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SEO内部施策の基本&外部委託を上手く進めるポイント

2021年4月14日

webでのリード獲得やサービスの認知拡大のために、SEOに取り組んでいる企業は多いのではないでしょうか?

SEOの本質は「良いコンテンツを作ること」ですが、ベースとなるwebサイトがSEOを踏まえて構築〜運営されていることが前提となります。つまりSEOでのweb集客を進めるには、しっかりとしたSEO内部施策を施されたwebサイトであることが重要になってきます。

SEO内部施策は、webサーバーやHTML/CSSだけでなく、検索エンジンのトレンドや仕組みへの理解が必要になるため、web制作会社やSEOコンサル、webマーケティング会社など専門家の協力を得ながら進めるのが一般的です。

今回のコラムでは、外部の専門家に委託する前提で、SEO内部施策をスムーズに進めるために理解しておくべきポイントについてご紹介したいと思います。

この記事の対象者

見込み客の獲得から商談化にかけて検討しているご担当者さま

  • SEO内部施策の基本をざっくり把握したい。
  • SEO内部施策を外部委託するときの注意点を確認したい。
  • SEO内部施策の外部委託先を選ぶポイントを知りたい。

 

SEO内部施策が必要な理由

SEO内部施策の目的は、検索エンジンのクローラーと呼ばれるプログラムがスムーズに自社のwebサイトをインデックス出来るようにしておくことです。

自社サイトがクローラーに正しくインデックスされないと、せっかく良いコンテンツや役立つ情報を発信しても検索結果に表示されなくなってしまうからです。そのためには、自社のwebサイトをクローラーがインデックスしやすい状態に整理してておくことが必要になります。

検索結果に反映されなければ、ほとんどのネットユーザーに気づいてもらえませんので、集客にもマーケティング活動にも繋がりません。検索エンジンからのSEO集客を検討しているのであれば、企業のwebマーケティング活動には必須の取り組みと言えます。

 

「クローラー」や「インデックス」など、検索エンジンの仕組みについて、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

 

SEO内部施策を外部委託するために準備しておくポイント3つ

SEOコンサルやweb制作会社などの外部専門家に見積り依頼する前に、準備しておくポイントを3つご紹介します。

 

Point1.「ウェブマスター向けガイドライン」を理解する

Googleは、自社のクローラーがサイトを認識し、インデックスに登録し、ランク付けをするプロセスをスムーズに行う手助けとなるガイドラインを公開しています。つまり、自社のwebサイトをこのガイドラインに近い状態に保つことが、SEO内部施策のゴールとなります。

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines?hl=ja

外部委託をする場合は、Googleが「一般的なガイドライン」として記載している下記の3点を理解しておくだけで十分です(ご自身でSEO内部施策を進めるのであれば、ガイドライン全体を読み込んで理解しておくことをオススメします)。

(1)Google がページを検出できるよう手助けする
(2)Google がページを理解できるよう手助けする
(3)訪問者がページを利用しやすいよう手助けする

 

これらを企業のweb担当者として考えると、SEO内部施策は下記3つの視点で取り組みを進めることになります。

 

(1)マークアップの最適化(Google がページを検出できるよう手助けする)

HTMLやCSSなどを、Googleのクローラーが理解しやすいように最適化しておくことです。

例)hタグが適切であるか、リスト、引用、altは設定されているか

(2)サイト構造の最適化(Google がページを理解できるよう手助けする)

Googleのクローラーがwebサイトの全てのページを理解できるように、サイト内のページ構造を最適化しておくことです。

例)内部リンクが設定されているか、ユーザーが次に知りたい情報が最適な形で表示されているか、サイトマップ、ぱんくず

(3)ユーザビリティの最適化(訪問者がページを利用しやすいよう手助けする)

Googleは、Web上で優れたユーザー体験を提供するための指標や考え方を公開しています。できるだけ、これらの指標や考え方に沿った状態を維持することです。

例)モバイルフレンドリーになっているか。Core Web Vitalsに対応できているか。

 

具体的に、SEO内部施策を進める場合は、10件以上(あるいはもっと)のタスクや作業を進めることになるかもしれませんが、それぞれのタスクが上記3つのどこを最適化するためか?という視点をもって進めると良いでしょう。

 

Point2.社内体制を把握する

SEO内部施策を外部委託する場合、依頼する作業範囲を決めておく必要があります。

社内の体制によっては、外部委託する作業範囲が変わってきますので、事前に社内体制を検討しておきましょう。社内で対応出来ることを明確にしておくことで、外部パートナー選びもスムーズに進められます。

サイトの規模や運営状況により、SEO内部施策の進め方はさまざまな方法がありますが、まずは大きく3つの作業範囲で考えておくと良いと思います。

  1. ギャップの把握
    1. webサイトの状況を分析し、ウェブマスター向けガイドラインとのギャップを把握する。
  2. 改善方法の検討
    1. 把握したギャップを改善するための方法を検討する。
  3. 改修作業の実施
    1. 決定した方法に基づいてwebサイトの改修作業を進める。

「1.ギャップの把握」と「2.改善方法の検討」に関してはSEOの知見が必要になりますので、専門家に外部委託するケースが一般的ですが、社内の技術者(サーバー管理者やマークアップエンジニア、コーダーなど)の協力を得られる場合、「3.改修作業の実施」は社内で進めることも可能です。

外部委託先によっては、改修作業に関して渋られるケース(公開中のwebサイトの改修)もありますので、事前に委託先候補に確認しておくことをお奨めします。

また、SEO内部施策は、サイト制作時にweb制作会社に依頼しておくことが前提ですが、実際にはコンテンツ追加やページ更新などwebサイト更新とセット行っていくことが望ましいため、日々のweb担当者業務として位置づけておくことが重要です。

 

webサイト更新時に行うSEO内部施策業務の例

  1. meta descriptionを最適化する。
  2. 各ページに1つのSEO対策キーワードを決める。
  3. ページタイトルにはh1タグを使う。
  4. h1タグにはSEO対策キーワードを含ませる。
  5. h2h3タグを使い、文中の文章構造を明確にする。
  6. 画像には内容に沿ったファイル名を設定する。
  7. 画像にはalt属性を設定する。

 

Point3.自社サイトの状況をチェックする

すでに公開中のwebサイトであれば、自社サイトの状況を把握しておきましょう。

把握しておきたい項目とチェック方法を記載しますので、参考にしてみてください。

  1. クローラーの巡回頻度
    1. 1週間以上の間隔で更新されてない場合は、対策が必要かもしれません。
    2. チェック方法:Google Search Consoleで確認可能
      1. 具体的なチェック方法は下記のページが参考になります。
      2. 【2021年3月版】クローラーの巡回(クロール)状況の確認方法
  2. インデックスされているページ数
    1. 基本的には、全ページがインデックスされていることをチェックしましょう。オウンドメディアなどコンテンツマーケティングのサイトの場合は、ページ数よりも追加ページが何日でインデックスされているか?を重視したほうが良いでしょう。
    2. チェック方法:Google Search Consoleで確認可能
      1. 具体的なチェック方法は下記のページが参考になります。
      2. インデックスを確認する方法!確認方法を分かりやすく説明!
  3. ページの表示スピード
    1. 「低速」評価の場合は対策を考えたほうが良いでしょう。競合他社との比較も出来ますので、参考にしてみてください。一般的には、1.5秒前後がストレスなく表示される理想的な時間のようです。特にB2CのECサイトにとっては重要な指標なので、隔週くらいでチェックしてみても良いでしょう。
    2. チェック方法:Test My Site(Google)で確認可能
      1. 具体的なチェック方法は下記のページが参考になります。
      2. ページ読み込み速度がわかる!「Test my site」の機能と使い方解説

SEO内部施策の外部委託先の探し方

デプスインタビューの様子

これからwebサイトを制作する場合

web制作会社に依頼するケースが一般的です。サイト制作を依頼するときに、デザインや使い勝手だけではなく、SEO内部施策を意識して制作するように依頼しましょう。自社のwebマーケティングの取り組み状況や、サイト公開後の運営方針、運営体制などの情報も伝えておくことが重要です。

もし、発注先のweb制作会社にそのノウハウがない場合は、別途SEO経験のあるwebディレクターやSEOコンサルなどに相談して、サイト制作プロジェクトに参加してもらうと良いでしょう。

 

すでに公開中のwebサイトの場合

制作を担当したweb制作会社や、コンテンツマーケティングやSEOに強いwebマーケティング会社、SEOコンサルなどに依頼するケースが一般的です。

「ウェブマスター向けガイドライン」とのギャップが把握出来ている場合は、その内容や希望納期など伝えて改善のための見積り依頼を行いましょう。

「ウェブマスター向けガイドライン」とのギャップが分からない場合は、まずは自社サイトのSEO状況の分析から依頼すると良いでしょう。

 

SEO内部施策の状況は定期的なチェックが理想

日々のwebサイト運営で、ページの追加・削除からCMSやサーバー側のUpdateなど、様々なメンテナンスや更新を行っていると思います。

このようにwebサイトの状況は随時変化していきますので、可能であれば、年に1回もしくは半期、四半期に1回など定期的にチェックすることをおすすめします。

歯医者の定期検診で考えていただくと良いかもしれません。日々の歯磨きだけではカバー出来ない箇所を、定期的に歯医者さんにチェックしてもらうことで、大きな問題(虫歯)を早めに発見してもらうイメージです。

定期検診の適切な頻度が分からない場合は、まずは半期に1回の定期検診からスタートしてみると良いでしょう。

 

まとめ

SEOの本質は「コンテンツ」にあります。とは言え、webマーケティングを進めるときの基盤となるwebサイト自体に問題があると、せっかくのコンテンツがきちんと検索されないなどの機会損失に繋がってしまいます。

SEO内部施策に取り組んでない場合や、取り組み状況が分からない場合は、一度チェックしてみることをおすすめします。

また、これからSEOへの取り組みを強化していくのであれば、コンテンツ制作に加え、自社のwebサイトの定期検診もマーケティング活動の一つとして取り入れていくと良いでしょう。

 

 

  • この記事を書いた人
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鶴久英二

tsuruhisa

1968年福岡県久留米市生まれ。1991年大学卒業後にディスプレイ業界大手の丹青社に入社。1996年より、当時パソコン通信事業者だったニフティ株式会社に入社。一環して、オンラインサービスの運営部門を担当。2016年、ディレクターバンク設立。取締役/ディレクター。

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