今や企業の情報発信やマーケティング活動において、欠かせないツールとなってきたソーシャルメディア。
その一方で、SNSの運用に取り組んではみたものの、日々の情報発信や効果測定などの運用面について課題を抱えている企業は多いのではないでしょうか。 また、Twitter、Facebookをはじめ、YouTube、Instagram、LINEなど、多様なSNSアカウントを抱え、成果に注力できない現場担当者の方もいらっしゃるのでは?そんなお悩みを解決するためには、SNS運用のプロにお任せするのも一つの手です。
そこで今回は、ソーシャルメディア支援において実績を持つ事業者に、週に1〜3回FacebookとTwitterに投稿前提に運営委託した場合の費用感について聞いてみました。
ソーシャルメディア運用委託の進め方
事業に取り入れることによって、消費者や見込み客と直接接点が持て、企業やサービス・ブランドの認知度を高めることにも繋がるソーシャルメディア。運用の仕方次第で、より多くの人に情報を届けることができます。 外部に運用委託する場合には、一般的に下記の流れで運用が進められます。
- 打ち合わせによる初期構築・運用設計・KPIの設定
- 顧客の要望をもとに、キャンペーン構築・エンゲージメント施策
- 運用監視・月次でのレポート提出
- レポート分析をもとに、翌月以降の運用設計を検討
この流れに加え、各事業者の強み・特徴を持っています。
そんなソーシャルメディア運用の相場感を3社から調査してみました。
ソーシャルメディア運用支援の最新相場調査
1.トランスコスモス 株式会社
コンサルティングから運用・監視、分析、マーケティング、制作など各分野のスペシャリストがサポート。渋谷ソーシャルメディアセンターでは専門のファシリテーターが運用・監視業務を手がけている。
特長
- 保険、不動産、製造業界から飲食系などまで、幅広い業界に対応可能。
- 利用すべきソーシャルメディアの提案から、具体的なプロモーション企画・運用体制のサポートまでを一貫して手がけている。
価格、導入イメージ
初期費用:50万円~
月額:20万円〜
2.株式会社 コムニコ
400以上のアカウント運営実績で培ったコンサルティング力で、課題に応じた最適な活用方法を提案。戦略立案から運用・効果検証までをワンストップで手がけるサービスを提供している。
特長
- 自社内で運営を手がけている企業の場合は、投稿予約・コメント監視・分析作業の負荷を軽減できるSNS運営支援ツール「コムニコマーケティングスイート」のみの導入も可能。
- フォロワー1万人以上のインスタグラマーとの独自のネットワークを構築し、インフルエンサーマーケティングのサービスも提供可能。
- 効果を追求した広告運用、キャンペーンも多数の実績あり。
- SNSマーケティングのメディア「We Love Social」の運営、無料SNSセミナーの開催を通じて、SNSマーケティングに関する最新情報や運営ノウハウを積極的に発信している。
価格、導入イメージ
初期費用:30万円~
月額:20万円〜
3.株式会社 ネスタ
「顧客理解」、「顧客との共感」、「スムーズな業務進行」を引き出すメソッドを軸に、SNSマーケティングに精通したプロフェッショナルが支援。商品・会社・ビジョンを理解したうえでの丁寧なターゲット選定に定評がある。
特長
自社で運営しているコミュニテイサイト「ママプラス」にて商材・テーマに関する一次情報を取得できるため、お菓子メーカーやペットショップなど女性消費者をターゲットとしたSNS運用に強みを持つ。
コメントバックやフォローまで丁寧に対応してくれるうえに、自社でSNSについて詳しくなりたいという担当者に向けては、セミナーなども開催。積極的にSNSのノウハウを教えてくれる。
価格、導入イメージ
初期費用:10万円~
月額:15万円〜(アカウント数によって変動します)
編集部のまとめ
今回の調査によって、運用を依頼した場合は月額20万円程度の費用がかかることがわかりました。また、SNSのアカウント数によっても費用は変動しするようです。
SNS運用を依頼するにあたっては、自社事業のなかにどのぐらいSNSを取り入れるのか、どのぐらい投資をするのかを社内で確認しておく必要がありそうです。短期的な運用では効果が見えづらく、効果につながらないのもSNSの特徴。中長期的な戦略を以って取り組む姿勢が必要でしょう。また、通常の投稿以外にも、広告掲載など集客費用を伴うケースが多々あります。そのあたりの費用も見込んだうえで予算を立てることが大切です。
調査実施概要
- 期間:2017年7月11日〜2017年7月14日
- 調査方法:インターネット調査及び電話取材にて実施