SEOライティングの最新相場調査:2020年5月版

2020年5月14日

Webサイトへの集客を増やすために不可欠なSEO※。しかし、日々のWebサイト運営のなかで、なかなかSEOライティングにまでリソースを割けなかったり、効果的なSEOライティングのノウハウがなかったりする状況もよく耳にします。そこで本記事では、SEOライティングを外注できるサービスを紹介するとともに、その相場感を紹介します。すでに外注している場合も、その内容やコストの見直しに参考にしてみてください。

※SEO(Search Engine Optimization):GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のワードを検索したときに、Webサイトが上位表示されるよう最適化すること。

SEOの重要性

Webサイトへの集客手段には、WEB広告、SNS、動画プラットフォームなど、様々ものがありますが、Web検索は、もっとも重要な集客経路の一つです。指名検索されるような知名度の高い会社やブランド・製品でない限り、検索結果で上位表示されないWebサイトは、いくらコストをかけても、そもそも見てもらえません。

検索エンジンで上位表示されるようなSEO施策のひとつが、良質なWebサイトのコンテンツ制作。そこで重要となるのがSEOライティングです。その際、次の3つのポイントがあります。

・検索したキーワードと関連性の高い内容
上位表示させたい検索キーワードと関連性の高い内容にする。タイトルにキーワードを含めるほか、本文でもキーワードを頻出させる。ただし、不自然な日本語になっていたり、関連性の薄い内容なのにキーワードだけを盛り込んだりするのは逆効果。

・オリジナリティ
ほかのWebサイトからのコピーは厳禁。ほかのWebサイトを参考にする場合、コピペと判断されないよう、オリジナルの文章を作成するよう注意する。また、複数のサイトを運営している場合、その内容が被らないように注意する。

・専門性
内容だけでなく、誰が書いたかも重視されるため、そのコンテンツに関しての専門的知識、経歴があるライターをアサインするほうが良い。その場合、執筆者の経歴なども表示できると良い。

これらは特にGoogle検索を意識しており、「Googleが掲げる10の事実」を基にしていますが、SEOライティング全般に当てはまります。

SEOライティング外注先の分類

EOライティングを外注する場合、発注先を大きく次のタイプに分けることができます。

クラウドソース型

専用のプラットフォームを利用して、登録ライターに個別に発注する。

メリット:低単価で受注してくれるライターがいれば、コストを抑えられる。個別交渉なので、発注内容や納期など融通をきかせてもらいやすい。
デメリット:ライターによって品質にかなりバラつきがある。信頼できるライターやSEOの知識を持ったライターを見つけるまでが大変。

執筆代行型

案件に応じて、外注先企業の所属ライター・契約ライターが担当となり執筆を行う。

メリット:ライターの実績が確かで、ライティング品質が保証されている。専門知識が必要なライティングも依頼しやすい。
デメリット:コストがかかる。ライティング全般を扱っている企業の中には、SEOに特化したライティングが得意ではない場合がある。

社内ライターではなく登録ライターを多数抱えているクラウドソース型に近いものや、SEOトータル支援型やメディア運営トータル支援型と執筆代行型のサービス(後述)を並行して提供している場合もある。

SEOトータル支援型

SEOをトータルで支援するサービスの中に、SEOライティングが含まれている。ライティングは、外注先企業の所属ライター・契約ライターが行う。

メリット:SEO全体の改善が可能。SEOに特化したライティングの実績が豊富。
デメリット:コストがかかる。SEOライティング代行だけの発注ができないこともある。

メディア運営トータル支援型

オウンドメディアの新規立ち上げ・改善をトータルで支援するサービスのなかに、ライティング代行が含まれている。

メリット:SEOだけでなく、Webマーケティング全体の改善が可能。
デメリット:コストがかかる。SEOライティング代行だけの発注ができないこともある。

SEOライティングの最新相場調査

1.株式会社YOSCA【執筆代行型】

YOSCA

株式会社YOSCAは、2012年設立、東京に拠点を置く会社。編集プロダクションとして、Webライティングや取材記事作成の他、メルマガや雑誌・書籍制作、シナリオ、コピーライティングなどに対応している。イベント開催やスクール事業などライター育成も行う。

サービスの特長

  • 約7000人のライター登録あり
  • プロフィールや得意分野・実績・課題を通じ、ライターの実力などの情報を把握、依頼内容にマッチしたライターを用意できる
  • 全国に編集者・ライター登録あり、全国取材が対応可能(一部海外も対応)
  • 創業以来フルリモートワークかつWEB集客のみによるNO営業マン組織で活動。それらの固定費をサービス料金に転嫁しない金額で提供

利用者の特徴

<利用が多い業界>

  • 利用自体はあらゆるジャンルである
  • 割合としては、人材/不動産/教育/冠婚葬祭/EC業界の利用が多い

<共通する課題>
企業ごとに多様だが、「WEBから集客、ブランディングしたい」という前提があり、次のような課題は多い。

  • 記事作成を内製化していたが、担当者が書くプロではないので限界を迎えた
  • 過去に依頼していた制作会社のクオリティが低かった
  • 質の高いコンテンツを作成したい

中心価格帯

文字単価換算5〜10円が多い

  • 内容に応じて、取材による情報収集も含めたSEOライティングに対応
  • 取材費は、1時間程度で15,000円~交通費
  • 記事企画(構成案の提出含む)、イラスト制作なども有料オプションで対応

→ 詳しくはこちら(株式会社YOSCAのサイトへ)

2.WITH TEAM記事作成(株式会社サクラボ)【執筆代行型】

with team

WITH TEAM記事作成は、株式会社サクラボが運営する記事作成代行サービス(旧サービス名「アフィリエイト秘書.com」)。同社は2008年設立、仙台に本社を置く会社。東京に支店がある。WITH TEAM記事作成を運営するネットビジネス支援グループの他、自動車業界に特化したメディアグループ、人材開発グループでのサービスも展開している。

サービスの特徴

  • 統一の仕様書を使用
  • 1記事ずつ人の目での校正・コピペチェック

「仕様書として、弊社でご用意させていただいたフォーマットにご指示いただくことで、ライターへの指示ブレを最小限に押さえております。単価もわかりやすいため、ご依頼前から概算の見積額を把握いただけることが利点です。そして、できあがった記事は、全記事校正スタッフによるチェックを行うほか、弊社独自開発のコピペリンにて、1記事毎コピペチェックを行っております」(株式会社サクラボ 担当者)

利用者の特徴

  • メディア運営者が多い

中心価格帯

1文字1円(税別)が基本

  • 内容によって有料オプションが発生、単価相談がある場合も
  • 見積額による割引あり
    60,000円以上の依頼:10%OFF
    90,000円以上の依頼:15%OFF
    120,000円以上の依頼:20%OFF
    1,200,000円以上の依頼:25%OFF(大量依頼としてライターも専用チームを作りスムーズな作成対応を行う)

→ 詳しくはこちら(WITH TEAM記事作成のサイトへ)

3.記事作成代行Pro(株式会社ブリジア)【執筆代行型/SEOトータル支援型】

記事作成代行Pro

記事作成代行Proは、株式会社ブリジアが提供するSEO特化型の記事作成代行サービス。株式会社ブリジアは、2013年設立、長崎に拠点を置く会社。記事作成・Webライティングの代行サービスを提供するとともに、ライター向けの講座も開催している。

サービスの特長

  • キーワード選定プラン:関連キーワード抽出/月間検索数抽出/現在の検索順位チェックのデータを基に記事作成の提案を行う
  • 記事作成後の検索順位のチェック
  • SEO対策の相談にも対応:ドメインパワーチェック、現在のキーワード順位の分析などをサポート、最適な方法を案内

「SEOに特化した記事作成を、業界内でも安い単価で行っています。人気があるのは、キーワード選定プランです。また、記事作成後の検索順位チェックにより、実際に順位が上がったことを実感いただいています。しっかりと実績を出してきたことで、継続的な依頼も増えてきています」(株式会社ブリジア 代表取締役 田端氏)

利用者の特徴

<利用が多い業界>
通信業/ハウスクリーニング業/通訳関連/ペット情報関連/オフィスデザイン関連/不動産関連/水関連/プログラミング関連/旅行関連/ホームページ制作関連/婚活関連

中心価格帯

月15~20万円程で継続的な依頼が多い
(例:3,000文字×10記事など)

  • 文字単価3.5~6円

「自社でライターを雇用するより質が良く、料金的にも人件費を考えると安いというメリットがあります」(株式会社ブリジア 代表取締役 田端氏)

→ 詳しくはこちら(記事作成代行Proのサイトへ)

4.株式会社リファイド【執筆代行型/メディア運営トータル支援型】

リファイド

株式会社リファイドは、2009年設立、東京に拠点を置く会社。オウンドメディア運営事業、Webマーケティング事業をおこなっている。オウンドメディア運営の実績が豊富で、ライティングで記事を作成するだけでなく、オウンドメディアの新規立ち上げや既存メディアの改善までサポート可能。

サービスの特長

  • フロー型コンテンツ:ニュース記事を作成。日本ではリファイド社のみが行っている
  • ストック型コンテンツ:コラム記事を作成。記事テーマに対して、ユーザが抱きそうな疑問について整理するマップから制作する、疑問解決型コラム
  • 納品専用のヘッドレスCMSを提供:記事更新の手間をすべて省く

利用者の特徴

<利用が多い業界>
ペット/ダンス/シニア/介護/芸能/不動産/健康/自動車/地元密着/保険/ネイル/建設/マンション/エネルギー/脱毛など幅広いジャンルでの実績あり。
約200社以上の取引実績、50カテゴリ年間約5万件のオリジナル記事作成

<共通する課題>

  • メディアを立ち上げたが記事がない
  • オウンドメディアの更新に困っている

中心価格帯

月15~30万円がボリュームゾーン

  • ニュース型記事コンテンツプラン:月60本~(500~700文字程度)
  • 疑問解決型コラム:月10本~(1000~1500文字程度)
  • 上記2プランを組み合わせることも可能

→ 詳しくはこちら(株式会社リファイドのサイトへ)

5.Shinobiライティング(CROCO株式会社)【執筆代行型/クラウドソース型】

shinobi

Shinobiライティングは、CROCO株式会社が提供する記事作成代行サービス。CROCO株式会社は、2015年設立、東京に拠点を置く会社。コンテンツマーケティング事業の他、マーケティングツール・ライター支援ツールの開発・提供を行っている。

※以下、公式サイトより調査

サービスの特長

  • フォームから簡単に見積もり、発注可能
  • WebサイトのSEO強化のためのコンテンツ大量作成向き
  • 月間納品記事数291万記事超、多様なジャンルに対応
  • 独自のコピペチェックシステムあり
  • 登録ライター31万人超

利用者の特徴

<共通する課題>

  • 記事外注でライターとのやり取りの手間を省きたい
  • 簡単に少ない時間でサイトを制作したい

中心価格帯

1文字1円
※発注金額5,000円未満の場合、事務手数料別途160円

→ 詳しくはこちら(Shinobiライティングのサイトへ)

EmmaTools™(株式会社EXIDEA)【SEOトータル支援型】

emmatools

EmmaTools™は、株式会社EXIDEAが提供するツール。SEOライティング機能に加え、メディア運営に必要な機能を備えた、オウンドメディア運営のためのツール。株式会社EXIDEAは、2013年設立、東京に拠点を置く会社。さまざまなWebメディア・Webサービスの開発、運営、改善を行っている。

※以下、公式サイトより調査

サービスの特長

  • SEOに強いコンテンツを効率的に作成できるSEOライティングプラットフォーム:コンテンツのスコア、SEO的強さ、競合コンテンツとのコピー率を分析できる
  • Webサイト改善のための具体的な対策方法を提示:対策キーワード順位、コンテンツ品質、CVデータ等を基にWebサイト改善策と優先度を分析
  • ヒートマップによるユーザ動向可視化・CV最適化が可能
  • AIがWebサイトに必要な対策をリスト化して提案

利用者の特徴

<導入実績>

  • 通信・ネット回線系メディアで、サイト立ち上げから3年で月間CVが約1000件に成長

料金体系

ライトプラン 初期費用10万円/月額費用10万円
スタンダードプラン 初期費用20万円/月額費用20万円
プロフェッショナルプラン 初期費用20万円/月額費用30万円

  • スタンダードプランが人気

→ 詳しくはこちら(EmmaTools™のサイトへ)

編集部のまとめ

  1. .調査母数(問い合わせした企業数):7社
  2. 有効回答数(調査にご協力いただいた企業数):4社
  3. SEOライティングの中心価格帯は次の通りとなりました。
    クラウドソーシング型:文字単価1円
    執筆代行型:文字単価5円
    SEO・メディア運営トータル支援型:月額20万円

SEOライティングの外注では、1,000文字程度のそれほど専門知識を要さないコンテンツを量産する場合と、3,000文字以上はある専門性のあるコンテンツを作り込みたい場合とで、最適な外注先が変わります。

前者の場合、クラウドソーシング型のサービスでも比較的使えるコンテンツの作成が可能です。後者の場合、執筆代行型のサービスを選んだ方が、結果的に修正などの手間が少なくて済みます。

また、執筆代行型のサービスでも、多数の登録ライターに割り振るという、クラウドソーシング型に近い体制をとっている企業であれば、クオリティチェック後の記事を納品してくれるので、最低限の品質は担保しつつ、大量のコンテンツを作成したいという場合に向いています。

SEO・メディア運営トータル支援型のサービスは、月額料金で、そのなかで月何本の記事を作成するという形が一般的なようです。Webサイト立ち上げや改善などと一緒にライティングを進めるという場合は、トータル支援型のサービスを利用したほうが効率的かもしれません。

<こちらの記事も参考に>
SEOコンサルティングの最新相場調査:2018年12月版
検索順位チェックツールの最新相場調査:2018年10月版

編集部では、調査にご協力いただける企業を随時募集しています。 調査協力に関する問い合わせは以下のフォームよりご連絡ください。

https://www.webtanguide.jp/contact

調査実施概要
  • 調査機関:2020年4月25日〜2020年4月13日
  • 調査方法:インターネット調査及び電話・メール取材にて実施
  • この記事を書いた人
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河村 郁恵

i.kawamura

山口県出身。王朝文学が好きで研究者を夢見て大学で国文学を専攻するも、方針転換で就職。新卒で入社した会社でネットショップ運営に携わり、カスタマーサポートから商品開発、プロモーションなどを経験。その後、EC業界向けメディアに転職。編集部でメディア運営や業界紙の制作ディレクションを経験した後、フリーのライター・編集者として独立。

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