お問い合わせフォーム作成サービスの最新相場調査:2018年4月版

投稿日:2017年7月6日 更新日:

(2017年7月版のレポートに追加調査を行い、更新したものです)

多くのWEBサイトには「お問い合わせフォーム」が設置されています。問い合わせだけでなく、「フォーム」は、アンケートやセミナー申込、資料請求などにも対応できます。

お問い合わせフォーム設置は、WEBサイト制作を担当されている制作会社に作成依頼するケースが多いかもしれませんが、HTMLやプログラミングの知識がなくとも、簡単に作成・設置、自動返信まで可能なツール、サービスも増えています。このようなサービスを利用すると、入力項目の修正、追加削除を自社で即対応でき、サービスによっては、デザインもカスタマイズできるので、制作会社への発注コストが抑えられます。

そこで本記事では、お問い合わせフォーム作成サービス選定時のポイントをまとめつつ、主要なサービスと相場観を調査しました。

お問い合わせフォーム作成サービスとは?

「お問い合わせフォーム作成サービス」とは、WEBサイト上に設置し、ユーザーからのコンタクトを受ける「フォーム」を作成するサービス。問い合わせだけでなく、アンケートやセミナー申込、資料請求などにも対応できます。

フォームを作成するメリットとしては次の点があげられます。

お問い合わせフォームを作成するメリット

  • ユーザーからの問い合わせに24時間対応できる
  • 自動返信による即返信、問い合わせ内容の確認ができる
  • 項目設定により必要な情報を漏れなく入手できる
  • メールアドレスなどユーザーのデータを管理しやすい
  • 急にフォームが必要になった際に、自社内ですぐに作成できる
  • 制作会社に構築依頼するより低コストで運用ができる
  • サービスによってフォームの効果測定、分析が可能

お問い合わせフォーム作成は、サイト制作時に制作会社が行う場合もありますが、ツールやサービスを活用することで、自社でフォーム修正を柔軟に対応し、構築コスト削減にも繋がります。

お問い合わせフォーム作成サービスを選ぶ際は、自社でやりたいことを実現できるサービスであるかが重要です。そのために次の点が選定ポイントになります。

お問い合わせフォーム作成サービスを選定するポイント

  • デザインや項目、自動返信メールのカスタマイズ性
  • データを収集、エクスポートできるか
  • スマホ対応、レスポンシブデザインが可能か
  • 自社サイトにフォームの埋め込みが可能か
  • 複数のフォームを作成できるか
  • SSL対応されているか

そんなお問い合わせフォーム作成サービスを7つ調査してみました。

お問い合わせフォーム作成サービスの最新相場調査

1.formzu(フォームズ)

ソフトウェア開発だけでなく経営コンサルティング業務を得意とする会社。社内には、中小企業診断士や情報処理安全確保支援士、ネットワークスペシャリストなどが在籍し、経営の観点から問い合わせフォーム作成などのITサービスを提供。これまでに約90万件の実績あり。

特長

【どんな使い方が多いか?】

  • 企業や個人のサイトで使用する問い合わせフォーム
  • ホテルや旅館の宿泊予約フォーム
  • ECサイトの商品購入用フォーム

【良く利用されるオプション機能やサービスは?】

  • 条件設定機能
  • ファイル送信機能
  • 自動返信メール機能

【うまく活用するコツは?】

「希望のフォームが作れるか不安があると思われますので、手始めに無料試用でフォームを作ってみて、疑問点を解消していただくと良いです」(formzu担当者O 氏)

価格、導入イメージ

【中心価格帯】
ビジネス 11,000円/年

<以下の4プランあり>

  • フリー……0円
  • パーソナル……4,600円/年
  • ビジネス……11,000円/年
  • プロフェッショナル……29,000円/年

※プランにより、ログ保存件数(回答件数)・項目数・条件分岐の1フォームあたりの使用数が変わる
※法人利用はビジネス、個人利用はパーソナルが多い

「有料プランは複数のメールアドレスに送信が可能です。コンバージョンタグ設定もできます」(フォームズ担当者O氏)

→ 詳しくはこちら(formzu(フォームズ)のサイトへ)

2.WEBCAS formulator(ウェブキャスフォーミュレーター)

東証二部の上場企業・株式会社エイジアが提供するアンケート・フォーム作成システム。生命保険、金融機関、官公庁など3,000社以上に導入されているWEBCASシリーズの一つ。タブレット、スマホにも対応し、クロス集計や日別集計などでリアルタイム分析が行える。

特長

【どんな使い方が多いか?】

  • 製品やサービスの満足度調査アンケートフォーム
  • キャンペーン応募フォーム
  • 資料請求、人材採用などの問い合わせフォーム

【良く利用されるオプション機能やサービスは?】

  • アンケート結果のリアルタイム集計
  • 分析

【うまく活用するコツや事例は?】

  • いままで手書きのアンケートを行っていたが、WEBアンケートに移行してから手入力時のミスがゼロになった(利用者の声)
  • アンケート用紙のプリントアウト、配布、郵送、回収の作業がなくなり効率化した(利用者の声)

「アンケートは、棒グラフ表示やクロス集計、また月月、日別単位で見やすい表示となっています」(WEBCAS formulator担当者F氏)

価格、導入イメージ

【中心価格帯】

各社によって異なる

  • 料金体系は、ASP型/SaaS型/導入型によって異なる(詳細は以下参照)
  • フォーム数・データベース構築・メール配信等の機能の違いにより料金が変動

【ASP型(5フォームまで定額で作成可能)】

  • 初期費用 50,000円〜
  • 月額費用 30,000円〜

【SaaS型(50フォームまで定額で作成可能)】

  • 初期費用50万円〜
  • 月額費用10万円〜

【導入型】

  • ライセンス費用 400万円〜(保守費用 別途)

「導入型は全機能がご利用可能ですので、お客様の運用に合わせてカスタマイズできます」(WEBCAS formulator担当者F氏)

→ 詳しくはこちら(WEBCAS formulatorのサイトへ)

3.SPIRAL ®(スパイラル)

情報資産の有効活用を目的とした「情報資産プラットフォーム事業」を行う株式会社パイプドビッツが運営するマルチデータ活用アプリプ作成ラットフォーム。100社以上の金融機関の導入実績あり。

特長

【どんな使い方が多いか?】

  • 問い合わせフォーム ・キャンペーン申し込みフォーム
  • アンケートフォーム ・セミナー申込フォーム ・PHPやAPIで他社システムと連携
  • PHPやAPIで他社システムと連携
  • フォームデザインのカスタマイズ

「登録フォームだけでなく、ユーザー専用ページや登録情報変更フォーム、削除フォームもよく利用されています」(SPIRAL ® 担当者K氏)

【良く利用されるオプション機能やサービスは?】

IPアドレス制限機能

【うまく活用できたコツや事例は?】
  • 10日かかっていたキャンペーンシステムが、3日で構築できた(利用者の声)
  • クレジット契約時の書類やり取りをWEBフォーム導入により、業務効率化と高セキュリティ化を実現。契約書類の時よりミスが減った(利用者の声)

価格、導入イメージ

【中心価格帯】

  • 初期費用:100,000円〜
  • 月額利用:25,000円〜

「月額利用料はデータ量に応じた定額制となっています。そのため、フォーム作成数やメール配信通数による料金変動はありません」(株式会社パイプドビッツ 担当者)

→ 詳しくはこちら(SPIRAL ®のサイトへ)

4.CREATIVE SURVEY(クリエイティブサーベイ)

クリエイティブサーベイ株式会社が提供するアンケートツール。WEBコーディングの価値や表現力等を問う「WEBフォントデザインアワード2013」では、200種類以上のWEBフォントが使える高機能性が評価され、一般部問の準グランプリを獲得。デザイン性に高い評価を得ている。

特長

【どんな使い方が多いか?】

  • フォントや背景、デザインのカスタマイズ
  • 社内アンケート
  • イベントアンケート
  • マーケティング調査

「キャンペーンや人気投票で、弊社のデザイン力が最大発揮できます」(CREATIVE SURVEY担当者N氏)

【良く利用されるオプション機能やサービスは?】

DMPやアクセス解析との連携が可能なスクリプト挿入機能

【うまく活用できたコツや事例は?】

DMPと連携することで顧客情報とアンケートを紐付けし、統計的な情報だけでなく詳細な個別の意見が聞けた(利用者の声)。

価格、導入イメージ

【中心価格帯】
利用が一番多いプラン

  • ブルー 年額 $299

プラン一覧は以下

  • ホワイト:無料
  • ブルー :年額 $299
  • ネイビー:年額 $799
  • エンタープライズ:要問い合わせ

※無料版からエンタープライズに移行するケースが多い

「弊社サービスはどちらかというと「アンケート・調査」に強いツールになっていますが、フォームとして使うなら『BLUEプラン』が多くなっています」(CREATIVE SURVEY担当者)

→ 詳しくはこちら(CREATIVE SURVEYのサイトへ)

5.フォームブリッジ

サイボウズスタートアップス株式会社のクラウドサービス「kintone(キントーン)」kintoneに接続できる高機能なWEBフォームサービス。リアルタイムでデータの閲覧・集計が可能。条件分岐やステップフォーム、横並びレイアウト等、柔軟な設定が可能。

特長

【どんな使い方ができるか?】

  • イベント申込み
  • お問い合わせフォーム
  • セミナー受付
  • アンケート収集
  • 条件分岐を設定した入力フォーム
  • 複数ページに渡るフォーム
  • スマートフォンに特化した表示フォーム
  • 1つのフォームURLで複数言語に対応
  • 最大1,000個まで設定可能なID/PASSWORD設定
【うまく活用できたコツや事例は?】
  • 国内外から寄せられる膨大な問い合わせ情報を、目的別にそれぞれの担当者に自動的に振り分けられ、効率的な運用ができるようになった(利用者の声)
  • FAXやメール添付で送られてきた情報をパソコンで手入力していたが、フォーム入力によりその作業が減った(利用者の声)
  • 身分証明書の提示の際、以前はコピーを送ってもらっていたが、フォームに画像を添付して入力できるようになった(利用者の声)

価格、導入イメージ

【中心価格帯】

  • 非公開

※1ヶ月の無料トライアルあり、無料トライアルを経て有料導入するケースがほとんど

<有料利用は以下の3プランのいずれかを利用>

  • ライトコース:月額利用:6,000円
  • スタンダードコース:月額利用:9,000円
  • プレミアムコース:月額利用:14,000円

→ 詳しくはこちら(フォームブリッジのサイトへ)

6.CUENOTE(キューノート)

ユミルリンク株式会社が提供する、クラウド型サービス(ASP・SaaS)・ソフトウェア。メール配信システムを中心として、効果測定・会員登録フォーム・アンケートフォームまでを提供。1,200社以上の企業・自治体の利用実績あり。

特長

【どんな使い方ができるか?】

  • お問い合わせフォーム
  • 製品・サービスの資料請求
  • ウェブアンケート

「様々な使い方ができますが、フォーム作成で多いのは、問い合わせや資料請求などです。エンドユーザー、取引先への満足度調査のアンケートに活用されるケースも多いです」。(ユミルリンク株式会社 五十嵐氏)

【うまく活用できたコツや事例は?】
  • 流入経路の分析が可能で、戦略立案にも活用されている
  • ウェブアンケートでは、自由記述欄やラジオボタンでの選択など、必要な項目を自由に作成できるため活用しやすい

価格、導入イメージ

【中心価格帯】

  • 初期費用50,000円
  • 月額15,000円

「クラウド基盤のサービスになりますので、弊社はツールを提供して、クライアント様に自由に活用していただく形になります」(ユミルリンク株式会社 五十嵐氏)

→ 詳しくはこちら(CUENOTEのサイトへ)

7.IQ-FORM

株式会社インタークエストが提供するクラウド型データベースシステム。「ユーザー(顧客・会員)管理機能」「フォーム作成機能」「アンケート機能」「メール機能」の4つの機能を組み合わせることにより、WEBマーケティングに必要なPDCAを効率よく繰り返すためのソリューションを提供。

特長

【どんな使い方ができるか?】

  • お問い合わせフォーム
  • ウェブアンケート
  • キャンペーン申込
  • 社内アンケート

「ユーザー向けのフォーム作成はもちろん、社員向けのアンケートのフォームとして活用いただくこともあります」。(株式会社インタークエスト 齋藤氏)

【うまく活用できたコツや事例は?】
  • フォーム数による料金変動がないため、色々な種類のフォームを同時運営したい企業に向いている
  • 商品ごとのフォーム作成をしたい場合に使いやすい
  • 簡易的な会員登録機能があり、そのデータを基にクローズドアンケートも実施できる

「フォーム作成サービスは一般的にCRMによりがちで料金が高くなる傾向にありますが、弊社は低価格ベースで、比較的簡単に多くのフォームを生成していただけるようになっています」(株式会社インタークエスト 齋藤氏)

価格、導入イメージ

【中心価格帯】

  • 初期費用:50,000円
  • 月額:9,500円

※ベーシックプラン、6ヶ月契約時

<その他、上位プランは以下の通り>

  • カスタム:初期費用100,000円/月額費用19,000円

※スタマイズ費は別途

※データ量やメール配信数により追加料金あり

「利用が多いのはベーシックプランですが、数百万円規模の利用もあり、利用価格には幅があります」(株式会社インタークエスト 齋藤氏)

→ 詳しくはこちら(IQ-FORMのサイトへ)

編集部のまとめ

今回の調査で、お問い合わせフォーム作成サービスの中心的価格帯は次の通りとなりました。

  • 初期費用:50,000円前後
  • 月額費用:10,000円~30,000円程度

利用パターンは次の2点が多いことが分かりました。

  • フリープランから有料プランへ移行/
  • 利用数・データ量・機能追加で料金変動

よりシンプルなツールでは月額数千円レベルのサービスもあります。

価格が上がると、利用できるデータ量が大きくなり、カスタマイズや分析など利用できる機能が増えます。どういったフォーム利用をしたいのか明確にした上で、サービスを検討しましょう。

調査実施概要

  • 期間:2018年3月31日〜2018年4月3日
  • 調査方法:インターネット調査及び電話取材にて実施

デジタルマーケティングBPO「Web担アシスト」

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