インスタ参考事例飲食編

飲食業界で参考にしたいインスタグラム運用例5選!

2020年11月25日

こんにちは、ディレクターバンクの高野です。
今月は、インスタグラムの運用について現場で奮闘する私がみた「今からインスタを始める担当者におすすめの運用方法」飲食業界編!をご紹介します。
「うっかりインスタの担当者になったけど、全然使ったこともないしできれば手間をかけずに運用したい。」
と途方にくれる運用担当者の皆さんの参考になれれば嬉しいです。

インスタ運用担当者がみた!コロナ禍で工夫している飲食業界の使い方!

今回は冒頭でも宣言した通り、飲食業界に絞ったご提案です。というのも、食品ロスの言葉も多く聞いたコロナ禍に様々な工夫をして売上を伸ばしていた飲食店があったのをご存知ですか?その多くが、SNSのバズりを利用したものだったのだとか。私自身も、2020年の5月に、三重県の牡蠣養殖場さんがロスで困っているとインスタで知り、注文しました。
その際に届いた牡蠣の数が、150個以上入って送料込み2000円の破格でたくさんの友人に教えてみんなで注文したのを覚えています。
他にも、沖縄県の旅行業が厳しくなった時には海ぶどうのお店がメディア×SNSで通常よりも売上を大きく伸ばしたというのもインスタグラム上で見ていました。
お店をまず知ってもらう「周知」の段階ではSNSがとても大きな成果を出せることがわかった一つの事例でもないでしょうか。また、飲食業界の多くは店舗ごとに店長さんが店舗運営業務と並行して手探りな中行っていることが多く、なかなか試行錯誤する時間もないのが現場ではないでしょうか。
そんな時間がない・忙しい・インスタグラムがよくわかないという担当者さんにぜひ真似して欲しいアカウントを集めました。

飲食業界関係者が参考にしたいインスタアカウント5選!

早速参考になるアカウントを5つご紹介します。具体的なおすすめポイントも含め、運用のヒントになるような情報がきっとあると思います。まずはインスタグラムを使って何をしたいのかを様々なアカウントの運用方法から考えてみてくださいね。

(1)インスタ×通販(EC)で人気のお店「こうぶつヲカシ」

こちらのアカウントは、琥珀糖という寒天ゼリーと砂糖でできたしゃりしゃり食感の和菓子を販売しているお店です。2018年頃から韓国から流行していたASMRという音を楽しむ動画のなかの題材としてもよく取り上げられていた琥珀糖を、宝石のようなカットと洋風な味付けで昔ながらのお菓子ではない、ちょっと新しいお菓子として女性の人気を獲得しています。
値段も100g3300円〜とギフトシーンにぴったりの商品でしたが、コロナ渦中ではおうち時間が増え、今までよりもお出かけがしにくくなったことから、ぜいたくおやつとしてさらに人気を高めました。
インスタグラムの運用方法をみていても、作る工程や食べるシーンのイメージなどが多く、おうちで贅沢なひと時を楽しむイメージが湧きやすい運用方法になっています。3000円以上の食品を販売する際に参考になるアカウントです。

(2)店舗予約×求人もしているお店 韓国料理とナップセのお店「ナム」京都駅本店

こちらのアカウントでは、お客さんが店舗の予約をすることもでき、仕事を探している人が求人に応募することもできるようなアカウントの運用方法になっています。投稿内容はお店の目玉メニューの紹介やクーポンなどお客さんへの来店アプローチがあったり、来店客の投稿をシェアすることでユーザーの感想を潜在顧客に周知しています。
また、その一方で一緒に働く求職者へのアピールもしっかりしているアカウントです。求人サイトやハローワークなどを経由しなくても直接求職者を集められることや、インスタの発信を通して、会社や店舗について知ってもらえるので、ミスマッチが起きにくいのではないかと思います。

(3)食品ロス解消!送料込み全国配送で知名度アップした牡蠣養殖場「モト牡蠣養殖場」

牡蠣の養殖場では新型コロナウイルスの感染拡大により、地方への旅行者が急激に減ってしまい、シーズンに合わせて養殖されていた牡蠣が廃棄の危機にありました。
現地での受入ができない中、インスタグラムの投稿を通して、加熱用牡蠣の販売を行い旅行ができなかった方や全国の牡蠣好きにアピールを行っていました。
当時フォロワーが1000人未満でありながら注文が1投稿あたり100件以上になり、反響を見せていました。
商品を受け取った購入者がさらにインスタグラムで取り上げ牡蠣の連鎖が生まれていました。
このように、広告費の代わりに数量限定のお得なセットを販売することにより周知拡大につなげることができるようになります。
賞味期限や廃棄期限のあるような在庫を抱えているお店に有効な方法です。

(4)インスタ上で商品を扱う顧客である飲食店やユーザーも盛り上げるお店「金ちゃんちの海ぶどう」

沖縄県の名産品を楽天市場で販売している「金ちゃんちの海ぶどう」というお店です。特に沖縄の新鮮な海ぶどうが夏だけではなく1年を通して全国に配送してくれる珍しいお店です。楽天市場など大手通販サイトに登録されている店舗は大手のイメージが強く無機質な対応がたびたび問題になることもありますが、「金ちゃんちの海ぶどう」は家族経営のお店で手書きのレシピが同梱されていたり、海ぶどうの管理方法の説明書が入っていたりハートフルなお店でもありとても人気があります。
また、インスタグラム上では今日の海ぶどうと題して毎日の海ぶどうの様子を配信されていたり、金ちゃんちの海ぶどうを購入している全国の飲食店を紹介し、楽天で注文するのに勇気がいる人に実際に飲食店に足を運んでもらい味を知ってもらう働きかけなどもしています。
他の飲食業の活性化を図ることで、自社の商品の売上も相乗的に上がっていく運用方法をしています。
BtoB色が強い飲食業におすすめの運用方法です。また、よく購入しているお得意様にはファミリーTシャツを送っており日本全国にサポーターがいて欽ちゃんちの海ぶどうを盛り上げてくれる仕組み作りができています。このように顧客を広報隊長に任命することで口コミを作りやすくなります

(5)手作りキット販売でおうち時間消費を増やす「大徳醤油 株式会社」

老舗の醤油メーカーさんのインスタグラムです。20年ほど前から販売されているおうちで作れる手作りキットをインスタグラムで紹介したところ、おうち時間のおともに購入が増えています。インスタグラムの規約が厳しくなる前はプレゼントキャンペーンなども活用しながら周知を広げていました。現在は12月スタートの利用規約の改定により、フォロー&いいねを促すプレゼント企画はNGになっていますので、真似する際は利用規約を確認の上行ってみてください。

 

飲食業界者がインスタグラムを運用するときに気をつけるべき点は?

飲食業界が続々とインスタグラムに参加しているので、運用していく中でフォロワーが増えずに悩むことがあるかもしれません。ですが、いちばん大切なのは自社のお店を知って欲しい層に情報を届けることではないでしょうか。
なんとなく1万人のフォロワーがいたらいいと漠然と考えてしまいがちですが、その1万人のほとんどが日本のユーザーでなければ、お店の売上には繋がりません。
他にも北海道のお店なのにフォロワーが住んでいる地域が沖縄だったら、お店に来店される頻度はそんなに多くなく安定的な売上を保つことが難しくなってしまいます。
まずは、自分がターゲットとする相手をどこにおくのか、その人たちにどの方法で情報を届けるのかを考えて上記5事例の中で最も試しやすい方法を試してみると良いのではないでしょうか。
また、ディレクターバンクではインスタグラム投稿コンテンツの制作だけでなく、戦略策定や効果測定などの経験豊富なインスタグラムマーケティングディレクターが勢揃いしておりますので、自分でちょっとやってみたけど、やっぱり不安だ…と思ったり、自分で運用する時間が持てない!インスタグラム運用の人手が足りない!などなど、お悩みあればぜひこちら⬇︎からお問い合わせください!

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新米SNS担当 高野

高野

SNSマーケターの道を担当中の高野です。 自社オウンドメディア企画を経験後、企業のSNS担当者として勤務中。 先輩マーケターのアドバイスから試行錯誤しながら実践中です。