フリーランスWebディレクターの月単価相場調査:2018年1月版

投稿日:2018年1月24日 更新日:

プロジェクト全体のディレクションを担当するWebディレクター。スケジュールの設計、進行管理、メンバーの人選、予算の管理など、その業務は多岐に渡ります。

プロジェクトを円滑に進めるためには、全体を把握しながら的確なディレクションを行うことが必須。社内でWebサイトの運営管理を担当する部署が別業務との兼務であることはよくありますが、 その場合、 Webサイトだけに注力するのは時間的、労力的に難しいこともあるのでははないでしょうか。

一方で、自社Webサイトの運用に力を入れ、専任のWebディレクターを求めるケースが増えていますが、プロジェクト毎の仕事量は未知数。直接雇用に踏み切れず、Web制作会社に依頼するかどうかで悩んでいる企業も多いと思います。 そんなとき、思い切ってフリーランスのWebディレクターに業務を任せることで、コストを抑えつつ、さまざまな要望に自由度の高い提案をしてくれる可能性があります。

今回は、IT系の人材を紹介するアイムファクトリー株式会社に、フリーWebディレクターのプロジェクト内容別・月単価費用について取材してみました。

Webディレクターの役割

ディレクターは「指揮する人」や「監督」という意味。全体を統括する立ち位置でクライアントの要望を汲み取り、サイトの方向性を決めてメンバーへ具体的な指示を与えていきます。一般的に必要とされるのは次の5つの資質です。

1.コミュニケーション能力

相手の想いや考えを汲み取り、プロジェクトを円滑に進めることができる。

2.マネジメント能力

メンバーをまとめ上げてチームを引っ張るリーダーシップ。
各業務にかかる時間を把握し、適切な仕事を個々に与えられる。

3.スケジュール管理能力

プロジェクトをスケジュール通りに進められる。
進行の遅延に対して臨機応変な対応ができる。

4.マーケティング知識

SNS広告などWeb広告に関する知識がある。
サイトを多くの人に見てもらうため、SEOやリスティングの基礎知識がある。

5.プログラミング知識

エンジニアやプログラマー、コーダーなどのメンバーに指示をだすための基本的な知識。

プロジェクトの規模や内容によっては、Webディレクターがデザイナーやプランナーを兼務することもあり、その場合はより専門的なスキルや能力が必要とされます。ディレクターを選ぶときには、どこまでの業務に対応可能なのかを確認するようにしましょう。

今回は、Web業界に実績のある人材会社アイムファクトリー社に、良くあるプロジェクト事例3件(ECサイト運営、自社サイト運営、自社サイトリニューアル)に応じたWebディレクターの費用相場を伺ってきました。

フリーランスWEBディレクターの月単価相場調査

1.ECサイト運営ディレクター

商品やサービスと顧客をつなげるための様々な役割を担うECサイト運営ディレクター。実際の依頼で多いのは、ページの新規作成やサイト更新業務の他に、メールマガジンの配信やマーケティング業務など。既存の進行管理だけではなく、アクセス解析や、CVの効果測定を求められることもあります。

求められるスキル

ECサイト運営ディレクターには、一般的な資質の他に以下のようなスキルが求められます。

  • HTML,CSSを使ったコーディングの知識と経験
  • Photoshop・Excelの使用経験
  • ECサイト運営に携わった経験
  • メールマガジンの制作と運用スキル
  • Webマーケティングの知識

価格、導入イメージ

ディレクター月単価相場(紹介手数料を含む):約60万円

相場についてのコメント

「ECサイトの規模や求められる業務内容によっては、高いスキルが求められるため価格が変動します。Webディレクターを初めて配置される企業様の場合、マーケティング業務を求められることもあり、その場合は価格帯が上がります」(アイムファクトリー株式会社K氏)

2.自社サービスサイト運営ディレクター

既存のサイト運営管理業務に加えて、改善の施策を求められることの多い自社サービスサイト運営ディレクター。ユーザビリティの強化など、デザイン面や、CVの強化が求められることが多いです。中小企業からの依頼では、人員コストを抑えるためにコーディングまで自己完結できることが採用条件としてあげられることもあります。

求められるスキル

自社サービスサイト運営ディレクターには、各企業から以下のようなスキルが求められます。

  • Webデザイン(HTML+CSS)の実務経験
  • IllustratorもしくはPhotoshopを使用したデザインの実務経験
  • Webマーケティングの知識

価格、導入イメージ

ディレクター月単価相場(紹介手数料を含む) 約80万円

相場についてのコメント

「最近流行しているキュレーションメディアをはじめとして、デザイン面にこだわる企業様が増えてきているので、それらの業務割合によって価格が変動します。また、サイトの使いやすさなどUX(ユーザーエクスペリエンス)の部分でコンサル的な業務を求められることもあり、その場合は価格が上がります」(アイムファクトリー株式会社K氏)

3.サイトリニューアル制作ディレクター

クライアントの希望を汲み取って、新たなWebサイトを構築していく制作ディレクター。進行管理が主な業務内容で、デザイナーを兼務するケースは少ないようです。情報整理や全体の方針決定に携わることが多く、ターゲットを設定して「使いやすさ」を追求するプランナー的な役割を担うこともあります。

求められるスキル

サイトリニューアル制作ディレクターには、各企業から以下のようなスキルが求められます。

  • Webサイトの構築ディレクション経験
  • サイト設計・画面設計の実務経験
  • サイト全体のプロデュース能力

価格、導入イメージ

ディレクター月単価相場(紹介手数料を含む) 約70万円

相場についてのコメント

「サイトのリニューアルには多くのスタッフが必要になるため、どこまでの業務を兼務するかで価格が変動します。進行管理だけの場合や、デザイン周りだけの場合は中心価格帯よりも低くなり、コンサル業務が発生する場合は高くなります」(アイムファクトリー株式会社K氏)

編集部のまとめ

今回の取材で人材紹介会社を通じて依頼した場合、

Webディレクターの月単価相場は60万円〜80万円

という傾向が見えてきました。

同じプロジェクト内容でも、案件によって業務内容にかなりのバラつきがあるようです。価格が変動するのは、以下のようなケースです。

  • 制作や運営だけではなく、マーケティング業務を依頼する
  • 効果測定を求める
  • デザイン面や使い方を含めたコンサル的な役割を依頼する

また、一般的な進行管理とディレクション業務の他に、Webデザインをはじめとしたさまざまな業務を依頼されることも多いようです。各ディレクターにはそれぞれ得意分野があるので、個々の資質を見極めながらサイトで特に注力したい部分について考えておくことが大切ではないでしょうか。

調査実施概要

  • 期間:2017年12月15日〜2017年12月27日
  • 調査方法:インターネット調査及び電話取材にて実施

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