよりも保存数が多いものが多くなることが多いのですが、保存数が多い投稿だけを見比べていると、保存数が多いものは24時間でついたいいねから数日後、2倍のいいね数にまで成長していることが多くありました。比例して、保存数も多くなっていく傾向にあるのですが、保存数がいいねよりも少ない投稿に比べると、保存数がいいねよりも多くついた投稿は、1週間〜10日前後保存数の多い投稿へコメントや、いいねがつく状況が続きました。
このことから、保存数が多い投稿はインスタグラム側でも「ためになる!良質な投稿」と判断され、その結果おすすめに上がりやすくたくさんのユーザーにみてもらいやすいのではないかと考えています。また、一つでもリーチが伸びている投稿があると、その次に投稿した投稿もリーチが伸びやすい傾向にありました。毎日投稿をしていると、どの投稿もつられて伸びてしまうことがあるので、伸びるきっかけになった投稿を見失ってしまうこともあることもあるかもしれませんが、運用時はどの投稿がユーザーに刺さったのか、ウケた投稿を自分なりに分析して、似たようなテイスト、ルールで次回以降の投稿を作っていくと成長させやすいのではないかと思います。

また、ディレクターバンクではインスタグラム投稿コンテンツの制作だけでなく、戦略策定や効果測定などの経験豊富なインスタグラムマーケティングディレクターが勢揃いしておりますので、インスタグラム運用の人手が足りない!アプリ使いこなせない!などのお悩みあればぜひこちら⬇︎からお問い合わせください!

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新米SNS担当 高野

高野

SNSマーケターの道を担当中の高野です。 自社オウンドメディア企画を経験後、企業のSNS担当者として勤務中。 先輩マーケターのアドバイスから試行錯誤しながら実践中です。