こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です
ランディングページ(LP)を制作することを検討している、または思うようにLPの効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。
- WordPressでLP制作するメリット、デメリットを知りたい
- WordPressでLP制作する方法を知りたい
- WordPressでLP制作する際のおすすめのテーマ、プラグインを知りたい
このような課題をお持ちの方に、この記事ではWordPressでLP制作する方法や、WordPressでLPを作成する際のおすすめテーマ、プラグインについて具体的にご紹介します。
LPで成果を上げるための構成や参考事例、制作会社の選定方法など、ランディングページの作り方についてはこちらの記事も併せてご覧ください。
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ランディングページ(LP)とは?LPの効果、作り方と制作会社の選定ポイント紹介
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WordPressの固定ページとランディングページ(LP)の違い
はじめに押さえるべき点は、WordPressの「固定ページ」と「ランディングページ(LP)」の違いです。
WordPressの「固定ページ」機能は、会社概要やお問い合わせページなど、Webサイトの構造を支える基本的なページを作成する機能で、情報の更新頻度は少なく、主にナビゲーション(訪問ユーザーをサイト内の必要な情報に誘導するためのメニュー)として利用されます。
一方、ランディングページ(LP)は特定の目的に特化したページで、訪問者に「資料請求」「問い合わせ」「購入」といった具体的なアクションを取ってもらうことをゴールとしています。
そのため、1ページの中でサービス説明からCTA(行動喚起)までを完結させる設計が一般的です。
両者の大きな違いは役割と目的にあり、固定ページが「企業サイトの基本情報を提供するもの」であるのに対し、LPは「コンバージョンを獲得するためのマーケティング施策」である点が特徴です。
ただし、ランディングページを作成する際にWordPressの「固定ページ」機能から作成することがあるため、混同しないよう注意が必要です。
WordPressでランディングページ(LP)を作成する方法
ランディングページをWordPressで作成する際は「LP作成に対応したテーマを利用する」「LP作成用のプラグインを利用する」の2つの選択肢があります。
さらにLP作成対応テーマの中にも
- LP作成専用テーマ
- LP作成補助機能がついたテーマ
の2種類があります。
WordPressのLP用テーマを利用する
「Colorful」などのLP作成専用テーマは、テーマを適用すると全てのページデザインがLP作成用のテーマになります。
LPを作成することを目的にWordPressを利用する場合は、機能が豊富なLP専用テーマを利用することがおすすめです。
ランディングページを含むWebサイトを制作したい場合はLP作成補助機能がついたテーマやプラグインの導入を検討することになります。
LP作成補助機能がついたテーマは企業や店舗のWebサイトを運用する中で、一時的にLPを作成したい場合などに便利なテーマです。
【LP専用テーマのメリット】
- デザインがLPに最適化される
- 表示速度やSEO対策の面でプラグインより優れている
- 複数のLPを作成する場合でも統一感のあるLPを作成できる
WordPressのLP用プラグインを利用する
LP作成用プラグインを導入するメリットは他のページのデザインはそのまま変えずにLPを作成できることです。
また、有料プラグインを購入したときに、一度購入するだけで複数サイトで利用できることがメリットになります。
日本企業が販売しているLP作成プラグインだけではなく、海外企業が作成している人気のプラグインも存在します。
LP作成機能を持つテーマにも導入することは可能ですが、テーマとプラグインの機能が干渉するとうまく機能しないこともあるため注意が必要です。
【LP作成プラグインを利用するメリット】
- 既存のテーマのまま利用できる
- サイトのテーマを変更してもLPに影響を与えない
- 無料で提供されているプラグインがある
WordPressでLPを作成したい場合のおすすめテーマ12選
1.Colorful
「Colorful」は初心者でも簡単にランディングページを作成できる定番のLP作成専用テーマです。
販売開始から8年間で15,000本以上の販売実績があります。
ライセンス買い切り型のため、このテーマを一度購入すれば複数LPを作成しても追加料金が発生することはありません。
価格は通常版が9,800円(税込)、1クリックでLPが完成するデザインテンプレート機能を搭載した上位版が12,800円(税込)です。
また、こちらの記事で実際に「Colorful」を使ってランディングページを作成する手順と使ってみた感想を掲載していますのでご覧ください。
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LPテンプレート「カラフル」を使った感想【結論】LP作成初心者はこれでいいかも
「WordPress上でランディングページ(LP)が制作できるテンプレートで、ネット上での評価の高い、Colorful(カラフル)が気になる」 「Colorful(カラフル)を実際使ってみた人の感想を ...
2.Emanon Pro
「Emanon Pro」は企業のコーポレートサイトやオウンドメディアで数多く利用されている有料テーマです。
HTML構造から検索エンジンで上位に表示されやすい構造で設計されており、資料請求ページやセミナーページのテンプレートなどWeb集客に必要な様々な機能が搭載されています。
LP作成機能としては専用のテンプレートが用意されており、デザインは1種類しかありませんが、お客様からの声やFAQ(よくある質問)などを簡単にパーツ化して表示させることができます。
LPを複数作成したい場合は上位版の「Emanon Premium」を利用する必要があります。
Emanon Proの価格は9,800円(税込)、Emanon Premiumの価格は27,800円(税込)です。
3.My song
「My song」はLP作成専用テーマの中でも機能を最少化することでわかりやすさに変え、最短ロゴとヘッダー画像を入れ替えるだけでサイトが完成するようにできています。
飲食店や中小企業などが1ページに必要な情報を全て掲載し、Webサイト運用工数を抑えたい場合に便利です。
イベント告知や名刺がわりのページとして重宝するだけでなく、30日間のメールサポートも付いているので、困ったことがあっても気軽に質問することができます。
価格は9,999円(税込)です。
4.STORK SE
「STORK SE」は、累計4万人以上のユーザーに利用されているSTORKシリーズをベースとした最新版テーマです。
メインコンテンツを引き立たせる1カラムデザインに特化したテーマとなっており、軽量設計で表示速度が速く、SEO対策に配慮されたコード設計が魅力です。
ブロックエディタに対応し、初心者でもパーツを配置するだけでコンテンツをページ上に簡単に配置することができます。
価格は13,200円(税込)です。
5.LIQUID LP(リキッドエルピー)
「LIQUID LP」は本格的なランディングページを作ることができるテーマです。
WordPress公式有料サポートテーマにも登録されており、WordPressの最新エディターにも対応しているため、直感的に作成を行なうことができます。
「プロダクト」「リード」「サンプル」の3種類のテンプレートが用意されていて、テンプレートを編集することでLPを完成させることができます。
価格はテーマ買い切り型の場合16,280円(税込)です。
6.LIQUID APP(リキッドアップ)
「LIQUID APP」はスマートフォンやタブレットのアプリに特化したランディングページ用テーマとなります。
アプリのスクリーンショットをアップロードすると自動的に端末のモックと合わせて表示されたり、App StoreやGoogle Playなどのアプリストアロゴが入ったダウンロード用バッジを簡単に設定できます。
価格はテーマ買い切り型の場合16,280円(税込)です。
7.DROP
「DROP」はLP専用テーマではありませんが、トップページをランディングページのように利用することができます。
また、高機能なグラフ・チャート作成機能があり、簡単な設定だけでおしゃれな棒グラフや円グラフを追加することができます。
価格は29,700円(税込)です。
8.OOPS!(ウップス)
「OOPS!」はまずトップページのファーストビューで、スタイリッシュな印象を演出できるパララックス効果を用い、ユーザーの目を惹きつけます。
そしてLPとして必須と言ってもいいCTA機能についてA/Bテスト(*1)機能があり、よりコンバージョン率の高いページに改善していくことが可能です。
(*1機械的に2種類の表示を出し分けてどちらの反応が良いかを調べるテスト)
価格は21,780円(税込)です。
9.TENJIKU
「TENJIKU」は飲食店のために設計されたWordPressテーマで、LP作成機能が充実したテーマになっています。
ヘッダーフッターの表示/非表示を設定できることはもちろん、店内や料理の写真を活かしたランディングページを作成することができます。
LPによって広告出稿用、リピーター向けの告知用など様々な使い分けができるようになっています。
価格は37,180円(税込)です。
10.VENUS(ヴィーナス)
「VENUS」は高級ブランドや企業サイトなどに適した有料テーマで、幅広い用途に利用でき訴求力が高い3種類のLP用テンプレートを利用することができます。
また、LP作成時には簡単な操作で自由度の高いカスタマイズが可能です。
テーマ全体が最先端のWebデザインを意識しており、ブランド力を向上させたい場合やデザインで他社と差をつけたい場合に便利なテーマになっています。
価格は19,800円(税込)です。
11.FAMOUS
「FAMOUS」は様々なビジュアル効果を利用して個人や中小企業のブランドイメージを高めることができるテーマです。
トップページに掲載するコンテンツは、LP専用テーマのようにパーツの中から選択して組み合わせるだけで多くの情報を掲載することができます。
また、SNSやYouTube動画などを簡単に埋め込むことができるため、手軽でおしゃれなテーマを利用した方におすすめです。
価格は28,380円(税込)です。
12.Grazioso(グラツィオーソ)
「Grazioso」は1カラムのフラットデザインを特徴としたLP作成専用テーマです。
テーマのリニューアルによりブロックエディタに対応しており、1クリック60秒でランディングページの雛形を作成することができる「クイックスタート機能」など、直感的な操作で自由度の高いランディングページを作成することができます。
価格は自社サイト向けライセンス費用として、1サイトライセンスが29,800円(税込)、無制限ライセンスが98,000円(税込)となっています。
WordPressでLPを作成でおすすめのプラグイン5選
1.LPtools
「LPtools」はWordPressの多くのテーマで動作させることができるLP作成用のプラグインになります。
ブロックエディタに対応しており、37種類のデザイン済ブロックが用意されているため、ブロックを配置してテキストを入力するだけでLPがほぼ完成します。
また、よりコンバージョン率の高いLPを作成できる機能として、ユーザーがLP表示後にタイマーが開始される機能などを利用することができます。
価格は32,780円(税込)です。
2.Danganページビルダー
「Danganページビルダー」は登録フォームやお客様の声など12種類のデザイン済みパーツが用意されており、取得したメールアドレスを外部のメール配信システムと一発で連携させることが可能です。
プラグイン購入後、WordPressにこのプラグインをインストールするだけでLPを作成開始することができます。
購入後のサポートについても、公開されているマニュアルを見て問題が発生した時は、サポート窓口にメールで問い合わせることが可能です。
価格は15,800円(税込)です。
また、こちらの記事でメリット・デメリットやダウンロードまでの手順について解説していますので、併せてご覧ください。
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Danganページビルダーを使った感想【結論】初心者でも綺麗なLPが作りたい人にオススメ!
WordPressでLP(ランディングページ)を作成する場合、 LP専用テーマを使用する LP作成用プラグインを使用する テーマに内蔵されているLP作成機能を使用する の3つの手法がありますが、LP作 ...
3.Elementor Website Builder
「Elementor Website Builder」は無料のプラグインで、無制限にランディングページを作成することができます。
コーディングなし、ドラッグアンドドロップでパーツを配置するだけでレイアウトを組むことができます。
日本語表示に対応していますが、より機能が豊富なProアカウントは月額4.99ドルからのドル決済になります。
→「Elementor Website Builder」のダウンロードページはこちら
4.Landing Page Builder
「Landing Page Builder」は無料で使えるプラグインで、LP作成に特化しています。
リード獲得やメールアドレスなどのオプトインページなどが簡単に作成できます。
現状日本語対応はしていません。
→「Landing Page Builder」のダウンロードページはこちら
5.Divi PAGE BUILDER PLUGIN
「Divi PAGE BUILDER PLUGIN」は海外製のページ作成用プラグインで、世界で最も多く利用されているページ作成プラグインの一つです。
Diviはプラグインだけではなく、高機能なWordPressテーマも使うことができ、ライセンスを買い切り型で購入する場合は249ドルですが、年額89ドルのプランを選択することも可能です。
WordPressでランディングページを作成するメリット
メリット1:ドラッグ&ドロップなどで直感的に制作できる
WordPressでLPを作成する大きなメリットは、専門知識がなくても直感的にページを作れる点です。
特にテーマやページビルダープラグインを活用すれば、テキストや画像、CTAボタンをドラッグ&ドロップで配置でき、デザイン調整もリアルタイムで確認可能です。
従来はHTMLやCSSを理解しなければ難しかったLP制作も、WordPressなら社内担当者が自ら更新・改善できます。
これにより、施策スピードが上がり、広告キャンペーンや新サービスの告知にも素早く対応できるようになります。
メリット2:ゼロからLP制作を委託するケースより費用を抑えることができる
WordPressを活用したLP制作は、外部の制作会社にゼロから依頼する場合と比較して大幅にコストを削減できます。
テンプレートやプラグインを利用することで、デザインや構造のベースが整っているため、開発工数を削減できるのが大きなポイントです。
さらに、自社内で修正や更新を行えるため、運用コストも低く抑えられます。
中小企業やスタートアップにとっては、限られた予算内で効果的なLPを展開できる手段となり、費用対効果の高いマーケティング施策が実現可能です。
WordPressでランディングページを作成するデメリット
デメリット1:担当者によるメンテナンスが必要
WordPressでLPを構築する場合、公開して終わりではなく継続的なメンテナンスが欠かせません。
WordPress本体やテーマ、プラグインは定期的にアップデートが行われるため、放置するとセキュリティリスクや表示崩れの原因になります。
特にLPは広告やSEO施策と直結しているため、不具合が発生すればコンバージョン機会を逃してしまう恐れもあります。
制作コストを抑えられる一方で、運用を担当できる人材や体制を社内に整えておく必要がある点はデメリットといえます。
デメリット2:デザイン内容が作成担当者のスキルやテーマ・プラグインの性能に依存する
WordPressでのLP制作は手軽で便利ですが、仕上がりの品質は担当者のスキルや選んだテーマ・プラグインに左右されます。
操作自体は簡単でも、効果的な訴求を行うためにはパーツ配置などデザインの見せ方や情報設計の工夫が求められます。
また、テーマやプラグインによってはカスタマイズ性に制限があり、思い通りのデザインを実現できない場合もあります。
結果として、外部に依頼した方が高品質なLPになるケースもあるため、自社での制作と外注のバランスを見極めることが大切です。
ランディングページを作成するときのWordPressおすすめテーマ&プラグイン17選!まとめ
WordPressでのランディングページ制作は、手軽さやコスト面などのメリットから、多くの企業が取り入れているマーケティング施策です。
ランディングページを作成する場合、作成手順が簡単でわかりやすいことも大切ですが、LPの主たる目的である資料請求や問い合わせなどのコンバージョンが上がることが重要です。
今回ご紹介した通り、WordPressには初心者でも簡単にLPを作成できるテーマやプラグインが揃っています。
制作会社にLP作成を依頼するよりも低価格でLPを作成したい方はぜひ自社でLP制作を進めましょう。
WordPressでLP作成を行なう自信がない場合は、ペライチなどのLP作成用CMSやHTMLテンプレートなど、様々なテンプレートが存在するので、最適なものを探してください。
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ディレクターバンクでは初めてLPを作成したい方やLPを運用しているが思うように成果が出ない方から日々LPに関するご相談をお受けしています。
WordPressを利用したLP制作代行だけでなく、改善のご提案なども行なっております。LP制作でお悩みがある方はぜひ一度弊社までご相談ください。
Webマーケティング視点で成果を出すためのLPを制作します
ディレクターバンク(株)のLP制作では、現状課題をヒアリングさせていただいた上で、LPのコンテンツ企画・制作から、公開後の広告運用、LP修正対応まで、LPで成果を出すための必要なサポートをワンストップで提供させていただきます。