ソーシャルリスニングサービスの最新相場調査:2018年5月版

投稿日:2017年7月12日 更新日:

(2017年7月版のレポートに追加調査を行い、更新したものです)

WEBマーケティングにSNSを活用する企業が増える一方で、分析や効果測定の方法が分からない、投稿後の炎上が怖いなど、自社のSNS運営に苦労するWeb担当者の声も耳にします。 そういった苦労を解決できるツールが「ソーシャルリスニング」です。SNSには消費者のリアルな声や、トレンド情報が集まっています。それを収集・分析することで、マーケティング施策の精度は確実に上がるでしょう。そのための手法をソーシャルリスニングと呼びます。 今回は、ソーシャルリスニングサービスの活用について、具体的にどんなことができるのか、専門の業者に依頼した場合の相場はどのぐらいなのかを調査しました。

ソーシャルリスニングサービスとは?

ソーシャルリスニングサービスとは、SNSに集まる消費者の声を収集・分析し、マーケティングに活用する方法のことです。現在、日本国内で主流のSNSとしては、Twitter、Facebook、Instagramがあげられます。

消費者の声を集める手法としては、昔からアンケート調査があります。しかし、アンケート調査では、消費者が体面を繕ったり、面倒に感じたりして、必ずしも本音を答えているとは限りません。それに比べると、SNS上の声を収集するソーシャルリスニングでは、よりリアルな消費者の声を集めることができます。 ソーシャルリスニングは、マーケティング手法の一つとして活用されますが、より具体的には、次のようなことが可能です。

  • 業界動向やトレンド、消費者のニーズなどのマーケット調査
  • 自社、競合を含めたブランド調査
  • 企業のキャンペーンなどプロモーション施策の効果測定

ソーシャルリスニングサービスの最新相場調査

1.comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)

LMGグループの株式会社コムニコが提供するSNSアカウントの統合管理ツール。ツール提供だけでなく、SNSアカウントの開設・運用から広告運用、インフルエンサーのネットワークやSNSユーザーに対するブランド調査など、SNSマーケティングに関する支援全般を行っています。

顧客の課題・特徴

  • 複数のSNSアカウント運営を効率化したい
  • 日々の投稿管理にかかる作業を効率化したい
  • 毎月のレポート業務や効果測定にかける時間を削減したい

「さまざまな業界の企業さまをはじめ、広告代理店や制作会社さまにも導入いただいています。特に複数のSNSアカウントを運用されていたり、複数人でSNSを管理されている企業さまから日々の運用効率化に関するご相談を多くいただきます」。(株式会社コムニコ 担当者)

ツールの特長・ツール活用法

  • モニタリング機能、投稿機能、レポーティング機能など
  • 複数のSNSアカウントの一元管理、多岐に渡る情報の分析 業務の効率化や日々の運用改善が実現

「モニタリングの設定画面で、監視ワードを設定することにより、特定のワードが含まれたツイート、自社アカウントへのコメントやメッセージを収集できます。複数アカウントを一元管理し、情報を分析することで、業務の効率化や運用改善が実現できます」。(株式会社コムニコ 担当者)

中心価格帯

初期費用:10万円
月額費用:5万円

  • 1契約 3アカウントまで、競合アカウントは各SNS10アカウントまで
  • 1アカウント追加で月額10,000円
  • 競合アカウント数 10アカウント追加で月額10,000円

「弊社ではSNS運用支援のノウハウを活かし、お客様視点に立った使いやすいツールの開発を徹底しています。日々のSNSアカウント運用に課題をお持ちの方はお気軽にお問合せ下さい」。(株式会社コムニコ 担当者)

→ 詳しくはこちら(comnico Marketing Suiteのサイトへ)

2.コミュニケーションエクスプローラー

株式会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が提供するソーシャルリスニングツール。CCIは、インターネット広告に関する事業を幅広く展開、メディアと広告主・広告会社双方に向けたソリューションを提供しています。その中で誕生したのがソーシャルリスニングツールです。

顧客の課題・特徴

  • B to C商品・サービスを展開している企業
  • プロモーションを企業に対し提案している企業 (Web制作会社、ネット広告代理店、コンサルティング会社など)
  • 上記企業のマーケ、広報、商品企画、アカウントプランナー
  • 上場企業が主

「低コストで早く、マーケティング活動・商品企画・営業企画・リスク管理に活用できるデータが欲しいといった課題が多いです。利用目的が明確になっているか確認の上、ソーシャルリスニングをご検討いただけると、有効的にご活用いただけます」。(CCI 担当者)

中心価格帯

初期費用:10万円
月額費用:10万円
利用期間:3ヶ月以上

「検討の際に、気をつけていただきたい事が2つあります。 1つ目は、ソーシャルリスニングは主に過去と現在、自社と競合他社などの、"データを比較する"ことになります。従って、ポジティブ、ネガティブ判定のデータ精度が高いこと、比較できる媒体データが多いものをご検討ください。2つ目は導入後にコストUPの懸念が少ないサービスを選択することになります。調査対象期間等、利用したいデータの変更によりコストが大きく変わるサービスがございますのでこの点もご注意ください」。(CCI 担当者)

→ 詳しくはこちら(コミュニケーションエクスプローラーのサイトへ)

3.Boom Research(ブーム リサーチ)

株式会社トライバルメディアハウスが開発、提供。トライバルメディアハウスは、定番から最新の手法まで、マーケティングに精通している会社。コンサルティングを始め、マーケティングツールの開発やメディア運営も手掛けている。ソーシャルメディアマーケティングにも強い。

顧客の課題・特徴

ソーシャルメディア上のユーザー評価を把握、分析したい

ツールの特長・ツール活用による効果

  • 国内主要ブログの90%以上、250以上のWEBニュース媒体やTwitter全量データの分析が可能
  • コンサルティングおよびソーシャルリスニングレポートの作成も対応
  • 3年2ヶ月の期間を遡ることができる

「操作は3ステップで完了し、分かりやすいインターフェイスで利用しやすいツールとなっています。3年2ヶ月の期間遡ることができるのはソーシャルリスニング業界でも最長です」。(株式会社トライバルメディアハウス 担当者)

中心価格帯

初期費用:10万円
月額費用:19万円(プロフェッショナルプラン)
※利用期間:6ヶ月~
※以下の4プランがある

  • ライトプラン:月額12万円
  • ベーシックプラン:月額16万円
  • プロフェッショナルプラン:月額19万円
  • エンタープライズプラン:月額34万円

※分析データ量が月30万件以上の場合、10万件追加で月額1万円

「1ヶ月目で目的やKPIの認識、2〜3ヶ月目で分析の切り口や軸を定めるとともに、社内共有資料の作成や展開をするなどツールの活用範囲を適時拡大し、4ヶ月目以降でPDCAサイクルを実施します」。 (株式会社トライバルメディアハウス 担当者)

→ 詳しくはこちら(Boom Researchのサイトへ)

4.クチコミ@係長

株式会社ホットリンクが提供するソーシャルリスニングツール。ホットリンクは、ソーシャル・ビッグデータの収集と、それらのを支援するクチコミ@係長を始めとしたクラウドサービスを提供しています。また、分析エンジン・UIの開発、それらを基軸としたコンサルティング事業も展開。

顧客の課題・特徴

  • プロモーションの効果測定がしたい
  • 市場調査による現状把握のため

ツールの特長・ツール活用法

  • 検索できるデータソース数は590億
  • Twitterは全ツイートをカバー
  • 累計利用者数約19000社

「検索条件は1度に最大10条件まで利用できます。これを最大限活用することや、男女、地域、年代、職業など多様な切り口で深く調査することで、うまくツールを活用することができます」。(株式会社ホットリンク 担当者)

中心価格帯

初期費用:10万円~
月額費用:15万円前後
利用期間:6ヶ月~

  • モニタリングのデータソース数により料金変動
  • Twitterや2ちゃんねるなどのデータソース追加で月額2万円

→ 詳しくはこちら(クチコミ@係長のサイトへ)

5.insight intelligence(インサイト・インテリジェンス)

データセクション株式会社が運営するソーシャルリスニングツール。ソーシャルメディア分析ではツール提供だけでなくリサーチも手掛ける。その他、風評リスク対策やAI画像分析、オンラインデータ収集・分析をベースとしたソリューション開発など、データ収集・分析に関して独自のシステム開発を得意とする。

顧客の課題・特徴

  • 自社や取引先の風評調査
  • キャンペーンやプロモーションの反響調査など

ツールの特長・ツール活用による効果

  • SNS上の膨大なデータを収集、分析するシステムを独自開発
  • 大手広告代理店、大手消費財メーカー、大手金融機関を中心に約400社の導入実績あり
  • 業務活用に向けた社内勉強会や、無償サポート有

「分析目的に応じたキーワード設定をすることで、的確に欲しい情報が抽出可能です。たとえば、購買理由を知りたい場合は、『ブランドA AND 買った』といった購買理由に結び付くワードを設定します」。(データセクション株式会社 担当者)

中心価格帯

初期費用:10万円
月額費用:14万円
・基本の月額利用料は8万円で、Blog、BBSをカバ― ・Twitter、facebook、WEBニュースの3メディアで各2万円 「定期的な業務活用の検討や分析の支援も、月額利用料の範囲内で行っています」。(データセクション株式会社 担当者)

→ 詳しくはこちら(insight intelligenceのサイトへ)

編集部のまとめ

  1. .調査母数(問い合わせした企業数):9社
  2. 有効回答数(調査にご協力いただいた企業数):5社
  3. ソーシャルリスニングサービスの中心価格帯は次の通りとなりました。
    1)初期費用:10万円
    2)月額費用:15万円前後

ソーシャルリスニングサービスでは、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNS、ブログやニュースサイト、口コミサイトなど、膨大なデータを収集・分析できます。 うまく活用するためには、それを何に活用するのか、目的を明確にすることが重要です。それによって、データを収集する範囲も、施策も変わります。

SNS運用やマーケティングに課題を感じる場合、まず、それは何を目的としたものなのかを考えた上で、適切なサービスを検討すると良いでしょう。

編集部では、調査にご協力いただける企業を随時募集しています。 調査協力に関する問い合わせは以下のフォームよりご連絡ください。

https://www.webtanguide.jp/contact

調査実施概要
  • 期間:2018年4月24日〜2018年5月8日
  • 調査方法:インターネット調査及び電話取材にて実施

デジタルマーケティングBPO「Web担アシスト」

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