LPOツールの最新相場調査:2018年5月版

投稿日:2018年5月23日 更新日:

広告運用やサービス紹介ページ運用を行う際に「LPO」という言葉をよく耳にします。LPOとはLP(ランディングページ)最適化のこと。CV(コンバージョン)が伸び悩んではいるものの、具体的に何をするのか、分析や検証の仕方が分からないというWeb担当者の方も多いのではないでしょうか。そんな時は、LPOツールを活用すると便利です。今回は、LPOではどんなことを行うのか、またLPOツールにはどんなものがあるのかと、その相場について調べました。

LPOツールとは?

LPOとは「Landing Page Optimization」の略で、LP(ランディングページ)を最適化すること。 LPと言うと、Webサイト訪問者が最初に見るページを指す場合と、CV(コンバージョン)獲得のために作られた単体ページを指す場合とがあります。LPOにおける「LP」とは、後者を指す場合がほとんどです。

このLPの形式としては、リスティング広告のリンク先として作られる縦長のWebページが主流です。 LPO、すなわちLPの最適化では、LPの訪問者が商品の購入やサービスの申込、資料請求など、収益を上げるコンバージョン(CV)に至る割合(CVR)を上げることを目的として、ページコンテンツやLPの表示方法の改善を行います。

LPOツールで何ができるか

LPOツールは、LPOに伴う作業を効率化してくれます。 LPOは、まず、現状のLPを分析するところから始まります。そして分析で得られたデータに基づき、問題点を洗い出し、改善による効果を、ABテストなどで検証します。 LPの改善では、大きく分けると、テキストや画像、申込ボタンなどコンテンツの位置や内容を変える場合と、ユーザー情報によって見せるLPを変える場合とに、やり方が分かれます。

いずれにしても、データの収集と分析、施策実施後の検証が不可欠です。これを手動で行うと時間も人手もかなり必要ですが、LPOツールにより効率化が可能です。この手間を短縮することで、クリエイティブなどに多くリソースを割くこともできます

無料でLPを分析する場合有効なツールとしてグーグルアナリティクスがありますが、LPOに特化したツールはお試し期間は無料ですが、ほとんどが有料のツールとなります。そこで、今回は有料のLPOツールを5つ調査してみました。

LPOツールの最新相場調査

1.Gyro-n(ジャイロン)LPO

webマーケティングツール、業務基幹システム、インターネット決済代行でのソリューションを展開する、株式会社ユニヴァ・ペイキャストが提供するLPOツール。Webマーケティングにおいては、「Gyro-nシリーズ」として、LPO以外にもWebサイトを改善するための様々なツールをリーズナブルに提供している。

顧客の特徴

  • 小売ECが半分ほど
  • 次いで、不動産、人材、金融の順に多い

ツールの特徴・活用法

  • スタートアップ~中規模企業のLPOに必要な機能が揃っている
  • 自社開発ツールなので、問い合わせへの対応が早く、回答も具体的
  • サポートデスクあり、テクニカルな部分に詳しいスタッフが対応

「LPOツールを活用するためには、ペルソナ設計、シナリオ設計、クリエイティブの準備の3点が重要で、どれかが欠けてもLPOツールが手持ち無沙汰になります。この3点が揃うことでPDCAを回せる状態になり、それを前提としてきちんと設計ができれば、LPOツールによってユーザーニーズのミスマッチを防ぎ、購買や申込みなどのコンバージョン改善が見込めます」。 (株式会社ユニヴァ・ペイキャスト 担当者)

中心価格帯

初期費用:12万円

月額費用:5~9万円

  • 契約期間は1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月毎

→ 詳しくはこちら(Gyro-n(ジャイロン)LPOのサイトへ)

2.DLPO

2005年に当時日本で初めてとなるLPOツールとして提供が開始されたDLPOを現在提供しているのが、DLPO株式会社。LPO、CROプラットフォーム事業に特化して事業を展開。DLPOは日本国内の実績もトップレベルで、大手企業サイトを中心に延べ650社以上のCVR改善を実現している。

顧客の特徴

  • 美容、健食(ダイエットなど)
  • 教育、学習支援(学習塾、通信教育、学習アプリなど)
  • 金融(カードローン、保険、証券など)
  • 人材(転職メディア)
  • 不動産(デベロッパー、不動産メディア)
  • サービス業(法律相談)

「高単価、高粗利、LTVが高い、CVR改善が事業にあたえるレバレッジ効果が高い、といった業界、サービスのお客様が多い傾向です」(DLPO株式会社 代表取締役 作左部氏)

ツールの特徴・活用法

  • サービス提供10年超、導入社数650社超等の実績と運用サポート
  • 多変量テスト、自動最適化等、最先端テクノロジーによるCVR改善
  • 最大公約数のオーディエンスだけでなく、セグメント毎の最適化も自動的に実施

「代表的な事例として、TSUTAYA TV、ベルーナ様などがございます。実績に裏付けられた経験に基づき、様々な業界や企業規模に応じた運用課題に適切にお応え出来る運用サポートが強みです。弊社のLPOツール活用により、マーケティングコミュニケーション、ユーザビリティに関する知見を習得することができます」(DLPO株式会社 代表取締役 作左部氏)

中心価格帯

月額費用:10~15万円

  • 利用期間は1~2年が平均
  • LPOツールを活用した改善PDCAが定着しているユーザーは3年以上継続するケースも多い

→ 詳しくはこちら(DLPOのサイトへ)

3.LACNE(ラクネ)LPO

Vogaro株式会社が提供するLPOツール。Vogaro社は、Web広告受託事業、Webソリューション開発事業、プロダクト事業、メディア・リクルート事業の4つの事業を柱として展開している。Webソリューション開発事業で、企業のWebマーケティングをサポートするサービス、ツールを提供。

ツールの特徴

  • よく使われる機能のみに絞ったシンプル設計のLPOパッケージ
  • 設定するユーザー条件を、利用頻度の高いものにのみ絞り込んで提供
  • サーバーインストール型でランニングコストが不要
  • ユーザー条件の指定数や、表示コンテンツの登録数は無制限

基本料金

120,000円

  • 基本的に初回導入
  • 設置費用のみでランニングコストは発生しない

→ 詳しくはこちら(LACNE(ラクネ)LPOのサイトへ)

4.SEGMENT(セグメント)

株式会社コンバージョンアドが提供するLPO支援サービス。コンバージョンアドは、オンライン広告運用代行の株式会社フラットとLPO専門の株式会社ポストスケイプによる共同出資会社。SEGMENTの提供を主たる事業として広告・分析・LPOの3軸からパフォーマンスを最大化する支援を行っている。

顧客の特徴

次のような要望を持つ顧客におすすめ

  • 新規事業の将来性を早期に確かめたい
  • マーケティング効率を高めるためのセグメントを明確化したい
  • 顧客の質を高める施策を展開したい

ツールの特徴

  • 広告とLPの最適な組み合わせによりCVRを高める
  • CPAを最適化し、広告の効果を高める
  • 収益につながるコンバージョンの品質を重視

中心価格帯

非公開

→ 詳しくはこちら(SEGMENT(セグメント)のサイトへ)

5.CVX

株式会社ポストスケイプが提供するLPOクリエイティブ改善支援ツール。ポストスケイプでは、LPOツールの提供だけでなく、ランディングページを中心としたデザイン制作、運用支援も行っている。また、Webマーケティングとは別分野の事業として、全国各地のロケーションウェディングフォトグラファーのセレクトサイトも運営。

顧客の特徴

次のような要望を持つ顧客におすすめ

  • インハウスでランディングページ改善体制を作りたい
  • 施策を素早く行いたい
  • A/Bテストをテンポよく回して勝ちパターンを見出したい

ツールの特徴

  • ランディングページの新規作成も可能
  • A/Bテスト機能により、HTMLの直編集やタグ設置を都度行わずともテストを繰り返すことができる
  • 簡単にページ編集ができる一方で、HTMLの直編集も可能
  • プログラミング不要でエントリーフォームの構築、改善が可能
  • Google アナリティクス連携やタグマネージャー設定も可能

中心価格帯

非公開

  • 無料お試し期間あり

→ 詳しくはこちら(CVXのサイトへ)

編集部のまとめ

今回の調査概要

1.調査母数(問い合わせした企業数):10社

2.有効回答数(調査にご協力いただいた企業数):2社(1~2)
※残り3社はウェブサイト掲載情報よりまとめ

3.LPOツールの中心的価格帯は次の通りとなりました。
1)初期費用:12万円
2)月額費用:10万円

調査の中で、LPOツールに関しては、意外なことにあまり数が多くないことが分かりました。その分、ツール毎に特徴が分かりやすくなっています。 たとえば、LPOを本格的に行う場合はサポートが充実したツールがおすすめですが、とりあえず試してみたいという場合は操作がシンプルなツールを選ぶと良いでしょう。広告との連携を重視したツールもあります。

価格非公開のツールも多い中、回答にご協力いただけた企業および価格を公表している企業の情報を参考にすると、上記のようになりました。調査母数が少ないため断言はできませんが、比較的似た価格帯が多いようです。価格よりもツールの特徴で選びやすいのではないでしょうか。

編集部では、調査にご協力いただける企業を随時募集しています。 調査協力に関する問い合わせは以下のフォームよりご連絡ください。

調査協力に関するお問い合わせフォームはこちら

調査実施概要
  • 期間:2018年5月1日〜2018年5月14日
  • 調査方法:インターネット調査及び電話取材にて実施

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