リアル店舗のネットショップ運営プラットフォーム選び注意点まとめ!無料・有料ASPカートのメリット・デメリット

2021年1月20日

こんにちは、ディレクターバンクの河村です。

コロナ禍のなか、さまざまなジャンルのリアル店舗がネットショップでの商品やサービスの販売を始める動きがあります。もともとEC市場は長年成長傾向にありましたが、この一年ほどの特徴として、これまでEC参入をそこまで本格的に考えていなかった事業者が、急ぎECへの参入を検討している点があげられます。

そこで本コラムでは、もともとリアル店舗中心で展開していた事業者が、ネットショップを立ち上げるときにどうプラットフォームを選べば良いのか、その注意点をまとめます。

モールに出店するか、自社ECを立ち上げるか

ネットショップを立ち上げるとき、最初の選択肢となるのが、ECモールに出店するか、自社ECサイトを立ち上げるかです。主要なECモールとしては、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがあります。

ECモールはモール自体に集客力があるというメリットがある一方、モール内での差別化が難しく価格競争に陥りがちというデメリットもあります。価格競争で負けない商品か、需要はありながら競合が少ないという商品でないと、モールですぐに売上を伸ばすのは難しい状況です。

リアル店舗の顧客にそのままECサイトを利用してほしいという場合や、ブランドを大切にする商品などは、モールよりも自社ECが向いています。

自社EC立ち上げにはASPカートの利用がおすすめ

個人店や中小規模のリアル店舗が自社ECサイトを立ち上げるときは、ASPカートを利用することをおすすめします。

リソースに余裕のある大規模の店舗であれば、カスタマイズ性の高いECパッケージや、一から自社に合わせてシステム開発を行うフルスクラッチという選択肢もありますが、ここでは割愛します。

ASPカートにも、無料・格安プランを基本としたものと、有料プランのものがあります。すぐに始められるのは無料・格安のASPカートですが、将来的にECサイトをリアル店舗と同規模あるいはそれ以上のチャネルにしたいという場合や、商品のジャンルや販売形態によっては、多少時間やコストがかかっても有料ASPカートを選んだほうが良いかもしれません。

無料・格安ASPカートのメリット・デメリット

無料・格安ASPカートとして代表的なのは、BASESTORESです。

無料・格安ASPカートのメリットは、固定費を抑えて気軽に始められる点です。リアル店舗の補助的にECサイトを立ち上げたいという場合や、不定期な販売、1~2人の運営で展開していきたいという場合は無料・格安ASPカートで十分カバーできます。

一方で無料・格安ASPカートは、有料ASPカートに比べるとデザインや機能のカスタマイズ性に劣ります。また、固定費が抑えられる分、売上が伸びてくると決済手数料が大きくなりがちなので、有料ASPカートとどちらを選ぶかのひとつの基準になります。

ちなみにSTORESでは、商品の販売だけでなくサービスの販売を行っている事業者向けに、予約システムの提供も行っています。

有料ASPカートのメリット・デメリット

有料ASPカートのメリットは、ECサイトの規模感や商材のジャンル、販売形態に合わせた機能を選ぶことができる点です。カートやプランによって料金に差はありますが、固定費として月額数千円~数万円程度がかかります。初期費用も同程度です。

有料ASPカートのデメリットとしては、無料・格安ASPカートに比べるとサービスによる料金や機能の差があるので、自社に合ったサービスを選ぶのが難しいという点があげられます。

たとえば、有料ASPカードのなかでも比較的料金を抑えられるのが、カラーミーショップイージーマイショップです。一方、デザインや機能のカスタマイズ性を重視するのであれば、フューチャーショップメイクショップなどが向いています。

リアル店舗との販売・在庫情報の連携がスムーズにできるか

リアル店舗を中心に展開してきた事業者がECサイトを立ち上げる場合、利用するASPカートでリアル店舗とECサイトの販売情報や在庫情報の連携がスムーズにできるかは、チェックしておきたいポイントです。

オムニチャネル販売に関する機能が充実しているASPカートであれば、リアル店舗とECサイトの情報連携がスムーズにいくことが多いはずです。

特定の販売形態に対応したASPカートや機能もある

ASPカートのなかには、セット販売やオーダーメイド販売、リピート販売など、特定の販売形態への対応を重視した機能をもつサービスもあります。これらの販売形態がメインの場合は、対応できるASPカートを選ぶようにしましょう。

ECサイトと連携できるPOSシステムもある

リアル店舗のレジで販売情報を管理するためによく使われるPOSシステムのなかには、ECサイトと連携できるサービスもあります。

たとえば、POSシステムのSquareでは、ECサイトを立ち上げ・運営できる機能があります。SquareのECサイト機能で特徴的なのが、デリバリ―や店舗での受け取り注文に対応でき、飲食店が使いやすい設計になっているところです。

あるいは、世界的によく使われているECプラットフォームのShopifyでは、ECサイトとリアル店舗の販売情報を一括管理できるShopify POSという機能が追加料金不要で利用できます。

自店舗に合ったプラットフォームがきっとある

ECのプラットフォームは日々進化しています。特にコロナ禍において、EC参入を検討する事業者が増えたことで、プラットフォーム側の進化も加速している印象です。

以前はECサイトでの販売が難しかったという事業でも、今なら可能性が広がっているかもしれません。販売機会を広げるためにも、ぜひ検討してみてください。

DX化のためのシステム開発、Webマーケティングシステム導入の支援なら

ディレクターバンク(株)のシステム構築支援では、即戦力のPM、システムエンジニアがDX化のためのシステム開発、Webマーケティングシステムの導入をご支援します。

詳しくはコチラ

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

i.kawamura

山口県出身。王朝文学が好きで研究者を夢見て大学で国文学を専攻するも、方針転換で就職。新卒で入社した会社でネットショップ運営に携わり、カスタマーサポートから商品開発、プロモーションなどを経験。その後、EC業界向けメディアに転職。編集部でメディア運営や業界紙の制作ディレクションを経験した後、フリーのライター・編集者として独立。