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Xマーケティングとは?:Web担当者向け始め方解説

2024年2月1日

こんな課題をお持ちのWebマーケティング担当者向けの記事です

認知獲得や集客を目的として、X(旧Twitter)を運用することを検討している、またはXアカウントを運用しているが思うように効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。

  • Xの特徴や、どのようにマーケティングに活かせるかを知りたい
  • どのようなステップでXアカウントの運用を設計するかを知りたい
  • Xを活用した成功事例を調査して、学びを得たい

このような課題をお持ちの方に向けて、この記事では企業がXを活用するメリットや参考事例、運用する上で成功するために必要なポイントを紹介します。

Xマーケティングとは?企業でXを活用するメリット

Xは「Twitter」の名称で2006年にサービスが開始されたSNSです。

2023年7月にサービス名が「X」に変更され、その後現在に至るまでプレミアム機能の追加など様々な機能変更が行われています。

Xは日本国内で4500万以上のアカウントが運用されており(2017年時点=*1)、幅広い世代のユーザーが情報収集などの目的で利用しています。

X上で認知獲得や集客のためにマーケティング活動を行なうことを「Xマーケティング」と呼びます。

*1=X日本公式アカウントの投稿より

TwitterからXへの変更で変わること

TwitterからXにサービス名称が変更された後、様々な機能変更が行われています。

有料課金アカウントの登場

月額料金を支払うことで、1投稿あたりの文字制限(通常140字まで)を増やしたり、高画質な動画を投稿できるなど、より使いやすくなります。

課金のプランとしては個人で3タイプ、法人としては2種類のプランが用意されています。

広告収益分配プログラム

個人ユーザーの場合、プレミアム(月額980円)以上のプランを利用すると、一定の条件を満たすユーザーに対しXから広告収益が分配されるプログラムが開始されました。

アルゴリズムの公開

「おすすめ」タイムラインに表示される際のアルゴリズムが公開され、この仕組みを知った上で投稿内容を検討することで、より「おすすめ」タイムラインに表示されやすくなりました。

APIの有料化

Twitter関連サービスを提供している第三者企業がAPIを利用する際に料金が発生することになり、フォロワー数の分析サイトなど一部のサービスが終了したり有料化、運営企業の変更などが行われました。

ユーザー間の送金機能(2024年中)

現在X運営企業の会長を務めるイーロン・マスク氏はXにアカウント間決済機能を追加したいと考えており、2024年中には送金機能が追加される予定です。

企業のマーケティングでXを活用するメリット

マーケティング活動においてXを活用するメリットとしては以下の3点が挙げられます。

1)無料でアカウントを作成することができる

2)個人ユーザーと直接コミュニケーションをとることができる

3)ビジネル機会の創出につながる

また、投稿をより多くの人に届けるためにXの投稿を広告配信の形で届けることも可能です。Xを含むSNS広告に関する基本的な解説についてはこちらの記事でまとめています。

Xの基本機能と企業での活用法

ポスト、リポスト、いいね

Twitter時代からの基本機能である「ツイート」や「リツイート」はXでは「ポスト」「リポスト」と呼ばれます。

Xマーケティングにおいても、毎日ポストやリポストを行なうことで様々なユーザーに自社のアカウントを見つけやすくすることができます。
毎日投稿する時間を取ることが難しい担当者の方は、予約投稿機能などをうまく利用するとよいでしょう。

さらに、投稿内容に関連するキーワードやフレーズの頭に「#」記号をつけたハッシュタグをつけてポストすると、その話題やキーワードに興味や関心の高いユーザーに投稿を閲覧してもらいやすくなります。
自社のサービスに関係の深いキーワードのハッシュタグをつけることで投稿を通じて自社の顧客になり得るユーザーと接点を持てる可能性が高まります。

ただし、XのCTOであるイーロン・マスク氏は検索機能を向上させてハッシュタグ機能を廃止することを検討している、という情報が2023年11月に出ていて、今後の仕様変更の可能性にも注意が必要です。

アナリティクス

Xでは投稿のインプレッション数などを計測した「アナリティクス」機能が提供されています。

有料の分析ツールを活用することが難しい場合やXアカウント運用を始めた初期段階では、まずこのアナリティクスのデータを使って、どのような投稿がユーザーからの反応を多く集めることができるかを分析することが重要です。

スペース

スペースは2021年に実装された音声チャット機能で、1つのトークルームにユーザーが集まり、世界中のユーザーとリアルタイムで会話をしたり、会話を聞くことができる機能です。

リスナーの上限はありませんが、同時に会話できるユーザー(スピーカー)は最大13人までに制限されています。

コミュニティ

コミュニティは特定のテーマについて興味があるユーザーが集まり、情報交換を行うことができる機能です。

現在日本国内ではコミュニティの数や参加人数が少ない状況ですが、今後機能強化などにより多くの人が活用する可能性があります。

Xマーケティングの基礎
初心者Web担当者必見!Xの機能と効果的な使い方解説

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事例に学ぶ:Xマーケティングの成功事例

沢の鶴

日本酒の製造、販売を行なっている沢の鶴はXで日本酒に合う食材を絡めたキャンペーンを実施したり、さまざまな記念日から日本酒を喚起する投稿を行なうことで認知度向上や商品販売につなげています。

デジタルアスリート

デジタルアスリートでは社員に積極的にTwitter(当時)を活用してもらい、認知度向上や採用活動や営業活動のためのツールとして活用できるまでになりました。

氏名や顔写真を公開することによるリスクもありますが、社員としての発信を磨くことで総フォロワー数が4万人を超え、Twitter経由での採用応募やイベント参加などに繋げることができました。

デジタルアスリートの事例の詳細はこちら

事例から学ぶ戦略とXマーケティングのトレンド

SNSは幅広い世代の消費者に向けた情報発信に強みがあるため、BtoCビジネスと親和性が高い傾向にあります。

BtoBビジネスの場合は直接商材を訴求することが難しい反面、中小企業でも投稿に多くの反響があれば多くのビジネスパーソンから認知を獲得できたり、ブランディングの成果として採用活動につながるなどの効果もあります。

BtoB企業のXでの成功事例はこちらの記事にもまとめていますので、併せてご覧ください。

Xを活用したマーケティング最新事例10選!効果的な活用事例を解説

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Xマーケティングの運用:計画から改善まで

Xマーケティングの企画

Xアカウントの運用を開始する場合、最初に行なう作業としては以下のようなものがあります。

  • ターゲットを明確にする
  • 運営体制を構築する
  • 同業他社のアカウントを確認する
  • 投稿するコンテンツの方向性を決める

マーケティング目的でアカウントを運用する場合でも、キャンペーンや企業からの告知内容だけでなく、親しみを持ってもらえる内容を投稿するアカウントも多く見られます。

Xマーケティングの運用

有名企業や人気企業などの例外を除き、アカウント運用初期段階ではフォロワーはすぐに増えるケースは多くありません。

フォロワーを増やすためには、まず存在を認知してもらい、多くの人の目に触れてもらう必要があるため、表示回数(インプレッション)を増やす施策が中心となります。

ただし、インプレションを増やそうとして不適切な内容を投稿したり、運用目的から外れた投稿はしないようにしましょう。

インプレッションが増えてきたらリポストやいいね、コメント(返信)などのエンゲージメントを獲得できるよう投稿内容を改善していきます。

基本的に毎日投稿を行なうことをおすすめしますが、運用に多くの時間を割くことができない場合は投稿予約機能がX公式サイトで無料提供されていますので、利用しましょう。

Xマーケティングの改善

日々Xで情報発信していくことでフォロワーやエンゲージメントの数値が伸びてくると、ユーザーからの反応が多い投稿と少ない投稿が分かれてくるため、「どのような投稿が求められているか」を分析します。

投稿内容だけでなく、リアクションの多い時間帯、曜日などを分析したり、フォロワーの属性を調査することも有益です。

有料の分析ツールを使用するとさらに詳細な分析を実施したり、レポート作成を効率的に行なうことも可能です。

Xマーケティング運用の効率化するおすすめツール

SocialDog

ソーシャルドッグ(social dog)

「SocialDog」は国内で開発されたSNS管理ツールで、元々はXのみ対応していましたが、現在はInstagramの管理にも対応しています。

フォロワーのフィルタリング機能や反応の多い投稿を分析する機能など、X公式のアナリティクスにはない様々な分析機能を利用することができます。

「SocialDog」の公式サイトはこちら

本サイトではSocialDogの基本的な使い方について別記事で詳しく解説しています。

国産TwitterマーケティングツールSocialDogの使い方:2023年4月版

Web担当者が企業のTwitterアカウントを運用する場合、SNS運用におけるよくあるお悩みとして以下のようなものがあります。 投稿内容の検討や投稿作業に時間がかかるため効率化したい ツイートをしても ...

SINIS for X

SINIS for X

「SINIS for X」はテテマーチが提供するXアカウント分析ツールです。

無料ですぐに利用することができ、CSVデータやPowerPointに変換したデータをダウンロードできるなど、レポート作成などの工数を削減できる機能が搭載されています。

投稿に関するデータは一部遡って取得することができますが、フォロワー数などのデータは登録後の数値しか取得できない点に注意が必要です。

「SINIS for X」の公式サイトはこちら

Xマーケティングのコンサル、支援会社の選び方

信頼できるXマーケティング支援会社の選定基準

これからXマーケティングを始めたいWeb担当者にとって、経験豊富な専門家からアドバイスを受けながら運用することができれば、より早期に目標を達成することが可能です。

Xマーケティングを支援する会社を選定する際は以下のポイントに注目しましょう。

  • 同業種での導入事例を調査する
  • どのSNSに強い支援会社かを確認する
  • 必要な費用を確認する
  • アカウントの状態について、課題認識を綿密に行なえるかを確認する

パートナー企業との協力の重要性

マーケティング支援企業は施策のアドバイスだけでなく、追加された機能やアルゴリズムの変更点など、最新の情報についても提供します。

特にSNS運用のための工数が少ない担当者にはパートナーとなる支援企業が不可欠となります。

Xマーケティング支援会社の中には、コンサルティングだけでなく、レポート作成などの業務を委託することも可能です。

効果的な外部支援の活用例

SNSアカウント運用業務を外部企業に委託する場合、委託する内容は企業によって異なります。

  • レポート作成代行
  • 投稿内容の企画・検討
  • 投稿文の作成および予約
  • 定期ミーティング

どの内容を委託するかについてはアカウントの状態や予算に合わせて検討します。

Xマーケティングの学習におすすめの書籍、学習コンテンツ

Xマーケティングに関するおすすめの書籍

僕らはSNSでモノを買う(飯高悠太)

僕らはSNSでモノを買う

2019年に出版されたSNSマーケティングに関する書籍ですが、Xでマーケティングを始めたい方におすすめの書籍です。

企業アカウントに向けて、どのようにSNSの情報が消費され、購買につながるかなどが解説されています。

「僕らはSNSでモノを買う」はこちら(Amazon)

世界一やさしい Twitter集客・運用の教科書 1年生(岳野めぐみ)

世界一やさしいTwitter集客・運用の教科書

こちらの書籍は中小企業でXの運用を始めたい担当者に向けて、基本的な使い方や投稿時のポイントなどが解説されています。

初めてSNSを運用する場合や、基本に立ち返りたいときに便利です。

「世界一やさしい Twitter集客・運用の教科書 1年生」はこちら(Amazon)

役立つオンラインコンテンツとウェビナー

SNS運用のポイントを知りたい場合、役に立つオンラインコンテンツやウェビナーが数多く開催されているため、自社の課題に合う物を見つけることができます。

オンラインコンテンツとしてはウェブ解析士協会が運営する「SNSマネージャー養成講座」があり、企業のSNSアカウントを運用する際に必要な知識を得ることができます。

ウェビナー(オンライン会議システムを活用したセミナー)については、基本的な使い方から個別相談まで、ディレクターバンクをはじめとした多くの会社が開催しています。

初心者向けの内容だけでなく、最新機能を活用したテクニックを解説しているウェビナーもありますので、気になるテーマのウェビナーが開催されていないか調査してみましょう。

Xマーケティング成功のポイント

中長期での戦略、計画をたてる

Xマーケティングをこれから始めたい場合、Xを運用する際に覚えておきたいのは「成果が出るまでにはある程度の時間を要する」ということです。

どのようなユーザーに自社のXアカウントをアプローチするか、どのきっかけでフォローしてもらうかなどを戦略立てて計画を作成する必要があります。

計画通りに進まないことも想定しながらまずは集客のためのコンテンツ作りを行ないましょう。

目的とターゲット、指標の明確化

Xは気軽なコミュニケーションを行えるSNSですが、マーケティング目的でアカウントを運用する際は、投稿内容を精査し常に目的やターゲットを考えた投稿を行なうことが重要です。

フォロワーを増やすためには表示回数や返信、プロフィールへの遷移数などの数値を増やしていく必要があります。

段階的にKPIを設定して、その数値を達成するために必要な投稿内容を検討しましょう。

継続的な運用、改善の環境作り

XなどのSNS運用はすぐに結果を出すことが非常に難しいため、長期的計画を策定した上で、効果を測定しながら自社のアカウントを育成することが重要です。

Xのアナリティクス機能や管理ツールを使用しながらユーザーの反応を活性化させるようにしましょう。

外部のノウハウ、事例の積極活用

XをはじめとしたSNSアカウントを運用する際は、担当者を専任でおくことができないことも多く、企業としての投稿内容を検討すると個人アカウントよりも多くの工数が必要となります。

効率的な運用を目指す場合は外部企業にSNSアカウント業務を委託することも選択肢となります。

まとめ

Xはテキストだけでも投稿できることから気軽に始められるSNSですが、企業がマーケティング活動を目的として運用する場合は事前に目的やターゲットを設定することが重要です。

フォロワーを増やすためには多くの人に投稿を見てもらえるよう、アルゴリズムに沿った投稿を作成したり、投稿した後のユーザーの反応を見ながら返信やいいねなどのエンゲージメントを増やすことが最初のステップになるでしょう。

運用を続けていくとユーザーとのコミュニケーション工数が増加するため、担当者の過重な負担となる場合は運用代行に委託することも有効です。

ディレクターバンクではXを初めとしたSNS運用について、アカウントを作成する前の計画策定段階からさまざまな業種の企業のお手伝いを行っています。

これからXマーケティングを始めたいSNS担当者の方は是非一度ご相談ください。

InstagramやXなどのSNS運用を経験豊富なディレクターが代行

ディレクターバンク(株)のSNS運用代行は、Instagram、X、LINE、Facebookなど、企業のSNSアカウントの企画、運用業務を、経験豊富なディレクターが代行。御社のファン作り、潜在顧客へのリーチを拡大させます。

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山口優

2017年にIT企業を退社しフリーランスとなる。自ら企画したブログメディアやSNSを中心としたマーケティング活動を行なっている。現在は動画製作とHubSpotを勉強中。