自社のWebサイトの課題を抽出する際、競合となるWebサイトがどのようなパフォーマンスを出しているか情報を収集し、分析することはとても重要な手がかりとなります。
また、競合調査を行うWeb分析ツールは、競合のWebサイトのアクセス数を分析するものから、SEOの観点から検索キーワードの表示順位を分析するものまで様々なタイプの分析ツールがあります。
そこで、今回は競合調査のWeb分析ツールのタイプと代表的なサービスを紹介します。
ぜひ、自社のWebマーケティング活動の参考にしてください。
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競合サイト分析ツールの最新相場調査:2019年9月版
Webマーケティングにおいて、競合調査は欠かせません。競合サイトのアクセス数を知りたい、競合企業のコンテンツや広告の対策キーワードを知りたいといったときに役立つのが、競合サイト分析ツールです。これによ ...
▼目次
競合のサイトアクセス数を知りたい
1.eMark+
2.SimilarWeb
競合サイトのSEO対策を知りたい
3.SEOチェキ
4.Gyro-n SEO
競合サイトがどんなサービスを使っているかを知りたい
5.Ghostery
競合サイトのサーバー構成を知りたい
6.built with
競合サイトの品質やサーバーパフォーマンスを知りたい
7.WEBSITE GRADER
8.GTmetrix
9.Page Speed Insights
編集部のまとめ
競合のサイトアクセス数を知りたい
1.eMark+
自社Webサイト、競合WebサイトのPV、訪問者数がわかる分析ツール
取得できる情報
・自社Webサイト、競合Webサイトの訪問者数、利用時間、直帰率、PV数
・検索流入キーワード(オーガニック、または有料検索広告キーワード)
・流入元分析(検索経由、SNS経由等のチャネル別)
・Webサイトごとの人気ページ順位
約20万人のモニターユーザー規模から、Webサイト訪問者のユーザー属性が調査できるのが強みとのこと。
見たいサイトを指定するとUU数、セッション数等の月次推移が把握できる基本指標機能も無料で使えるのは魅力的です。
有料版は初期10万円、月額10万円。(要問い合わせ)
→ 詳しくはこちら
2.SimilarWeb
自社Webサイト、競合WebサイトのPV、訪問者数がわかる分析ツール
取得できる情報
・自社Webサイト、競合Webサイトの訪問者数、利用時間、直帰率、PV数
・検索流入キーワード(オーガニック、または有料検索広告キーワード)
・流入元分析(検索経由、SNS経由等のチャネル別)
・Webサイトごとの人気ページ順位
競合分析ツールの代表的なサービスです。
世界中のパネルユーザーやクローリング等を元にデータを収集、分析して統計データを作成しているとのこと。
無償版と有償版(料金については要問い合わせ)があります。
chromeとFirefoxのブラウザを使っているユーザーはアドオンとして使えるので、まだ入れていない人は試してみましょう。
→ 詳しくはこちら
競合サイトのSEO対策を知りたい
3.SEOチェキ
自社Webサイト、競合WebサイトのSEOに関する情報が取得できる分析ツール
取得できる情報
・titleタグ、meta descriptionタグ、meta keywordsタグ、h1タグ
・内部リンク、外部リンク
・最終更新日時、ファイルサイズ、読み込み時間
・Google・Yahoo!の被リンク数、インデックス数
SEOのためにどのような設定をしているか一目でわかるサービスです。
特定キーワードでの検索順位チェックや、そのWebサイトでよく使われているキーワード出現頻度チェックもできます。
→ 詳しくはこちら
4.Gyro-n SEO
自社Webサイト、競合WebサイトのSEOに関する情報が取得できる分析ツール
取得できる情報
・キーワード検索順位の日次チェック
・自社サイトと競合サイトとのSEO順位比較
・ウェブサイトの各ページの内部対策状況の調査
・ウェブサイトの各ページのコンテンツ分析
自社サイトと競合サイトのSEO状況を継続的にチェックしていくことができるサービスです。
日次で検索順位の変動が把握でき、かつ競合サイトもチェックできるので、日々の運用にはとても使える分析ツールです。
→ 詳しくはこちら
→ 相場インタビュー「無料~月額1万円で利用できるSEO対策支援ツール【Gyro-n SEO】」はこちら
→ 「検索順位チェックツールの最新相場調査:2017年11月版」はこちら
競合サイトがどんなサービスを使っているかを知りたい
5.Ghostery
自社Webサイト、競合Webサイトにどんなマーケティングツールが組み込まれているかがわかる分析ツール
取得できる情報
・導入しているアクセス解析ツール
・導入しているSNSプラグイン
・導入している広告配信ツール
各Webブラウザのアドオンツールとして提供されているサイト分析ツールです。
他社サイトがどのようなWebマーケティングの環境なのか簡単に調査することができます。
→ 詳しくはこちら
競合サイトのサーバー構成を知りたい
6.built with
自社Webサイト、競合Webサイトはどのようなサーバー構成になっているかわかる分析ツール
取得できる情報
・導入しているアクセス解析ツール
・導入しているSNSプラグイン
・導入しているCMSのソフトウェア
・Webサーバーのソフトウェア
各Webブラウザのアドオンツールとして提供されているサイト分析ツールです。
ゴーストリーと比べて詳細で、どちらかというとシステム寄りの詳細情報を調査することができます。
→ 詳しくはこちら
競合サイトの品質やサーバーパフォーマンスを知りたい
7.WEBSITE GRADER
自社Webサイト、競合Webサイトの表示速度や、モバイル対応、SEO対策についての評価ツール
取得できる情報
・表示速度評価
・モバイル対応状況評価
・SEO対策評価
・セキュリティ評価
URLを入れるだけで、上記の点での対応状況を得点評価してくれる分析ツールです。
シンプルな分析なので気になるサイトのURLを入れて比較してみるのも楽しめると思います。
→ 詳しくはこちら
8.GTmetrix
自社Webサイト、競合Webサイトの表示速度の計測ツール
取得できる情報
・ページの表示ごとにかかった表示速度評価
・競合サイトとのサイトパフォーマンス比較機能
システム担当者向けのサイトパフォーマンス分析ツールです。
サイトの表示速度を改善するための原因を調査するために役立つ分析レポートが参照できる他、競合サイトとのサイトパフォーマンスの比較ができるメニューも用意されています。
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9.Page Speed Insights
自社Webサイト、競合Webサイトの表示速度の計測ツール
取得できる情報
・PCのWebサイトの表示速度評価
・モバイルのWebサイトの表示速度評価
グーグルが提供するWebサイトの表示速度の分析ツールです。
シンプルな結果レポートが表示され、どこを直せばさらに表示速度が改善するかアドバイスもしてくれます。
→ 詳しくはこちら
編集部のまとめ
競合他社のWebサイト調査は、単にそのWebサイトの訪問者数やPV数だけではなく、どのような施策やツールを利用して運営しているのかを知ることによって、自社のWebサイト運営の改善のヒントにつながるかと思います。
また、SEO対策については、ピンポイントな調査ではなく、日々のWebサイト運営から定期的に競合他社の動向も把握する
ことが大切です。Webサイト運用のリソースが確保できない場合、専任のWebディレクターをアサインする方法もあります。
Webサイト運用代行なら「Web担アシスト」
ぜひ日々のPDCA運用を心がけてみてくださいね。