WEBマーケティング会社とインターネット広告代理店の違いとは

2019年9月19日

自社WEBサイト運営でのKPI、KGIを実行、達成するために、外部の支援会社に依頼するケースも多々ありますが、その多くはWEBマーケティング会社か、インターネット広告代理店の2種類に分れるかと思います。
ただ、インターネット広告代理店は、会社によって「WEBマーケティング会社」としてインターネット広告代理業をされている、と記載されていることもあります。これは間違いでは決してありませんが、自社の課題を解決するためには、どのサービス内容を主軸においているかを、改めて知っておくと、よりミスマッチなく、会社を選定できるかと思います。
そこで、今回は、WEBマーケティング会社と、インターネット広告代理店の違いについてまとめてみました。

そもそもWEBマーケティングとは

まずは、WEBマーケティングの定義付けがまず難しいかもしれませんので復習しておきましょう。会社によってWEBマーケティングの定義は異なりますが、
ざっくり言うと、「WEBを使ったマーケティング施策」です。

具体的には、

  • WEB(SNS)を使った自社サービス、商品の販売
  • WEB(SNS)を使った自社ユーザーや、潜在、健在顧客とのコミュニケーション
  • WEB(SNS)を使った自社のプロモーション
  • WEB(SNS)を使った顧客分析
  • WEB(SNS)を使った市場調査、データ収集

などが挙げられます。

インターネット広告代理店とは

インターネット広告代理店は、上記WEBマーケティング施策になります。

具体的には、

  • WEB(SNS)を使った自社サービス、商品の販売
  • WEB(SNS)を使った自社のプロモーション

などの課題解決手段として、インターネット広告出稿を行う会社です。リスティング広告や、SNS広告がそれに該当します。
上記施策を行う上で、競合他社の分析や、LPサイト制作も合わせて行う会社も多くあります。また、広告出稿の結果から、顧客分析まで対応まで行ってくれる会社さんもほとんどかと思います。
そうなると、インターネット広告代理店はずばり WEBマーケティング会社の1種なんですね。

ただ、そのWEBマーケティング施策手法の着地点は、「インターネット広告出稿」だということです。

そして大きな特徴として、施策の結果がすぐに出やすいということです。インターネット広告は数字で結果が出ますので、急ぎ課題を解決したく、会社である程度の予算を工面できるのであれば、効果的な施策となります。

WEBマーケティング会社とは

ではインターネット広告代理業を行わないWEBマーケティング会社とはどのようなサービス内容になるかは、次の通りです。

具体的には、

  1. WEB(SNS)のデータ、顧客分析
  2. WEBサイトのSEO対策
  3. WEBやSNSを使ったユーザーや、潜在、健在顧客とのコミュニケーション施策
  4. WEB(SNS)を使った市場調査、データ収集
  5. 自社サイト・LPサイト制作
  6. インターネット広告代理店との窓口、コミュニケーション対応

ざっくり言うと、インターネット広告出稿以外でのWEBマーケティングです。
インターネット広告出稿がWEBマーケティング施策として必要になった場合は、提携するインターネット広告代理店の紹介や、代理店とのコミュニケーション対応を行ってくれる会社も多くあります。

ただ、上記見て頂くとわかるように、そのサービス内容の範囲は広く、それぞれに専門知識を要しますので、WEBマーケティング会社によっては上記の中の1つの施策に特化しているケースも多々あります。
例)

  1. SNSを使ったプロモーションやコミュニケーション施策に特化
  2. 内部SEO施策に特化
  3. コンテンツマーケティングに特化

WEBマーケティング会社の特徴として、インターネット広告代理店のように、すぐに結果が出るわけではありません。
結果が見えにくいこともありますし、結果が計測できるようになるまでに3~6ヶ月必要という場合もあります。

長い目で見て、WEBマーケティング施策を行うことによって自社におけるWEBサイトの役目が達成できるよう育てていく、と考えると分かりやすいかもしれません。
インターネット広告は、広告出稿している間は結果が出ますが、広告出稿をやめたあと、そのサイトが成長し続けるかというと、その部分は弱いです。

まとめ

WEBマーケティング会社とインターネット広告代理店の違いをご理解頂けたでしょうか。
もしかすると、このような線引きをすること自体がナンセンスかもしれませんが、自社の中で、はっきりと「インターネット広告出稿以外の施策をしたい」ということが明確であった場合、WEBマーケティング会社と言われるサービスの内容を知っておくことは大切です。とある会社に相談したら、結果インターネット広告を勧められた、ということがあると時間の無駄になってしまいます。

まずは自社でWEBサイト運用におけるどの部分でのWEBマーケティング対策を行いたいかを、明確にした上で、WEBマーケティング会社選びをおこなってみてください。

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Hirao Mie

世界最大級人材サービス会社にてWEBディレクターを9年、その後Global Clients solution事業部にて、本社オランダや、世界各国の同事業部とのコミュニケーション、情報共有、来日時の対応に従事。2人目出産のタイミングで退職し、2012年にフリーランスWEBディレクターとして独立。2017年よりディレクターバンクスタートアップメンバーとして見積もり相場ガイド編集長に。現在は裏方に周りSEO周りを担当。