オウンドメディア運用で参考になるWebコンテンツ15選

こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です

オウンドメディアをこれから構築する、もしくは既に運用しているWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。

  • オウンドメディア運用について学習したい
  • オウンドメディアの効果をもっと上げたい
  • オウンドメディア運用のスキルアップを目指したい

この記事では、オウンドメディアの構築から運用までを5つのステップに分け、各ステップにおける重要なポイントを解説します。
また、それぞれのテーマに関連する記事コンテンツやウェビナーなど、参考になるWebコンテンツを厳選して15個ご紹介します。

なお、具体的な構築ステップや参考となる他社事例、学習時に参考になる書籍などの情報については、以下の記事も合わせて参考にしてください。

目次

オウンドメディア運用をWebコンテンツで学習するメリット

最新情報をリアルタイムで学ぶことができる

オウンドメディア運用においては、Googleの検索アルゴリズムのアップデート情報など、日々起きる変化に素早く対応する必要があります。

こうした変更に素早く対応するためには書籍よりもWebコンテンツの方が優れています。

有識者(専門家)が発信しているブログや動画、Webマーケティング関連企業が運営する情報メディアでは、新しいSEOの動向やGoogleの公式発表をもとにした解説記事が頻繁に公開されており、こういったコンテンツを随時チェックすることでリアルタイムで最新の情報を得ることができます。

また、オウンドメディアだけではなく、各種SNSを中心としたコンテンツマーケティングのトレンドも日々変化しているため、それに対応する戦略や具体例をいち早く学ぶためにも、Web上の情報は非常に有効な学習源です。

事例が豊富

インターネット上には、実際にオウンドメディアを運用している企業や担当者による、具体的な成功体験や失敗談が多く共有されており、実践的な学びにつながります。

たとえば、「記事構成を変えたらコンバージョン率が倍増した」といった体験談や、「アクセス数は増えたけれど、なぜかCVにつながらなかった原因とその改善策」といった体験を元にした解説記事などもあり、単なる一般論ではない「現場での実体験」を教えてくれるコンテンツが存在します。

特に、同じような業界やターゲットを持つ企業の事例であれば、自分のメディア運用に直接活かせるヒントも多く見つかるでしょう。

無料で学べる情報が豊富

オウンドメディア運用をWebコンテンツで学習するもう一つの大きなメリットは、質の高い情報を無料で手に入れることができる点です。

たとえば、SEOやコンテンツマーケティングを専門とする企業が、自社のブランディングの一環として発信しているブログ記事やホワイトペーパーは、非常に内容が濃く、有料セミナーなどと比較して遜色がない情報価値があります。

また、専門知識を持つ企業が運営するYouTubeチャンネルや無料で参加できるウェビナーも増加しています。

これらの動画コンテンツは、初心者を対象にしたものも多く、担当者のスキルに合わせて幅広く学べるのが魅力です。

Step1.オウンドメディアの目的とKPIを決める

オウンドメディアの目的とは?目的別の指標や事例などをご紹介します!

オウンドメディアの目的とは?

オウンドメディアを制作する目的としては

  • 認知獲得(ブランディング)
  • 見込み顧客の獲得およびナーチャリング
  • 採用活動強化
  • 売上獲得

の4つのタイプがあります。

この記事では、それぞれの目的における主要KPIなどの指標や具体的な事例を紹介しています。

例えばブランディング目的でオウンドメディアを制作する場合、注目すべき指標は会社名やサイト名での検索数(指名検索の数)や、会社案内などの資料のダウンロード数などを指標にすると良いでしょう。

その他の3タイプについても注目すべき指標や事例を紹介しています。

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はてなビジネスブログ(セミナー・イベント)

はてなビジネスブログ(ウェビナー)

株式会社はてなでは、オウンドメディアに必要なCMSの提供や、コンテンツ作成などを代行する法人向けサービスを展開しています。

同社は法人向けサービスを紹介するオウンドメディアとして「はてなビジネスブログ」を運用しており、見込み顧客を獲得するため、オウンドメディア構築に興味のある企業担当者に向けた記事コンテンツの配信のほか、ウェビナーを定期的に開催しています。

ウェビナーのテーマは、「オウンドメディアの始め方」や「ペルソナの設計方法」など、これからオウンドメディアを構築しようとしているコンテンツマーケティング担当者向けの内容が中心です。

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Step2.オウンドメディアのターゲットを決める(ペルソナ、カスタマージャーニー)

オウンドメディアを成功させるペルソナの作り方。B to B/Cのポイントを押さえよう

オウンドメディアのペルソナ

オウンドメディアでコンテンツを制作する前提として「ペルソナ」を作成することは非常に重要です。

ペルソナを作成する場合は想定する読者の性別や年齢、収入や家族構成、趣味や心理状態などの属性について想像ではなくデータを用いながら運営スタッフ間で徹底的に議論することをオススメします。

この記事では、BtoB/BtoCのビジネス形態によって異なるペルソナ作成のポイントや注意すべき点を解説しています。

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ペルソナ設計とは?
ペルソナ設計とは?具体的な設計手法やポイントをご紹介

オウンドメディアをこれから構築する、もしくは既に運用しているWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。 ペルソナって言葉は聞いたことがあるけど具体的に何か知りたい 自社のターゲット顧 ...

マーケ担当者のためのペルソナ作成テンプレート8選:2020年6月版

オウンドメディアのペルソナテンプレート

こちらの記事では、「ペルソナを作成したい」「ペルソナについて見直したい」と考えるWebマーケティング担当者のために、さまざまな企業が無料で提供しているペルソナ作成のためのテンプレートをまとめています。

会員登録や個人情報を入力してダウンロードするものもありますが、クリックするだけでダウンロードできるものもありますので、ペルソナのテンプレートを探している方は是非ご覧ください。

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カスタマージャーニーマップとは?概念から目的や作り方まで解説

カスタマージャーニーマップとは?

オウンドメディアの企画設計時にペルソナと併せて作成しておきたいのが「カスタマージャーニーマップ」です。

カスタマージャーニーマップはWebサイト以外も含めた想定ユーザーの思考や行動を可視化し、オウンドメディアを運用する目的(ゴール)に至るまでの道筋を設計または改善するものです。

この記事では転職求人サイトを例に挙げながら作成のポイントを解説しています。

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マーケ担当者のためのカスタマージャーニーマップ作成テンプレート10選:2022年8月版

カスタマージャーニーマップのテンプレート

この記事では、カスタマージャーニーマップを作成するためのテンプレートをまとめてご紹介しています。

初めてカスタマージャーニーマップを作成する人にオススメのテンプレートや、ペルソナとカスタマージャーニーマップを同時に検討したい人向けのテンプレートなどが紹介されています。

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Step3.オウンドメディアのコンセプト、企画を作る

誰をどんな気持ちにしたいのか「コンテンツ設計」を考えよう 〈オウンドメディアのつくり方 第3回〉

コンテンツ設計

オウンドメディアの運営目的を明確にし、ペルソナの設定やカスタマージャーニーマップが完成したら、オウンドメディアにどのようなコンテンツを掲載するかを検討します。

コンテンツには記事コンテンツ、動画コンテンツ、図解コンテンツ、ホワイトペーパーなど様々な形態がありますが、この「コンテンツ設計」においては、どのような記事を読者が求めているかについて検討します。

検討ポイントとしては以下のポイントが重要です。

  • 想定読者(=ペルソナ)がどのようなコンテンツを求めているか
  • コンテンツ形式(レビュー記事、インタビュー動画、ホワイトペーパーなど)はどれを選択するべきか
  • 各コンテンツについて、集客方法(検索エンジン経由、SNS経由、広告運用など)はどれが適切か

この記事ではコンテンツ設計の切り口として「ジャンル」「形式」「流入経路」の3点から解説しています。

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BtoB企業のオウンドメディア最新事例24選!|2025年3月版

BtoB向けオウンドメディア事例

こちらの記事では、BtoBビジネスを展開し、オウンドメディア運用に興味がある企業に向けて、BtoB企業だけに絞った具体的なオウンドメディアの事例を「認知獲得型」と「リード獲得型」に分けて計24サイト紹介しています。

また、BtoB向けオウンドメディアを運営する際に成功するためのポイントも解説しています。

BtoBビジネスにおいては「認知獲得」や「リード獲得」を目的としたオウンドメディアが多く、様々な業界のオウンドメディアとその目的を分析して紹介しているため、これからオウンドメディアを立ち上げる方だけでなく運用しているオウンドメディアに課題を感じている方にもオススメです。

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参考にしたいBtoC企業のオウンドメディア事例12選!:2025年3月版

オウンドメディアの立ち上げ時に直面する課題として、以下のようなお悩みの方は多いのではないでしょうか? BtoC向けオウンドメディアの特徴を知りたい BtoC向けオウンドメディアを構築する際の注意点を知 ...

ホワイトペーパー参考事例10選!作り方のポイント解説【2023年2月版】

ホワイトペーパーの具体例と作り方

特にBtoBビジネスを展開している企業においては、オウンドメディアを訪れたユーザーに向けて、企業案内や用語集、サービスの概要、導入事例などを「ホワイトペーパー」として公開し、配布することは新規の見込み顧客を獲得する上で非常に有効な手段です。

ホワイトペーパーを作成することで、ダウンロード時に訪問ユーザーの情報を取得し、その後プッシュメールなどを送付することでリード育成(ナーチャリング)が可能になり、すぐに商談につながらなくても接点を保つことで将来的には商談、契約につながる可能性もあります。

この記事ではホワイトペーパーの類型や参考事例を紹介しているほか、ホワイトペーパーの作り方についても詳しく解説しています。

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【となりのカインズさん】企業オウンドメディア成功の秘訣を編集長に聞いてみた!

オウンドメディアとなりのカインズ

この動画はSEO対策などのWebマーケティングを支援するナイル株式会社が運営する「ナイルTV/SEO相談室」で公開されている動画です。

月間400万を超えるアクセスがある人気オウンドメディア「となりのカインズさん」の編集長である株式会社カインズの与那覇氏をゲストに迎え、どのような編集体制で運用しているかや、どのようにコンテンツを企画しているかなどをインタビューしています。

BtoCビジネスを展開している企業のオウンドメディア担当者や、コンテンツ企画で悩んでいる方におすすめです。

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Step4.オウンドメディアの編集体制を作る

オウンドメディア運営はどのように体制を作ったらいい? 効果的な作り方と運用方法について解説

運営体制について

オウンドメディアを運用するためには、Webデザイナーやライター、編集者、KPI管理など様々な業務を分担して担当することが必要です。

こちらの記事では、社内の運用体制について、整えるべきポイントや難しい場合の外部委託の方法について解説しています。

社内でオウンドメディアの運営体制を構築する場合には、以下の点に注意が必要です。

  • オウンドメディア運用専門部署を設立する
  • 予算と人員を確保する
  • 社内でオウンドメディアの必要性を周知する
  • 記事の品質(クオリティ)を確保するチェック体制を整える

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オウンドメディアのSNS運用方法やポイント、企業事例を解説

オウンドメディアとSNS運用について

オウンドメディア運用において、集客手段はさまざまなものがありますが、広告予算が限られる場合や長期的に媒体力を育成したいときは、検索エンジン経由で上位表示させることでユーザーに訪問してもらう「SEO施策」が中心となります。

しかし、競合他社がWebマーケティングについて先行している場合や、検索キーワードによっては検索順位を上げるためのSEO対策が難しいことがあります。

その場合、SNSを集客手段として活用することが有効なケースがあります。

また、BtoC型のビジネスにおいてはユーザーとのコミュニケーションを取ることができるといったSNSならではのメリットもあります。

こちらの記事では、SNSプラットフォーム別の特徴や強み、事例などを紹介し、オウンドメディアにおけるSNS活用について解説されています。

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インスタ集客の始め方解説
インスタ集客の始め方解説!成功のコツから最新事例まで紹介

認知獲得や集客を目的として、Instagram(インスタグラム)を運用することを検討している、またはインスタグラムアカウントを運用しているが思うように効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の ...

Step5.オウンドメディアの成果最大化に向けた施策を打つ

オウンドメディアのコンバージョン設定方法と3つのCVR改善策

コンバージョン設定とCVR改善策

オウンドメディアの運用が軌道に乗ってくると、オウンドメディアを作成した目的である成果(コンバージョン)を上げることが必要となります。

オウンドメディアで獲得するコンバージョンを最大化させるためには、CVR(コンバージョンレート)を改善することが重要です。

CVRを改善するためには、サイト全体の内部リンクの見直しや、CTA(Call to Action)の見直しなど様々な施策を検討することができます。

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コンバージョンとは?BtoBコンテンツマーケティングの参考になるコンバージョン設計事例10選|2024年9月版

BtoB企業でこれからコンテンツマーケティングを始めたい、またはコンテンツマーケティングで思うように成果が出ないことに悩んでいる企業のWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。 Bt ...

オウンドメディア動画の活用事例!使い方や企業事例について紹介

オウンドメディア動画活用

YouTubeなどの動画配信プラットフォームが充実してきたことにより、中小企業でも自社の事業内容や、商品・サービス紹介などを動画コンテンツとして作成し易くなってきています。

これらの紹介動画をオウンドメディアに掲載することで、自社や事業内容への理解が進むだけでなく、オウンドメディアの滞在時間が長くなり、Googleからの評価が高くなる効果もあります。

また、米国で行われた調査によれば、テキストと比べて動画の方が印象に残りやすいという研究もあり、色や音声など伝わりにくい内容をわかりやすく伝えることができます。

こちらの記事では動画マーケティングのメリットと企業で活用されている事例を紹介しており、滞在時間を増やしたい企業や動画コンテンツに興味がある方におすすめです。

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人気MAツールの機能と料金比較・タイプ別選び方解説:2022年11月版

人気MAツール

リード獲得を目的としたオウンドメディアでは、獲得したリードを分析し、効率的に商談に繋げることが重要となります。

リード管理を効率的に行なう手段として、「HubSpot」や「BowNow」などのMA(マーケティングオートメーション)ツールを導入することで、リードの属性などの詳細分析を行なったり、条件に合致したリードを抽出できるなど、効果的なリード育成(リードジェネレーション~リードナーチャリング)を行なうことができます。

この記事ではMAツールの概要や具体的な機能などの解説と、国内外の人気MAツール9選について解説しています。

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まとめ

オウンドメディアを立ち上げる場合はコンテンツ設計の前に目的とKPIの設定やペルソナ分析をしっかり行うことが重要です。

その目的やターゲットとなるペルソナ設定を基に具体的なコンテンツ設計や運用体制の構築をすすめていきます。

ここで紹介した情報コンテンツを提供しているいくつかの企業をはじめ、オウンドメディアの運用代行会社では企画段階からコンサルティングを行ってくれるところもあります。アドバイスが欲しい場合は問い合わせてみるのもよいでしょう。

社内でコンテンツ制作を行なう場合はコンテンツ制作に関わるライターやデザイナーだけでなく、スケジュールの進行管理やメディア全体のKPI進捗管理など様々な業務が付随するため、複数人で役割を分担する必要があります。

スタッフが少ない場合は記事執筆とレポート作成など、運用業務の一部だけを運用代行企業に委託することも可能です。
その場合でも運用ノウハウをなるべく社内で蓄積していけるようにしておきましょう。

ディレクターバンクではオウンドメディアの運用について制作前の段階からご相談をお受けしており、コンテンツ制作やレポート作成以外にもペルソナ分析やカスタマージャーニーマップの作成、競合調査のお手伝いなど、様々な業務委託をお受けしています。

オウンドメディアを立ち上げたい、オウンドメディアに興味がある方は是非ご相談ください。

オウンドメディアのサイト改善、記事コンテンツ制作をワンストップで代行

ディレクターバンク(株)のオウンドメディア記事制作は、ターゲットユーザー選定、キーワード分析から、オウンドメディアのコンテンツ企画、記事制作まで、オウンドメディア運営の必要なサポートをワンストップで提供させていただきます。

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山口優

2017年にIT企業を退社しフリーランスとなる。自ら企画したブログメディアやSNSを中心としたマーケティング活動を行なっている。現在は動画製作とHubSpotを勉強中。