LPに強い制作会社10社まとめ！失敗しないための外注のポイントとは？

LPを制作することを検討している、または思うようにLPの効果が出ずに悩んでいるWebマーケティング担当者の以下の課題にお答えする記事です。

• LP制作でいい発注先を探している
• LPの企画や制作の経験がないので、発注先の選定の仕方を教えてほしい
• LP制作の発注をする際に、気をつけるポイントがあったら教えてほしい

このような課題をお持ちの方に、LPを制作会社に依頼するメリットや選定時のポイント、具体的なおすすめ制作会社をご紹介します。

LPの効果、作り方についてはこちらの記事も併せてご覧ください。

ランディングページ（LP）制作の発注を失敗しないために！事前に自社で用意しておくポイント

LP制作を制作会社に依頼する場合、自社に合った制作会社を選ぶことが成功のための重要なポイントです。

また、LPは制作してからがスタートで、効果を出すために計画的に運用していく必要があります。最終的に効果を出すために、まずはどうやって制作会社を選べば良いのか、大きく3つのポイントにまとめました。

制作を依頼したいLPの目的、ターゲット、コンバージョンポイントなどの要件を明確にしておこう

LPを制作する上でLPの目的やターゲットなどを事前にしっかり検討しておくことは非常に重要です。

制作会社側に同業種のLP制作に関するノウハウがある場合でも、自社のLPにおける差別化ポイントや商品・サービスのコンセプトなどを事前に伝える上で社内で目的やターゲットについて事前に検討しておきましょう。

LPを制作する上で重要となるデザインやコンテンツのコンセプトについては以下の記事で詳しく紹介しています。

どこまでの範囲でLP制作を依頼をしたいか明確にしておこう

LPで効果を出すためには、集客やCV獲得後の顧客の動きを見ながら、改善を重ねていくことが重要です。
しかし、LP納品後、そういった修正に対応してもらえるかどうかは、制作会社やプランによって異なります。

LP制作後の運用について、社内リソースでどこまで対応可能なのか、どこから外注したいのか、LP制作前に明確にしておきましょう。
外部委託したい部分は、事前に整理して制作依頼時に事前に相談しておきましょう。

LP制作の委託に関する判断については、以下も参考にしてください。

• 集客プランの立案者もWebデザイナーもいない場合は、LP制作から運用まで丸投げできる会社がおすすめ
• 自社のWebサイトがない場合やWeb運用のノウハウがない場合はLPの保守を依頼できる会社がおすすめ
• リスティング広告を使ってターゲットユーザーを集客したい場合は広告運用代行を行なっている会社がおすすめ
• 広告運用などの知見はあるがWebデザイナーがいない場合は、ランディングページの改善・修正も対応してくれる会社がおすすめ

LP公開後の修正作業、広告運用についても依頼範囲を明確にしておこう

LPを公開し、アクセス状況を調査すると事前に想定したKGI、KPIが達成できているかを確認することができます。

LPを制作する際は、今後修正作業が発生することを前提として制作会社と打ち合わせを行ない、直近のアクセス状況などを参考に修正箇所を相談しましょう。制作会社側から具体的な改善内容を提案がある場合もあります。

修正できる範囲（画像の差し替えが可能かなど）や費用について、制作前に確認しておきましょう。

また、リスティング広告など広告運用もLP制作と併せて依頼する場合は広告運用の内容や費用感を事前に確認しましょう。

ランディングページ（LP）制作会社を選ぶポイント

何に強い制作会社か？

LP制作を代行する企業は数多く存在しますが、その会社がどのような強みを持っているかを確認しましょう。

強みとしては以下のようなポイントがあります。

• 低価格、納期が短い
• 素材を全て用意可能
• 同業種での実績が豊富
• LPOツールを使った提案ができる

低価格の場合はテンプレートが選べない、短納期の場合は修正範囲に制限があるなど制約があることも多いため注意が必要です。

自社が求めるポイントに沿って制作会社を選定しましょう。

実績とポートフォリオ

LP制作経験が豊富な会社は、自社のWebサイトなどにおいて「制作実績」として作成事例（ポートフォリオ）を公開しています。

また、具体的な社名を公表できない場合でも、見積段階で実例を見せてもらうことができる場合があります。

これらの実績を確認して、自社と同じ業種での制作経験があるか、業界によっては専門用語や法令に関する知識があるかなどを確認しましょう。

また、品質面でディレクターやデザイナーの所属人数などを強みにしている制作会社は選定する上で評価ポイントになります。

コミュニケーション、対応品質

自社でテンプレートを利用してLPを制作する場合は最短即日公開することが可能ですが、制作会社に委託する場合は公開まで1ヶ月以上かかることもあります。

制作会社側のテンプレートを使用したり、掲載する画像やテキスト素材を依頼主側から提供することで制作期間は短くなります。

このようにLP制作前にターゲットや構成（ワイヤーフレーム）について、綿密に制作会社とコミュニケーションを図ることが重要となります。

また、素案作成後のデザイン修正や素材のやり取りなど日頃のコミュニケーションについては、近年普及しているWeb会議ツールやチャットツールを活用することで、素早いやり取りができるため、短期間で満足度の高いLPが作成できます。

価格

LP制作を外注する場合、制作費用は

• ワイヤーフレームや素材を制作会社に提供できるか
• 企画段階でターゲット分析を行う必要があるか
• 頻繁な修正作業など依頼企業と制作企業の間で工数増加要因があるか

などの要因によって大きく増減します。

制作会社によっては基本料金に加え、データ形式を指定して納品する場合や公開後の修正作業については追加費用が必要となることがあります。

事前に基本料金で対応可能な範囲と、追加費用がかかる部分は確認しましょう。

公開後のサポートと修正対応

LPは公開後に放置すると思うようにコンバージョンを獲得できなくなるため、公開後のユーザーの反応に応じて改善することが重要です。

アクセス状況を基に制作会社と定期的に振り返ったり、改善内容を提案してもらうことも可能です。

制作を依頼する企業がLP公開後の修正を柔軟に対応してもらえるか（追加費用が発生するか）、それとも自社側で修正作業が必要なのかなどを確認しましょう。

株式会社Ryuki Design（ランディングページ制作.jp）

株式会社Ryuki Designは、LP制作に特化した制作会社。
「数千ページの制作実績」をうたっており、実際に制作実績紹介ページには、業界・業種問わず多くの制作事例が掲載されています。
また、別サイトでは楽天市場のサイト制作に特化したサービスも展開しており、こちらも実績が豊富です。

Ryuki Designでは、デザイン、写真撮影、コピーライト、ディレクションなど、LP制作に関するすべての工程を社内で行っており、各工程のスタッフに独自の基準を設けています。
制作費用、制作の流れの詳細がサイトに明記されており、LP制作費用は89,800円から、制作期間は最短8～12営業日、デザイン修正は2回までが基本です。
また、通常のLP制作の他に、コンサルティング会社や広告代理店向けの、LP制作サービスも提供しています。

株式会社ジオコード

株式会社ジオコードは、Webマーケティングに強みを持つ会社で、LP制作を含むWeb制作全般に対応しています。
LP制作に限定しても実績が豊富で、業界・業種問わず多数の事例が掲載されています。

LP制作においては、広告運用のノウハウの活用が特徴です。
「Google Premium Award」ファイナリスト選出、2021年Yahoo!マーケティングソリューション セールスパートナー 認定パートナー（広告運用認定パートナー）選出などの実績もあります。

LP制作提案時には、制作後の広告配信シミュレーションの提案も行います。
LP制作納品後、Web広告運用代行にも対応しています。
株式会社ジオコードのWeb制作スタンダードプランは200万円からのプランになっていますが、LP制作プランでは50万円からになっています。

ディレクターバンク株式会社

ディレクターバンク株式会社は、Webマーケティングに特化した企画・運営代行などを提供しています。
LPの企画設計〜制作、サーバー構築、メール配信環境の設定までをワンストップで支援する形で提供しており、最短1カ月程度という短納期でLPを制作することが可能です。
ディレクターバンクはCRMを含めた一体型のマーケティングツールである「HubSpot」の公式パートナーとして、LPをHubSpotに連携させることも可能です。HubSpotの初期設定（ドメイン設定やメール設定など）もディレクターバンク側で行なうため、初めてMAツールを導入する企業や、MAツールに興味がある企業にもおすすめです。

ディレクターバンク株式会社には、200名以上のWebディレクターが在籍しており、課題に合わせたディレクターがアサインすることが可能です。
LP制作以外にも、WebサイトやInstagramの運用代行サービスや、HubSpotを使ったWebサイト構築・コンテンツマーケティング運用を支援するサービスなどがあります。

株式会社シード

株式会社シードは、アフィリエイト広告の実績が豊富な広告代理店です。

広告代理店業・制作事業・SEO対策の三本柱で事業を展開しており、制作事業のサービスのひとつとしてLP制作を行っています。

LP制作においては、広告代理店として売上向上を重視。市場調査、競合調査、キーワード検索調査を綿密に行い、ペルソナを設計した上で、商品・サービスの訴求ポイントの方向性を定めていきます。
また、ターゲットの属性によってコンテンツを出し分けたり、テキストや画像などの効果を比較する時に使用するA/Bテストの機能や、既存LPを改善するLPOにも対応しています。
LP制作サービスとは別にWeb広告の運用代行も行っており、LP制作と合わせて利用することで、集客も強化できます。

株式会社ZERO

株式会社ZEROは、Web制作を中心として、SEO対策・記事作成代行・広告運用代行などのWebマーケティング業務に対応している会社。
コンテンツマーケティングにLPを活用しており、LP制作実績は300社以上となっています。

LP制作においては、顧客分析・競合分析・自社分析という「3C分析」に基づき、売れるストーリーを作成します。
また、漫画やイラスト・動画なども活用して、ユーザーの購買意欲を掻き立たせるようにLP制作を行っています。

LP制作だけでなく、LPの改善や運用も手掛けており、LPのアクセス数を増やすために、コンテンツSEOとリスティング広告運用、LP改善のためにヒートマップツール導入やA/Bテストを実施しています。

株式会社ウォルトメディア

株式会社ウォルトメディアは、サプリメント・化粧品のEC定期（単品）通販支援に特化したサービスを展開する会社。
スタートアップ～売上10億前後の規模の事業を中心に、リサーチ、商品開発、クリエイティブ、プロモーションまで一貫してマーケティング支援が可能です。

LP制作だけでなく、広告運用やECサイトと連動したプロモーション、事業全体のコンサルティングなどにも対応しています。
EC定期通販に特化しているため、業界ならではの点も理解した上で、事業全体を俯瞰的に見た上での支援が期待できます。

LP制作は、特に新規獲得件数を拡大させることを重視した戦略に基づいて進められます。実際に、売上が大幅アップした事例が公式サイトでも紹介されています。

株式会社アドライズ

株式会社アドライズは化粧品、健康食品を中心として400本以上のLP制作実績がある福岡市に本社を置く企業です。

化粧品などの業界では業界法令を遵守したLP制作が欠かせないため、特に同業種のLP制作経験が豊富な企業に依頼することをおすすめします。

また、同社はLPで様々な商品を販売する知見が豊富であり、アップセルやクロスセルなど売上を増やすためのノウハウがあります。

キャンペーンやアンケートなどの施策を組み合わせたい企業にもおすすめです。

株式会社アイリーラボ

株式会社アイリーラボは、製造業・BtoBに特化したLP制作などのマーケティング支援を行なっています。
長野県に本社があり、一部の県はWebミーティングなどによる対応にはなりますが、全国の中小企業のWebサイト制作などを支援しています。

企業のWebサイトやLP制作だけでなく、SEO対策やWordPress導入などに関するコンサルティングなども行なっています。

株式会社ディーズ

株式会社ディーズは、広告制作会社としてレスポンス広告を20年間制作してきた実績があり、そのノウハウを活かしたのが「5日でLP制作」サービスです。
22万円（税込）でLPを制作できることに加え、最短納期が5日後という短納期も特徴です。

このサービスでは、20年間の広告知見に基づき作成された広告効果を最大化させるフォーマットが用意されています。
このフォーマットと、企業ごとの原稿からLPを制作することで、低コスト・短納期が実現しています。
また、サーバーの契約やサイト公開のサポートを受けることができる「あんしん保証パック」を別途提供しています。

STASEON（スタシオン）

人材派遣などのサービスを手掛ける株式会社エキスパートスタッフが運営している、LP制作サービス。
「STASEON」自体は、クリエイターと企業のマッチングサービスとして運営されており、そのなかでもLP制作に特化した申込ができるようになっています。

デザイン・原稿作成・コーディングまですべて込みで55万円（税込）というシンプルな料金体系。
デザインデータの提供もあるため、他の販促物に素材を利用することもできます。
集客や運用支援は自社でできるので、LPの制作だけシンプルに依頼したいという場合に使いやすいサービスと思われます。

ランディングページ（LP）制作の費用相場

今回調査したLP制作の費用相場としては、制作会社によって条件は異なるものの以下の通りとなります。

自社でワイヤーフレームや素材を作成して制作してもらう場合は10万円から30万円

ターゲットユーザーの分析や公開設定、初期の修正作業を含める場合は30万円から50万円

料金が大きく異なるポイントとしてはデザイン上のカスタマイズが必要な場合やLPの構成などを制作会社に検討してもらう場合は費用が高くなる傾向があり、納期も長期化します。

テンプレートを利用する場合や素材を提供できる場合は費用を抑えたり、結果として納期を短くすることができます。

●各社のLPデザイン相場を比較して紹介するこちらの記事も要チェック！

ランディングページ（LP）に強い制作会社のまとめ

LP（ランディングページ）は、Webマーケティングにおいて欠かせない施策で、そのためLP制作に特化したサービスや制作会社も数多く存在します。

LPを制作したい場合、まずは本ページで紹介したような情報を参考に、どういったLPを制作したいのか、また、自社でどこまで対応できるのかを検討してみましょう。
LPは広告などの集客からCV獲得後の顧客育成など、運用開始後も想定したプランを考えた上で制作することが重要です。

社内に人材がいない、あるいはディレクターやWebデザイナーなどはいるものの、LP制作にかける時間がなかったり、制作から運用まですべて対応するのは難しいという場合は、LP制作会社やLP運用支援サービスの利用が成功の秘訣です。

外部の会社に依頼する場合でも、「集客が強い」「納期が短い」「この業界に特化している」など、制作会社によって強みは様々です。
LP制作会社やサービスを選ぶときは価格比較だけになりがちですが、自社に合ったデザインを制作できるか、納期や修正作業、公開後の改善提案をしてくれるかなどもきちんとチェックしましょう。