【開催報告】第三回デジマ運営勉強会「ブランディングの重要性と今後のEC業界」

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第三回デジマ運営勉強会

2018年8月23日(木)、第三回デジマ運営勉強会を開催しました。第三回のテーマは「ブランディングの重要性と今後のEC業界」。

スピーカーは、富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 デジタルソリューション部 木村 俊朗氏です。また、弊社代表取締役の棟近より、7月23日~8月10日にかけて実施した「受注側のディレクターに聞いた、いい見積書のもらい方」アンケートの結果速報もお伝えしました。

今回のコラムでは、この第三回デジマ運営勉強会から、印象に残ったことをお伝えします。詳細を知りたい!という場合はぜひお問い合わせください。

(アンケート結果速報については後日また編集部コラムでお伝えします!)

世界的なEC市場の成長

まず、EC市場の現状について。

EC市場は、この10年程、成長を続けている業界です。特にB to C-EC市場は高い成長率です。日本でもさまざまな企業がECに参入していますが、世界的に見ても、EC市場は非常に大きく成長を続けています。

ECは国内だけでなく、海外にも可能性を見出しやすい市場です。実際に、越境ECの市場も成長を続けています。さまざまな国・地域の企業が参入し、より多くの消費者がECを利用することで、決済方法も多様化しています。

ECに参入する場合、まず、モールに出店するか、自社サイトを構築するかという選択から始まって、モールであればどこに出店するか、自社サイトであれば何を使ってECサイトを構築するか、運営のための手段はたくさんあります。

しかし、どういう手段を選ぶにしろ、大事にしないといけないのが「ブランド」であり、ブランドに対して顧客に価値を感じてもらうために、ブランディングが重要であるというのが、今回の話です。

ブランディングの重要性

第三回デジマ運営勉強会

ブランドが大事だということは何となく分かっているつもりでも、いざ、自分達のブランドは何かと訊かれると、明確になっていないということは多いのではないでしょうか。ブランドが明確に定義されていないと、そもそもブランディングはできません。

ブランドのもともとの意味は、焼き印をつけることです。そこから、今、言われている「ブランド」とは、他との差別化要因ということになります。

ブランドを明確にすることは、すぐにできることではなく、さまざまな分析を重ねることで形が見えてきます。また、ブランドは作り替えるものではなく、アップデートしていくものと言えます。

ブランドが明確になったら、それを、一部の人間が理解するだけでなく、社内で共有する必要があります。さらに、そのブランドに対して顧客に価値を感じてもらうことが必要です。そのための活動がブランディングになります。ブランドが明確になっても、それを顧客にブランドとして認知してもらわないと、売上や利益にもつながりません。

商品・サービスの魅力を一方向で伝えるだけでなく、顧客がその商品・サービスを思い浮かべた時に、自然とそういう魅力があると「思ってもらう」ようになるのが、ブランドが認知された状態です。この点が、マーケティングやプロモーション、PRとのブランディングの違いと言えます。

ブランディングを成功させるために

第三回デジマ運営勉強会

ブランディングを成功させるためには、まず、ターゲットを明確化する必要があります。そのターゲット層に向けて、ブランドイメージを崩さずかつブランドを身近に感じてもらえるような「ブランド体験」を提供し、ファンを育成していきます。

ブランディングにあたっては、やりたいことがたくさんあってどこから手をつけて良いか分からないという状況もあるかもしれませんが、むしろやらないことを決めることが、ブランディングにおいて大事です。

基本的には、純広告から始まって、顧客の状態に応じた手法を展開していきます。今の消費者は、購買につながる行動がほとんどスマートフォンの中で完結するため、その中でいかに消費者の生活に入り込んで「時間を奪う」ことができるかがポイントになります。そのために、消費者が商品の情報に触れてから購入に至るまで、自然な形で繰り返しコミュニケーションを取る必要があります。

企業が顧客にアプローチする手段は主に広告ですが、いかにも広告といった形の広告は、今はブロックされる傾向があります。Web広告だけでなく、たとえばオウンドメディアの記事やリアルのイベント、時にはTVCMなど、複数のチャネルを通じて自然な形で消費者の生活習慣に常に存在することが、ブランディングの成功につながります。

無意識に影響しやすい動画

消費者に「広告」と意識されず、無意識に影響を与える潜在的なブランディング手法として注目なのが「動画」です。動画は、ブランディングと相性の良い手法と言えます。

そして、動画をブランディングに利用する場合は、クリック数やインプレッション数よりも、シェア数が重要です。どれぐらい売れるかよりも、話題性の方がブランディングにとっては重要な点です。

動画広告というとイメージされるのが、YouTubeの動画再生の冒頭に流れる広告ではないでしょうか。これも、広告と分かると飛ばされがちですが、そうされないための工夫をこらした動画もあり、参考になります。

たとえば、飛ばすことのできない最初の5秒間を活用した例では、車のCMでこの5秒間に時速100キロまで達する映像で加速度を感じさせるCMがあります。また、ユーザーが動画をクリックでき、それにより動画の内容が変わるというインタラクティブな広告も増えつつあります。

日本では欧米などに比べて動画広告の普及が低いのですが、ブランディングという点では動画はやはり注目すべき手法です。また、世界的に見ると、VRやAIなどをECに活用する例も出てきています。

まとめ

今回は、特にECに特化したテーマとなっていますが、ECに限らず、Webサイトの運営にも役立つところも多々あると思います。また、EC化率は年々高くなっており、ECへの参入を検討している方には、ぜひおさえていただきたい話です。

特にECでは「売ること」が重視されるあまり、ブランディングは二の次、何となく曖昧なままということもあるのですが、多くの企業がECに参入する中で、差別化のための「ブランド」が明確になっており、それを顧客にも認知してもらうというのは、今後、より重要なことになっていくでしょう。

ブランドの明確化、そしてブランディングには、さまざまな分析や複数のメディアやチャネルの活用が必要になるため簡単ではないのですが、今回の勉強会のような機会を利用して、一度相談していただければと思います。

また、デジマ運営勉強会は、毎回テーマを変えて今後も定期的に開催予定ですのでお気軽にお越しください。

(最後は懇親会で乾杯!)

第三回デジマ運営勉強会

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河村 郁恵

i.kawamura

山口県東部出身。京都大学文学部卒。国文学専攻で源氏物語など王朝物語にそこそこ詳しい(いつか仕事につながることをひそかに夢見ている)。卒業後、自然食・健食などをECで扱うプレマ株式会社に入社。ECのカスタマーサポートから始まって、商品開発、マーケティング、プロモーションなどを担当。その後、EC事業者・支援企業向けのメディアを運営するECのミカタ株式会社に転職。編集部で日々の記事作成からメディア運営、フリーペーパー作成のディレクションなども担当。

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