質の高いな被リンク(バックリンク)の獲得はSEO対策でとても重要であることは、こちらの記事でもご紹介しました。今回は、自社サイトの被リンク獲得状況を分析し、SEO外部対策の次の一手を見出すために役立つ被リンクチェックツールをご紹介します。
【おさらい】被リンクとは?
被リンクとは、自社サイトのコンテンツが他サイトやブログからリンクされている状態を指します。例えば、
・記事の最下部の参考サイトとして紹介される
・文中にエビデンスとして引用される
などは、よく見かける被リンクの例です。
質の高い被リンクとは、すでにその業界・ジャンルで評価を得ているサイトからのリンクを意味します。
なぜ被リンクチェックをするのか?
定期的に被リンクチェックをする目的は、以下の通りです。
被リンクされやすいコンテンツの傾向性を探る
どんなコンテンツが被リンクを獲得しやすいか、獲得した被リンクはどんなサイトからか、などの傾向性を把握しておけば、強化すべきコンテンツテーマやジャンルが自ずと導きだされます。
競合サイトと比較して、対策の方針を練る
ベンチマークしているサイトがあるのであれば、そのサイトが獲得している被リンクをチェックし、比較することで、自社サイトの強み・弱みをより明確につかむことができます。「こういうサイトからの被リンクを獲得したい」と目標が見つかれば、コンテンツ開発の方向性を決めやすくなります。
ペナルティを受けないよう対策する
コピーしただけで全く内容のないサイトからのリンクや、関係性が全くない不自然なリンクが張られていると、検索エンジンからの評価が下がり、表示順位を落としてしまったり、インデックスが削除されてしまったりという結果につながります。
質の低い被リンクが張られていないか定期的にチェックをしておくこともSEO外部対策の重要な側面です。
参考記事
その他、良質な被リンクを獲得するためにできる外部対策について、こちらの記事に詳しくご紹介しているので、参考にどうぞ!
被リンクチェックツール(無料)
それでは、被リンクチェックをする際に使えるツールをご紹介していきましょう。
まずは、無料で使えるサービスです。初めて被リンクチェックをする場合なども気軽に導入できるので、ぜひ使ってみてください。
1. Googleサーチコンソール
サイトをGoogleがどう評価しているかをチェックし、様々な角度からオーガニック検索におけるパフォーマンスを最適化するためのツールです。どの記事が被リンクされたのか、被リンクされたサイトのURLなどのチェックも、この中に含まれます。
不適切な外部リンクを否認したり、Googleへインデックス登録を申請したりと、ウェブサイト運用をしている方なら導入必須のツールの一つでしょう。
【Google提供】https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
2. Bing Webmaster Tool
自社サイトの被リンク数やリンク元のURLをチェックすることができます。競合サイトのリンク数もチェックできるので、競合比較したい方にオススメです。
【Microsoft提供】https://www.bing.com/webmasters/
3. Moz Link Explorer(旧Open Site Explorer)
自社サイト・競合サイトに関わらず、URLを入力するだけで被リンクチェックができるツール。複数サイトの比較に便利な一覧表示や、データの推移のグラフ化して表示する機能があります。会員登録が必須。
【Moz提供】https://moz.com/link-explorer
4. hanasakigani.jp
URLを入力するだけで被リンクチェックができるツール。分析可能な被リンク数は10件までですが、サッとチェックできて初心者にもオススメ。指定したキーワードで競合サイトの被リンクチェックをすることも可能です。
【株式会社ディーボ提供】https://hanasakigani.jp/
被リンクチェックツール(無料)
無料のものは、被リンクチェックに特化したシンプルなツールも多いのですが、有料版となると、機能も増え本格的なSEM(Search Engine Marketing:検索エンジンマーケティング)が行えるようになります。
スムーズに分析が行えるよう、ツール提供社独自の指標で被リンクを評価してくれているので、KPI設定や振り返りがしやすいのが特長です。
1. Ahrefs(エイチレフス)
被リンクチェックツールとして認知度のあるツールですが、徐々に機能が拡充されSEOオールインワンパックとしても活用されています。被リンクされたサイトが良質かどうかが独自のアルゴリズムで数値化されているので、分析を継続していくためのKPI設計・振り返りがしやすくなります。(月額99ドル〜)
【Ahrefs提供】https://ahrefs.jp/
2. Majestic(マジェスティック)
被リンクの質を表す独自指標「トラストフロー」で自サイトのSEO評価や他サイトの質を解析できます。APIを公開しているためサードパーティのSEOツールが豊富で、有料ツールの中では比較的リーズナブル(月額49.99ドル〜)。
【Majestic-12提供】https://ja.majestic.com/
3. SEMrush(エスイーエムラッシュ)
被リンクチェックに限らず、WEBサイトのアクセス解析などSEMをワンストップでサポートするツールです。(月額119.95ドル〜)
【Semrush提供】https://semrush.jp/
まとめ
いかがでしたか?
外部SEOに必要不可欠な被リンクチェック。これまであまり注力してこなかった方も、ぜひツールを活用しながら取り組んでみてくださいね。
ディレクターバンクでは、自社サイトやオウンドメディアなどの運用にこのようなツールを取り入れ、より効果的な運用を目指したいと考える企業様のサポートをしています。経験豊富なディレクターが現状分析からコンテンツ開発のご提案まで、企業の課題に合わせたソリューションを提供。ツール導入で終わることなく、しっかり使いこなしてサイト・メディア改善に導きます。