Web担当者のためのマーケティング・ノウハウガイド

ソーシャルメディアマーケティング運用支援の最新相場調査:2019年3月版

2019年3月6日

(2017年8月版のレポートに追加調査を行い、更新したものです)

Facebook、Twitter、Instagramなど、ソーシャルメディアマーケティングに取り組んでいるWeb担当者の方も多いでしょう。ソーシャルメディアマーケティングでは、ユーザーとのコミュニケーション距離が近く、共感や親しみを得やすいメリットがあります。

また、SEOやWeb広告など既存の施策では接点のなかった潜在顧客層に商品や会社を認知してもらうことや、フォロワーが増えるにつれ情報拡散の効果も期待できます。

ただ、ソーシャルメディアマーケティングでそういった効果を出すには、ユーザーの興味を惹く記事などのコンテンツ制作や、日々の運用・分析が必要で、それなりの時間と人員を割くことになります。

そういったリソースやノウハウがないというときに助けとなるのが、ソーシャルメディアマーケティングの運用支援サービスです。本記事では、その主要なサービス内容と相場感を調査しました。

ソーシャルメディアマーケティングとは

ソーシャルメディアマーケティングとは、ソーシャルメディア(SNS)を活用したマーケティング手法です。Twitter、Facebook、Instagramが主に用いられます。

ソーシャルメディアマーケティングでは、投稿や関連記事のシェアなどによる情報発信の他、キャンペーンや広告運用などが行われます。Twitter、Facebook、Instagramと、それぞれのユーザー層や使い方に適した施策を行う必要があります。

成功しているソーシャルマーケティングに共通しているのが、ユーザーに共感や親しみを持ってもらえるような投稿を行い、自然にコミュニケーションが発生していることです。

Twitter、Facebook、Instagramのいずれでも、ただ会社や商品を紹介するだけの投稿は効果が薄く、そういった広告を連投してしまうと、タイムラインで邪魔と感じ、ユーザーにネガティブなイメージを持たれてしまうことや、フォロー解除、ブロックに繋がる恐れもあります。

ここが、ソーシャルメディアマーケティングの難しいところでしょう。成功すれば継続的にユーザーが付いてきてくれますが、関係性を築くのには時間と手間がかかります。

一例として、最近では、フォローとシェア、あるいは投稿などでプレゼントが当たるといったキャンペーンをきっかけとしてまずはフォロワーを増やすという手法も増えています。ただ、いったん増えたフォロワーをキャンペーン後に減らさないために、継続して興味を惹くコンテンツ、情報発信を続ける必要があります。

ソーシャルメディアマーケティングは、反応を読みにくいところがあり、すぐに効果が出るものでもないので、Web広告よりも中長期的な戦略が必要です。

ソーシャルメディアマーケティング事例

ソーシャルメディアマーケティングを知るために、成功事例のあるアカウントをフォローして、どいうった運用を行っているのか見るというのもおすすめです。成功事例の一例として、以下のような企業アカウントがあります。

1、シャープ・タニタ

企業アカウントらしからぬ、面白い投稿や、他の企業アカウントとの交流、個人アカウントへのこまめな返信などが特徴です。広告やキャンペーンなどは利用せず、ユーザーの興味を惹く投稿が自然にシェアされてフォロワーが増えたという、ソーシャルメディアマーケティングらしい事例と言えるでしょう。

2、石井マーク

シャープやタニタはBtoCの色が強いですが、BtoB企業でもソーシャルメディアの活用の余地があります。たとえば、安全標識などを扱う株式会社石井マークのTwitterアカウントでは、あまり知られていない標識に関する知識をメインに、ときおり面白い投稿を行うなどして、多くのフォロワーを獲得しています。

3、ノザキのコンビーフ

活用事例としては「ノザキのコンビーフ」の川商フーズ株式会社が、TwitterとInstagramで効果的なキャンペーンを行っています。もともとこのアカウントはフォロワーが非常に少なかったのですが、「フォローとノザキのコンビーフの活用写真の投稿でプレゼントが当たる」というキャンペーンで、反応が薄いことを嘆いた投稿が取り上げられ、そこから一気にフォロワー数が増えました。

普段の投稿では、商品に関する情報発信が多いのですが、単に宣伝というよりは、どこかユーザーの興味関心を惹く内容となっており、コンテンツの重要性が分かります。

ソーシャルメディア運用支援の最新相場調査

1.トランスコスモス 株式会社

企業のITアウトソーシングを支援するサービスを展開。デジタルマーケティングを始め、ビックデータ分析、EC、コールセンターなどの各分野でスペシャリストを揃え、幅広いサービスを提供している。グループ企業の数も多く、BtoB、BtoC、グローバル展開にも対応している。

サービスの特長

  • コンサルティング、企画・制作、マーケティング・プロモーション、運用・監視、調査・分析といった、ソーシャルメディアマーケティングに必要な各領域の専門スタッフを揃え、一貫したサポートが可能

利用者の特徴

  • 保険、不動産、製造、飲食など幅広い業界に対応

価格、導入イメージ

初期費用:50万円~
月額:20万円〜

→ 詳しくはこちら(トランスコスモス 株式会社のサイトへ)

2.株式会社 コムニコ

ソーシャルメディアマーケティングに特化した会社。企業のSNS活用について、アカウントの開設・運用支援から、広告プラン・メニューの提案、インフルエンサーマーケティングやブランド調査などのサービスを展開。SNSの管理ツールやキャンペーンツール、検索・分析ツールも提供している。

サービスの特長

  • 400以上のアカウント運営実績、広告運用・キャンペーンも多数の実績あり
  • SNSマーケティングの戦略立案から運用・効果検証までをワンストップで支援
  • SNSマーケティングメディア「We Love Social」を運営、無料SNSセミナーの開催など、SNSマーケティングに関する最新情報や運営ノウハウを積極的に発信
  • フォロワー1万人以上のインスタグラマーとの独自のネットワークを構築、インフルエンサーマーケティングのサービスも提供可能

利用者の特徴

  • 大手企業の実績多数

価格、導入イメージ

初期費用:30万円~
月額:20万円〜

→ 詳しくはこちら(株式会社 コムニコのサイトへ)

3.株式会社 ネスタ

中小企業、BtoC企業のデジタルマーケティングに特化。ユーザーとの距離の近さを重視し、SNSマーケティング支援の他、顧客データベース支援も行っている。「ママ」に特化した自社メディアを運営しており、そこで得られるデータに基づいた、子育て世代に関するデジタルマーケティング支援を得意とする。

サービスの特長

  • ユーザーとの共感を醸成する「共感型SNSマーケティング」
  • コメントバックやフォローまで丁寧に対応
  • セミナーなどを開催し、積極的にSNSのノウハウを提供
  • 自社運営のコミュニティサイト「ママプラス」で取得した一次情報に基づき、女性ユーザーをターゲットとしたSNS運用に強みを持つ

利用者の特徴

  • 中小企業
  • BtoC企業
  • お菓子メーカー、ペットショップなど女性ユーザーをメインターゲットとする商材を扱う企業

料金体系

初期費用:10万円~
月額:15万円〜(アカウント数によって変動)

→ 詳しくはこちら(株式会社 ネスタのサイトへ)

4.株式会社 ループス・コミュニケーションズ

Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアに特化してソリューションを提供。ソーシャルメディアのアカウント開設や運用の支援、広告運用や制作代行、企画・運用の提案・コンサルティングや関連ツールの提供、リスクマネジメント対策など、企業のSNS活用に必要な対策を網羅している。

※公式サイトよりまとめ

サービスの特長

  • SNS運用における目的・課題を精査した上で、日々の運用に関する助言・施策の提案、レポーティングを月次ベースで実施
  • 定例会議に加え、Facebookグループ等を活用したオンラインサポートも可能
  • アカウント開設支援、運用代行、コンテンツ制作代行、関連ツールの提供、危機管理相談など、SNS運用に関する課題にワンストップで対応できる

利用者の特徴

ケーススタディとして以下企業の紹介あり

  • 株式会社Viber:企業の動画マーケティング支援を行う会社
  • 株式会社カスミ:北関東を中心に展開する食品スーパーマーケット・チェーン
  • ヤマハ株式会社:楽器、音響機器などの製造発売を手がける大手メーカー

料金体系

要問い合わせ

→ 詳しくはこちら(株式会社 ループス・コミュニケーションズのサイトへ)

5.株式会社 ガイアックス

ソーシャルメディアとシェアリングエコノミーを軸に、BtoB・CtoCそれぞれに事業展開。現在は、ソーシャルメディアの普及をきっかけに生まれたシェアリングエコノミーサービスに投資し、社内事業のカーブアウトと社外優良スタートアップの投資育成にも取り組む。ベンチャー広報などグループ企業あり。

※公式サイトよりまとめ

サービスの特長

  • ソーシャルメディア黎明期からサービス提供、1,000社以上の実績
  • 運用支援だけでなく、運用代行や広告運用代行、炎上対策、ソーシャルリスニング、Twitterアクティブサポートなど、ソーシャルメディアマーケティングをトータルで支援
  • 課題のヒアリングから、成果の出るSNS活用を設計・実行

利用者の特徴

  • マーケティング部門、営業部門、広報・IR部門、経営者と、担当者別のサービス対応、事例あり

料金体系

要問い合わせ

→ 詳しくはこちら(株式会社 ガイアックスのサイトへ)

編集部のまとめ

今回の調査概要

  1. 調査母数(問い合わせした企業数):9社
  2. 有効回答数(調査にご協力いただいた企業数):3社
  3. ソーシャルメディアマーケティング運用支援の相場は次の通りとなりました。
    1)初期費用:10万円~50万円程度
    2)月額費用:20万円前後~

ソーシャルメディアマーケティング運用支援に関しては、初期費用と月額費用でそれぞれ数十万円程度が必要です。アカウント数などよっても費用は変動します。

ソーシャルメディアマーケティングというと、「バズる」というイメージがあるかもしれませんが、本来はすぐに効果の出るものではなく、時間をかけてユーザーとの関係性を築いていくものです。そのため、中長期的な戦略と予算組が必要とされます。

広告掲載をする場合は、運用支援の費用とは別に費用が発生するので、予算を組むときはその点も考える必要があります。

ソーシャルメディアマーケティング運用支援を行っている企業は、運用代行や広告運用代行などのサービスも提供しているケースがほとんどです。そもそも人手が足りないという場合は、運用代行を検討してみても良いでしょう。

また、最近話題になることが増えている「炎上」に関して、その予防や万が一炎上してしまったときの対策を行うサービスを提供している会社もあります。ソーシャルメディアマーケティングに不安のあるWeb担当者は、そういったサービスを提供している企業を選ぶのも良いのではないでしょうか。

編集部では、調査にご協力いただける企業を随時募集しています。
調査協力に関する問い合わせは以下のフォームよりご連絡ください。

調査実施概要

  • 期間:2019年2月22日〜2019年2月27日
  • 調査方法:インターネット調査及び電話・メール取材にて実施

編集部では、調査にご協力いただける企業を随時募集しています。
調査協力に関する問い合わせは以下のフォームよりご連絡ください。
https://www.webtanguide.jp/contact

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