LPマーケティングとは

LPマーケティングとは?BtoBで成果を出すための企画設計・集客・商談化・改善まで完全ガイド

こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です

  • BtoB企業がLP(ランディングページ)を作る際の企画設計方法、集客手段を知りたい
  • BtoB企業で成果が出るLPマーケティングについて詳しく知りたい

BtoB企業のWeb集客において、「ランディングページ(LP)を作ったものの、一向に問い合わせが増えない」という悩みをよく耳にします。

これは、LPを「単なるデザインされたWebページ」として捉え、前後の戦略が抜け落ちていることが原因です。

本記事では、BtoBビジネスで確実に成果を出すための「LPマーケティング」の全体像から、集客、商談化、そして改善プロセスまでを実務の流れに沿って完全解説します。

本記事では、現場ディレクターの視点から以下の内容を解説します。

  • LPマーケティングの全体像
  • LPを作成する際に必要な5つの土台
  • コンバージョンの定義方法
  • ペルソナ、カスタマージャーニーの重要性
  • CV後の業務フロー設計
  • LPマーケティングに関するよくある質問

なお、BtoBで成果を出すためのLP制作についての全体像を初心者向けに解説した「ランディングページ(LP)制作とは?BtoBで成果を出すLPの作り方と進め方完全ガイド」記事も、よろしければ合わせてご覧ください。

ランディングページ(LP)制作とは?BtoBで成果を出すLPの作り方と進め方完全ガイド
参考ランディングページ(LP)制作とは?BtoBで成果を出すLPの作り方と進め方完全ガイド

ランディングページ(LP)を制作することを検討している、または思うようにLPの効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。 自社のLPを新規に作ることになったが、 ...

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この記事の監修者

【BtoB】初めてのLPの作り方を8つのステップで解説!薮崎 友基(LP制作ディレクター)

薮崎 友基(LP制作ディレクター)

ディレクターバンク株式会社シニアディレクター。中小企業から、年間数億規模の予算を持つ大手企業まで幅広いマーケティング課題解決を実施。2024年に大手インターネット広告代理店を経てディレクターバンクのディレクターとして参画。ディレクターバンクのLP制作代行のディレクションを担当

目次

LPマーケティングとは?(定義・ゴール・LPの位置づけ)

LPマーケティングを成功させるためには、まずその定義と役割を正しく理解することが出発点となります。

LPマーケティングの定義(「LP=ページ」ではなく「設計と運用の仕組み」)

LPマーケティングとは、単一のページを制作することではなく、集客から商談化までの仕組み全体を設計・運用することを指します。

BtoBビジネスの特徴として、Webページ上で高額な商材が即購入につながることはほとんどなく、営業担当者とのミーティングにつなげることがゴールとなります。

たとえばSaaS(クラウド型ソフトウェア)の販売であれば、

広告で課題を認知させる

→LPで解決策を提示し資料ダウンロードを促す

→インサイドセールスが架電して商談化する

という一連のプロセス全体がLPマーケティングに該当します。

LP(ランディングページ)の意味(広義/狭義)と、この記事で扱う範囲

ランディングページ(LP)という言葉には、ユーザーが最初にアクセスするページ全般を指す「広義のLP」と、特定の行動(CV:コンバージョン=最終成果)に特化した縦長ページを指す「狭義のLP」があります。

本記事では、狭義のWeb広告の受け皿となる縦長の特化ページを中心に、その前後のマーケティング設計までを含めて解説します。

BtoBでLPマーケティングが効くケース(代表的な活用シーン)

ターゲットが明確で、比較検討される高額・複雑な商材において、LPマーケティングは特に強い効果を発揮します。

複数の情報を網羅するサイトとは異なり、一つのテーマに絞って情報を提供できるため、読者の疑問や不安を先回りしてピンポイントで解消しやすいことが理由です。

また、導入企業によって課題が異なる場合、同じ商材であっても課題ごとにLPを分けることで、高い確率で問い合わせに繋げることが可能になります。

LPマーケティングの全体像(入口→LP→出口)

出典・参考:「みるみる成果が上がる!ランディングページ制作入門講座(著者:片岡亮太)」

LPマーケティングはLP単体で考えるのではなく、「どこから来て、どこへ向かうのか」という全体像を把握することが重要です。

入口(集客):SEO・PPC・SNSで「どこから来るか」を設計する

ユーザーが

  • どのような経路で
  • どんなモチベーションで

LPに訪れるかを事前に設計します。

流入経路によって、ユーザーが「いますぐ解決したい(顕在層)」のか「なんとなく情報収集している(潜在層)」のか、その温度感は大きく異なります。

例えば、課題が明確であることが多いリスティング広告(検索連動型広告)からの流入であれば「他社との比較表」が効果的なコンテンツとなり、認知拡大を目的としたFacebook広告からの流入であれば「そもそもなぜその課題を放置してはいけないのか」という啓蒙から入ることが有効です。

出典・参考:「みるみる成果が上がる!ランディングページ制作入門講座(著者:片岡亮太)」

内部(LP):比較・検討の意思決定を前に進める情報を積む

BtoBでは担当者個人の感情ではなく、組織としての合理的な判断やリスク回避が求められるため、LPの内部はユーザーが社内で稟議を通すための「納得感と証拠」を提供する場として機能させることが重要です。

例えば制作代行サービスのLPであれば、単にかっこいいデザインを見せるだけでなく、「導入により業務工数が月間〇時間削減できた」という定量的な実績を示すことが、意思決定を前に進めるカギとなります。

出口(商談化):CV後の追客・営業連携・ナーチャリングまで含めて設計する

LPで情報を入力してもらった後の、営業部門との連携ルールや追客シナリオまでをあらかじめ設計しておきましょう。

BtoBビジネスでは、リード(見込み顧客)の獲得はあくまで中間目標であり、最終的な売上につなげることを意識する必要があります。

資料ダウンロード直後に自動返信メールで事例集を送ったり、数日後にインサイドセールス(内勤営業)がヒアリングの電話をかける、といった具体的な動き方をルール化したり、事前に決めておくことが重要です。

【BtoB向け】LP構成の作り方|成果を出すLP構成の考え方を現場ディレクターが解説

BtoB向けのLP(ランディングページ)を作りたいが、成果が出る構成が分からない 制作会社に依頼する前に、自社で全体像を把握しておきたい BtoBのLP構成は「検討を前に進めるための情報設計」であり、 ...

まず決めるべき5つの前提(設計の土台)

LPの原稿を書き始める前に、以下の5つの前提条件(土台)を固める必要があります。

1.目的(CVの定義)を決める

LPの最終ゴールを「問い合わせ」「資料請求」「ウェビナー申込」等のうちどれにするか、目的をしぼって明確にします。

設定するゴールによって、LP内で伝えるべき情報の深さやユーザーに要求するハードルの高さが変わるため、これを最初に検討する必要があります。

単価数百万円のシステム開発の場合、いきなり問い合わせを狙うのはハードルが高いため、まずは導入事例集のダウンロードをCVに設定するといった判断が必要になります。

2.ペルソナ(誰が意思決定に関わるか)を明確にする

誰に向けて書かれたメッセージかがブレると、誰にも刺さらない抽象的なLPになってしまうため、ターゲットとなる架空の顧客像(ペルソナ)を、役職や抱えている業務課題まで具体的に設定します。

勤怠管理SaaSを例にすると、月末の集計作業に追われる人事担当者と残業代コストを削減したい経営者では、響くメッセージや重視するメリットが全く異なります。

3.カスタマージャーニー上の段階(比較/稟議/導入不安)を特定する

次に、ターゲットが現在購買プロセスの「カスタマージャーニーの中のどの段階にいる人に向けたLPか」を検討します。

検討の初期段階にいるユーザーに対して、強引なクロージングをかけても離脱されてしまいます。

一方、すでに複数社を比較している段階のユーザーに対しては、「機能の一覧表」と「導入スピードの速さ」を強調することが最も有効なアプローチとなります。

4.入口と出口の動線(流入チャネル+サンクス後)を決める

広告からLPに流入し、CV後にサンクスページ(完了画面)でどう動いてもらうかまでを、一筆書きの線として設計します。

LPを訪問している際のユーザーの心理とそれに合うコンテンツを検討するイメージです。

CVの直後がユーザーの熱量が最も高まっているため、このタイミングでのアクション提示を逃すのは大きな機会損失となります。

例えば資料ダウンロードの場合、比較検討段階のユーザーであれば「導入事例を見る」「サービス紹介動画を見る」など導入検討に繋がるコンテンツを配置したり、導入検討段階のユーザーであれば「よくある質問」「無料相談を予約する」といった導入不安を解消したり営業に繋がる導線を設置します。

5.CV後の業務フロー(商談化までの環境)を設計する

獲得したリードに対して、「誰が・いつ・どうやって」アプローチするかを、マーケティング部門と営業部門で合意しておきます。

LPを作成した企業の中には、CV率は高いのに営業が放置して商談化しないというパターンがあり、注意が必要です。

  • デモ申し込みの場合は1時間以内に架電する
  • 資料ダウンロードの場合はMA(顧客育成ツール)でメールシナリオを流す

といった具体的なルールを決めておくことをおすすめします。

目的(コンバージョン)を定義する|BtoBのCVは「問い合わせ」だけではない

BtoBのCV種類(資料請求/無料相談/デモ/セミナー/見積 など)

BtoBにおけるCVには、ユーザーにとってハードルの低いものから高いものまで、複数のグラデーションが存在します。

CVの種類や商材の単価、検討期間の長さなどによって、設定するCVの種類が異なります。

導入検討の初期であれば「業界トレンドレポート(資料)」、中期であれば「自社向けデモ」、後期であれば「見積依頼」といった具合に段階が分かれます。

「どのCVが最適か」を決める判断基準(検討段階・単価・営業工数・稟議の重さ)

自社にとって最適なCVは、ユーザーの検討度合いだけでなく、自社の営業リソースにも関連するため、そのバランスを考慮して判断する必要があります。

CVのハードルを下げすぎた場合営業の無駄打ちが増えて疲弊し、上げすぎると獲得できるリードが少なくなってしまうからです。

営業の人員が少ない場合、あえて「資料ダウンロード」ではなく「無料相談」をCVにし、確度の高い見込み客だけに絞り込む判断が有効になることもあります。

CVと“次の工程”をセットで設計する(サンクス後の動き、営業の初動)

アクションが明確でないCVはただリストが積み上がるだけで売上に貢献しないこととなるため、CVを決めたら「その後のアクション」を決めておくことが重要です。

「無料トライアル」をCVにした場合、放置すれば利用されずに終わるため、「初日に初期設定マニュアル、3日目によくある質問をメールで送る」など、CV獲得後のユーザーが悩まない仕組みが必要です。

ターゲット(ペルソナ)設計|誰の意思決定を前に進めるLPか

ペルソナとは

ペルソナとは?(BtoBでは「役割×状況」で定義する)

BtoB商材の購入は、個人の趣味嗜好ではなく、業務課題の解決のために行われるため、BtoBのペルソナは年齢や性別といったデモグラフィック情報(属性情報)以上に企業内での役割や現在の業務状況を重視して設定します。

具体的な社名や部署名、業務上の悩みを明確化し、「従業員50名規模の情報システム部で、一人で全社のセキュリティを管理して疲弊している担当者」などと定義することで、刺さる言葉が見えてきます。

BtoBペルソナの特徴(複数関与/比較・稟議/導入後まで見られる)

BtoBの購買行動は、複数人が関与し、合理的な比較と稟議を経て決定されるのが大きな特徴です。

企業の予算を使う以上、個人の一存では決められず、失敗した際のリスク(責任)を回避しようとする心理が強く働き、現場の担当者が「使いやすい」と思っても、上司が「セキュリティ要件を満たしているか」、経理が「費用対効果は合うか」などが厳しくチェックされます。

そのため、このような疑問に答えるコンテンツをLPに含めることが重要です。

ペルソナの切り方(主役+同席者、反対理由の先回り)

LPを読むメインの担当者(主役)だけでなく、稟議に関わる上司や他部門(同席者)の懸念も解消するコンテンツを入れ込みます。

マーケティングツール導入に関するLPの場合、現場向けの「使いやすさ」をアピールするだけでなく、具体的な工数削減などに関する数値情報やセキュリティ対策、経営層向けのROI(投資利益率)シミュレーションなどの情報を記載することが効果的です。

インサイト設計(不安・比較軸・稟議の壁を言語化する)

課題分析において、LPを訪れるターゲットが心の奥底で抱えている「本当の不安や課題(インサイト)」を言語化し、寄り添うことが重要です。

表面的な課題の解決だけでは、現状維持バイアス(今のままでいいという心理)を打ち破り、行動を起こさせることはできません。

「業務を効率化したい」という表面的な声の裏にある、「このままだと残業過多で優秀な社員が辞めてしまう」といった決裁者の深い不安に寄り添うメッセージを作ることができるとCV数が増加します。

ペルソナ設計とは?
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カスタマージャーニーを特定する|このLPは「どの壁」を越えるためのものか

カスタマージャーニーとは?

カスタマージャーニーとは?(認知→興味・関心→比較・検討→購入)

カスタマージャーニーとは、顧客が自社を認知してから購入まで、そして継続利用するまでの「心理と行動のプロセス」のことです。

カスタマージャーニーを作成する理由は、プロセスごとに求める情報が全く異なるため、その情報を整理し、ターゲットの現在地を把握しないと的確な訴求ができないからです。

「認知」段階では課題への共感が重要で、「比較・検討」段階では機能や価格の優位性をロジカルに示す必要があります。

BtoBで重要な“壁”は3つ(比較/稟議/導入不安)

BtoBのLPで乗り越えるべきハードルは、大きく分けて

  • 他社との比較
  • 社内での稟議承認
  • 導入前後の不安点

の3つです。

この3つのどれか1つでも欠けると、最終的な成約には至りません。

コンサルティングサービスが商材の場合、「他社との違いは何か(比較)」「費用対効果の根拠はあるか(稟議)」「現場の社員が反発しないか(導入不安)」をすべてLP内でケアしていく必要があります。

段階が決まると、LPの中身が決まる(必要情報・根拠・CTAが変わる)

カスタマージャーニーの各段階について分析することで、LPに掲載するコンテンツの優先順位と構成が自動的に決まります。

ターゲットの段階に合わない情報は、ユーザーにとってノイズでしかなく、離脱の原因になるため、掲載しないという判断が必要です。

すでに課題が明確な顕在層向けLPなら、ファーストビュー(FV:最初の画面)で長々と課題を語るのではなく、即座に自社の強みと「無料デモ」「問い合わせ」など、導入検討に進めるCTAボタンを提示します。

よくあるズレ(段階とCV/訴求が噛み合っていない)

LP内のメッセージやCVのハードルが事前に検討したペルソナの方向性とズレている場合、どれだけアクセスを集めても成果は期待できません。

潜在層を集めているLPのファーストビューで「今すぐ見積もり!」と迫っても離脱されてしまう可能性が高まります。

例えば「マーケティング 基礎」で検索してきた人であれば、高額なコンサルの導入を迫るのではなく、まずは「基礎がわかるガイドブックのダウンロード」を促すべきと考えられます。

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顧客課題と価値提案を明確にする(LPマーケティングの訴求設計・差別化の核)

顧客の課題を言語化する(現状/放置コスト/理想状態)

「自分のビジネスを深く理解してくれている」という共感がなければ、その後の提案を真剣に読んでもらえないため、顧客が現在抱えている課題と、それを放置した場合の損失、そして解決後の理想の姿を明確に描くことが重要です。

例えば「古いシステムを使い続けることで、年間〇〇時間の無駄な入力作業が発生します」と明示することで、課題を自分ごと化させることができます。

価値提案(Value Proposition)を作る(誰に/何を/なぜ自社か)

LPでは「競合には提供できず、自社だけが提供できる顧客にとっての価値(バリュープロポジション)」を定義しアピールする必要があります。

なぜなら、これがなければ単なる価格競争に巻き込まれ最終的に利益を圧迫してしまうからです。

価値提案の要素としては

  • 誰に(例:マーケティング担当者の)
  • 何を(例:動画作成を通じた商談の最大化)
  • なぜ自社か(例:BtoBリード獲得のノウハウがある)

の3点を満たしましょう。

差別化と証拠をセットで用意する(事例・数値・第三者評価など)

BtoBにおいては、自社の強みを主張する際は、必ず客観的な証拠(エビデンス)をセットで提示し信用度を高める要素が必須です。

商材の客観的な品質保証要素としては

  • 数値(例:導入企業の95%が売上アップ)
  • 第三者評価(例:顧客満足度No.1)
  • 具体的な事例(例:実名・顔写真入りの顧客インタビュー)

などがあります。

訴求設計(カスタマージャーニーのステップと揃える)

LPの構成については、これまでに整理した課題、価値、証拠などを、FVからCTAボタンまで、一貫したストーリーで配置します。

文脈に一貫性がないと、読み進める途中でユーザーの熱量が冷め、離脱されてしまいます。

FVで「工数半減」を謳ったら、ボディコピー(本文)でその理由を説明し、導入事例で証明し、最後に「どれくらい削減できるかシミュレーションする」というCTAへ繋げるのが美しい流れです。

以下の6つの訴求ポイントを意識し、顧客の直観に訴える説得力のあるスト―リーで設計します。

BtoB顧客の6つの訴求ポイント

入口と出口の動線を決める|流入の“温度”と次の一歩を揃える

入口を3種類に分ける(SEO/PPC/SNS)

経路によって、ユーザーが持っている「課題解決への温度感」が根本的に異なるため、LPへの流入経路は、検索意図が明確になりやすい場合(SEO・検索広告)と、受動的な広告手段(SNS・ディスプレイ広告)に分けて考えます。

例えば「勤怠管理システム 比較」と検索した人がリスティング広告から流入した場合は即効性のある情報を求めますが、SNS広告を見かけて流入したユーザーはは、まず「なぜ今の管理方法ではダメなのか」という気づきを必要としています。

狙うジャーニー段階・セグメント・ペルソナを特定する

LPのそれぞれの流入経路から、どのような状況のペルソナが来るのか、どのような段階のユーザーを獲得したいかをあらかじめ社内で検討しておきましょう。

ここを曖昧にすると、LPのメッセージが万人に向けた無難なものになり、結果的に誰にも刺さらなくなってしまいます。

例えば業界専門誌のメルマガ広告からの流入であれば、「業界特有の専門用語」をあえて使い、プロ向けであることをアピールする訴求が有効です。

ジャーニーから逆算して入口を選定する(目的からズレない設計)

LPの集客に広告を活用する場合は

  • まずは広く認知を取りたいのか
  • 今すぐ客を獲得したいのか

といったLPの目的から逆算して、広告を出稿する媒体を選定します。

目的と媒体がミスマッチだと広告費の無駄遣いになってしまうため注意が必要です。

例えば今月の商談数を早急に増やしたい場合は、単価が高くても購買意欲の高いユーザーが集まるリスティング広告に予算を集中させることが有効です。

サンクス後の導線を設計する(資料DL、日程調整、事例提示など)

LPの入力完了画面(サンクスページ)を単なるお礼の場で終わらせず、次のアクションを促す場として最大限活用することもおすすめです。

情報を入力した直後はユーザーが最も自社に対して興味を持っているいわばゴールデンタイムであり、資料ダウンロードのサンクスページに「無料オンライン相談」のリンクを置くことで、リードから商談への引き上げ率が大きく向上します。

また、資料ダウンロード特典として事例集をプレゼントすることなども効果があります。

CV後の業務フローを設計する|LPは「獲得」ではなく「商談化」までが仕事

LPのゴールが資料ダウンロードなどを設定している場合、公開する前に、コンバージョン(CV)後のフローを検討しておきましょう。

なぜ必要?(CVが増えても商談にならない問題)

マーケティング部門がどれだけリードを獲得しても、営業部門が適切にフォローしなければ売上は上がりません。

弊社の支援現場でも、

  • リードの質が悪い(営業)
  • 営業がすぐに電話しない(マーケ)

といった部門間の対立が起きていて、LPを作成しても思うような効果が得られていないケースがあります。

CVからコンタクトまでの時間を短縮することも重要で、月間100件のCVがあっても、初動の連絡が3日後であれば、熱は冷め、競合他社に案件を奪われてしまいます。

CV直後のコミュニケーション設計(誰が・いつ・何を送るか)

BtoBビジネスにおいて対応スピードの速さはそのまま企業への信頼に直結するため、CVが発生した瞬間から誰がどのようなアクションを起こすか事前にフローを定義します。

例えば「見積依頼」なら担当営業が2時間以内に電話、「資料請求」ならインサイドセールスが翌日中にヒアリングメールを送る、とルール化して運用します。

「今すぐ客」以外の運用(リードナーチャリング設計)

すぐには商談にならない「そのうち客」に対しては、継続的な情報提供(リードナーチャリング)の仕組みを構築します。

BtoBの検討期間は数ヶ月~数年に及ぶこともあり、メルマガ登録などの成約までの距離があるゴールの場合は獲得したリードの8割以上が「今すぐには買わない」層に分類されることもあります。

その場合はMA(マーケティングオートメーション)ツールを活用し、定期的に導入事例やセミナー案内をメール配信し、検討のタイミングが来た際に真っ先に想起される状態を作ります。

後工程KPIと最小の計測セット(有効リード率、商談化率、初動SLA など)

LPが獲得したCV数だけでなく、リードから商談に進んでいく中の有効リード率や商談化率といった営業部門の指標(KPI)をマーケティング側でも数値を確認するようにします。

その理由としては、リード獲得単価が安くても、全く受注に繋がらないリードばかりでは意味がないためです。

マーケティングと営業の間で「資料ダウンロード後、〇時間以内に〇回架電する」といった合意を社内で調整し、その達成率も追跡しましょう。

LPマーケティングのPDCA設計(LPOの実務)|改善が回る“型”を作る

最低限の計測(イベント・CV・フォーム・電話・資料DL)

LPを公開したら、どの部分がクリックされたか、どこで離脱されたかをツールを用いて正確に計測します。

勘や思い込みでの修正は、かえって成果を下げるリスクがあるからです。

Google Analyticsなどのアクセス解析ツールや、ヒートマップ機能を持つCVR向上に役立つツールなどを使い、「ページの〇%までスクロールされたか」「フォームのどの項目で入力につまずいたか」を数値化します。

改善の優先順位(FV、オファー、フォームの順に効きやすい)

LPO(ランディングページ最適化)においては、影響度の大きい「ファーストビュー(FV)」「オファー」「入力フォーム」を中心に改善を行います。

ファーストビューで離脱されてしまえば、それより下のコンテンツをいくら修正しても読まれることはないため、ファーストビューから着手することが効果的なケースが多いです。

まずはファーストビューのキャッチコピーを数パターン用意してテストし、次に「無料相談」などのCTAボタンのテキストを「料金表ダウンロード」などに変更してCVR(コンバージョン率)の変化を見る、といった手順を踏みます。

改善はどの施策が効果があるかを明確にするため、1つずつ施策の効果を確認することをおすすめします。

A/Bテスト、ヒートマップ、定性(営業・CS)の使い分け

LPの改善計画を作成する際は、A/Bテストやヒートマップなどの結果(定量データ)だけでなく、営業部門やカスタマーサポート部門など、現場の生の声(定性データ)を組み合わせて改善策を練ります。

どこで離脱したかはデータで分かりますが、「なぜ離脱したか(何が足りなかったか)」は現場の顧客の声にヒントがあるからです。

ヒートマップで料金表エリアがよく見られているのにコンバージョンにつながっていない場合、営業担当にヒアリングすると「初期費用が不明確で不安だと言われる」という課題を発見してLPに追記できることがあります。

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LPマーケティングのよくある質問

Q.LPとホームページの違いは?

ホームページ(コーポレートサイト)を幅広い情報を網羅したカタログに例える場合、LPは特定の行動を促すための営業チラシです。

LPの目的は迷わずに行動してもらうことであるため、他のページへのリンク(ナビゲーション)が豊富ならホームページ、リンクが極力排除されていればLPと判断します。

Q.LPはSEOに弱い?

1ページ完結型のLPは、情報量が限定され更新頻度も低いため、単体でのSEO(検索エンジン上位表示)には不向きです。

ただし、お役立ちコラムなどの記事コンテンツと連動させたり、ディレクトリ構造を整理したりする条件を満たせば、集客の入り口として機能させることは十分に可能です。

Q.LP制作費用の目安は?

LP作成を制作会社に依頼する場合、30万円~100万円以上と費用の幅が大きく開きます。

この価格差はマーケティングの戦略設計から依頼するか、デザインとコーディングのみかといった委託内容が理由となるため、依頼する範囲を事前に検討しておくことが重要です。

BtoBで成果を出したい企業は、単なる制作依頼ではなくマーケティング設計から伴走してくれるパートナーを探しましょう。

Q.成果が出ないとき、まず何から改善すべき?

すでにLPを運用しているものの、成果が出ないとお悩みの場合、最もすばやく成果が出やすいのは入力フォームの最適化(EFO)とファーストビューのキャッチコピー変更です。

リスティング広告への出稿予算を増やす前に、まずは訪問ユーザーの行動を分析したり、コンテンツを改善することから始めるのが鉄則です。

Q.LPを内製するか外注するかの判断基準は?

自社にマーケティング戦略を立てられる人材と、デザイン・コーディングのスキルがある場合は内製化が可能です。

しかし、客観的な視点での強みの抽出や、スピーディーなPDCAサイクルを回すリソースが不足している場合は、実績のある専門会社へ外注する方が結果的に投資対効果が高くなります。

まとめ

LPマーケティングにおいて、BtoBで成果を出すための重要なポイントは以下の3つです。

■作るだけでなく「前後の設計」が不可欠

流入経路の選定から、CV後の営業連携・ナーチャリングまでを一貫して設計することが、単なる「リスト集め」で終わらせない秘訣です。

■ペルソナとカスタマージャーニーに基づく徹底した顧客理解

「誰の」「どの検討段階の壁(比較・稟議・不安)」を取り除くページなのかを明確にしなければ、メッセージは刺さりません。

■CVはゴールではなくスタート

適切なハードルのコンバージョンを設定し、そこから商談化へと引き上げる業務フローと、継続的なLPO(改善)の仕組みを回すことが重要です。

自社のLPを構成する際には、ターゲットとなるペルソナやカスタマージャーニに沿ったコンテンツになっているか、動線を見直してみてください。

ディレクターバンクでは、LPの制作だけでなく、戦略設計から広告運用、リード獲得後の商談化支援までを含めた一貫した「Web集客支援サービス」を提供しております。

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※この画像の一部はGeminiで作成されています。

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